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『きのえねSAKE CAMP』へ行ってきた
今年のGWも終わりましたね。
僕は今の仕事になってからGWが休みになり(妻の仕事が休みなのでそれに合わせて休むことにしたのですが)、例年どこかしら出かけるようになりました。
子供が産まれてからはなるべく外で遊べるようなところへ行きたいと思っているのですが、今年はなぜかキャンプ熱が高まっていることもあって、グランピング施設を選ぶことに。
グランピングはもう市民権を得た言葉だと思いますので詳しい説明はしませんが、グラマラスとキャンピングを混ぜた造語で、ホテルのようなサービスの中でキャンプをするという感覚です。
なので、本格的なキャンプとは違い基本的に宿泊施設側の人があれこれやってくれます。小さい子連れには非常に楽なやり方ですね。
過去にもグランピング施設はいくつか行っているのですが、今年は千葉県にあるグランピング施設を選ぶことにしました。
一応理由があります。
その施設はグランピング施設ではあるのですが、本業は酒造なのです。
酒造りをしっかりやっている中で、キャンプ施設でお酒を楽しんでもらうというコンセプトのもと運営されているところなんですね。
ここが非常に興味深いところだったので、ご紹介してみます。
『きのえねSAKE CAMP』へ行ってきた
今回お邪魔したのは、きのえねSAKE CAMPという施設です。
千葉県・南酒々井にあります。成田空港から程近い場所ですね。
”きのえね”は漢字で”甲子”と書くのですが、干支で一番最初の『ね』にあたり、原点に戻るという精神があるのだとか。
運営しているのは『株式会社飯沼本家』というところで、何度も言うようにお酒を作る会社です。
創業が元禄年間だそうで、およそ300年前ということになります。
敷地内にはカフェやレストランがあり、お酒の良さを楽しみながら食事ができるようになっています。
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ここに昨年グランドオープンしたのが、グランピング施設であるSAKE CAMPです。
酒造で試飲ができない車での来場者の人でも、宿泊してお酒を楽しんでもらえるようにとオープンしたのだとか。
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今回はここに宿泊することになりました。
余談ですが、15時からチェックイン可能だったので15時半頃に到着したのですが、受付に行くと予約リストに名前がなく、「えっ??」ということに。
よくよく確認してみると、妻が予約した日が翌日からの宿泊で我が家が1日間違えて行ってしまっていました。(地獄)
途方に暮れていたところ、施設の方が管理棟の1部屋を貸してくれることになり、1日目はそこに寝袋を敷いて寝かせてもらいました。
本当にその節はご迷惑をおかけしました…
さて気を取り直して、宿泊日当日。
キャンプエリアの周りには広めの芝生公園があり、そこで昼間の時間は遊んだりぐっすり眠ったりと堪能していました。幸い天気も良く、息子は大はしゃぎ。
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周囲の森を散策したり、カフェで食事やおやつを食べたりとかなり堪能できます。
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夜の食事はBBQの用意があり、テントの横でBBQ大会です。
カフェ併設のショップには様々なお酒が販売されているため、そこで買い込んで飲むことに。
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僕と妻が選んだお酒は2種類。
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左が『きのえねアップル』、右が『平成16年醸造 濃醇旨口』です。
ちなみに『きのえね』というのはお酒の名前で、醸造方法に合わせていろんな種類のきのえねがあります。
飲み口はというと、平成16年醸造 濃醇旨口はいわゆる古酒(クースー)で熟成したお酒。日本酒なのに紹興酒に近い風味が味わえて、お肉のような味の濃いものに抜群に合います。
もうひとつのきのえねアップルは二人とも本当に気に入ったお酒で、飲みやすく料理に合わせても良くかなりのおすすめ。
『アップル』という名前ですが、りんごが使われているわけではなく、りんご酸が多く含まれる酵母を使っているのだそうです。ちなみこれは近所の酒々井アウトレットにあるコンビニにも売られていました。かなりの人気商品らしい。どうやら在庫も少ないそうです。
ショップや商品・施設全体も含めてなのですが、ここ、明らかに優秀なデザイナーさんが入っています。ラベルもとても魅力的ですし、売られている商品や施設内の案内表示などもデザインセンスがとても素晴らしい。
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シャワー室へ行く道もかなり狭くボロ目に見えるところだったのですが、デザインがひとつ入るだけで全然見え方が違います。こういうの真似したい。
さて、BBQを楽しんでからは焚き火に切り替えです。
炭から焚き火の薪へと、こちらも施設のスタッフの方々が火をつけるところまでやってくれます。
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グランピングなのでとにかく手間がかからず楽です。
その後は、ショップで売られていた花火をして楽しみました。
就寝は大きなテント内にもうひとつ寝床用のテントが用意されていて、マットと寝袋でぐっすり。
飛行機の音が時折聞こえてはくるものの、森に囲まれていることもあってとにかく気持ちよく眠れました。
翌朝は鳥の鳴き声で目が覚めるという最高の環境。
そして早起きをしたらこちらも用意してもらっていたホットサンドを焼き朝ごはんです。
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至れり尽くせりですが、キャンプが目的というよりもお酒を楽しんでもらうことが主目的になっている施設だからこその楽しみです。
さらに食後は、すぐ隣にある竹林へ。
なんと自由にタケノコ堀りをして良いとのことで、軍手だけ持っていっていたのでスコップを借りて息子とタケノコ堀りへ向かいました。
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この竹林にはカブトムシの幼虫が大量にいるとのことで、タケノコついでにカブトムシの幼虫探しも。
施設の方が息子が持って帰れるようにとケースまでくれていたのですが、こちらもあっさり見つかり持って帰ることになりました。(さすがに苦手な人もいるでしょうから写真は載せません笑)
結果的に軽く1泊して帰る予定が、2泊3日の旅になったものの終始大満足の時間になりました。
きのえねというお酒のことも知れたし、こうして人に伝えたい気持ちが膨らんでしまうなど、コンセプトにまんまと載せられた気がしていますが笑。
本当に素敵な施設です。
宿泊施設に関しては、我が家は実はかなり好きで足を運んでいます。
ホテルや旅館など、金額の大小問わずそれなりに泊まってきましたが、SAKE CAMPはやっぱり本業がある強みを感じます。
本業が酒造であり、それをより良い形で知ってもらうというための施設だからこそ、宿泊施設としての良さというよりも総合的に楽しめる良さを感じられるわけです。
ビジネスの観点から見て本当に学べることの多い施設です。
我が家が帰る日には田植えイベントをやっていたり、6月以降にはブルーベリー狩り、秋には稲刈り体験とまだまだ楽しめる要素がたくさんある様子。
また行ってみたいと思います。