網走マラソン
その時に心に響いたことがだんだん薄れていく。
何も書いていないヨーロッパ必死の一人旅の記憶も薄れ始め、重い腰を上げて自分の頭の整理をしなければとnoteを開きます。
9月末に行われた網走マラソンに行ってきました。初めてのフルマラソンです。
羽田→札幌→女満別と進むごとに、なぜ申し込んでしまったんだろうか(理由があるのですが)なぜここまで来てしまったのだろうかという後悔。
ホテル内で他のランナーの方を見るたびに、また後悔。
スタート地点(1番後のJグループ)でも周りの人たちが、みんなエリートに見えました。
皆んなが私より若く見えました。(58歳だからってずっと言い訳してました)
ところが走り始めたら意外にも楽しく、ゆったりのんびり走りました。20キロくらいで、右股関節が痛くなり、
あー股関節が原因でリタイアか、と思ったのですが、
ピラティス的に調整しながら走っていたら痛みが消え、最後の関門も大丈夫で
残り4キロほどのところで気持ちが切れてしまい歩いていたのですが、
通りがかった6時間半以内のペーサーの方に、
「怪我してなければ、走った方が楽ですよ。ご一諸にどうぞ〜」って声をかけて頂き
ありがたいです!ってついていって
6時間17分で完走できました。
感謝!
一年前はまさかフルマラソンを走るとは想像していませんでした。
運動は、楽しくて続けているヨガやピラティスを週一でご近所さんたちとしているくらいでした。
夫も娘たちも、途中で倒れているのでは⁈と、私のGPSを見守っていたそう。
途中で途中でGPSが消えて、あーやはりダメだったかーって思って連絡を待っていたら
また動き出して驚いたそうです。
そもそも何故走ろうと思ったのか。
大切に育てていた性格が悪くて面白くてヤンチャな犬、ニコラを亡くし
どうにも気持ちの立て直しが出来ず
食べてなくて、眠れなくて、
去年の6月からのニコラのお世話に専念したく、それまで10年続けていた手作り石けんの教室を辞め、
ニコラを見送った後もお休みしていたヨガレッスンを再開も出来ず
これじゃいかんと、
ヨガを1人で朝に晩に昼にしても、帰って精神的にキツくなり
(私の場合、なぜもっと○○してあげなかったのだろうと、頭に浮かびまくってしまい)
ならばと、禅寺に1週間断食に行ったのですが、お腹が空いて、夜中頭が冴えまくり、
ますます眠れず
そんな時に、
スウェーデンの精神科医アンディシュ・ハンセンの「運動脳」を再読したのです。
集中力とか意欲とか創造性って帯に書いてありますが、
内容が濃く、たくさんのエビデンスが数値で載っていて、
何より、走る→心拍数が上がる(ここ大事です)→ストレスに対応できるホルモンの出方になる→海馬の容量が増え、前頭葉まで作用する→結果、心に効く
のです。(だいぶ端折ってます)
再読して腹落ちし、
走るしかないわ!って。
今年の元日から走り始めました。
最初のうちは、シンスプリントになったり、
ヒザを痛めたり、
で、4月からジョギング教室に月2で通い始めたら、
走ること・ピラティス・ヨガの3つが、
自分の中でカチカチとハマり
私でもフルマラソンに挑戦できるだろうか、
出来なくてもいいから挑戦だけしてみよう、
そして何より、気持ちの立て直しをしたい!
申し込んだのでした。
(人気の大会なので募集が始まった4月にすぐに申し込みました)
それから初夏にヨーロッパに1人で行き、
3週間その日を無事に終えるのに必死で、
それも心に効きました。
網走マラソン後に感じたこともnoteに書かないと、頭の整理がつかないなぁ。
なので、続く。
※
・坂道は歩きました。
・おトイレも3回行きました
・網走マラソン名物の牛肉やホタテは、内臓弱弱なのでパス
・シニア先輩ランナーの姿に励まされました
・楽しいエイドに励まされました
・余裕が全くなく、網走マラソンの写真はゼロです
#想像していなかった未来
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#気持ちの立て直し