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TEPPEI RECOMMEND 2024 10/19 ~10/25

いまオススメのロックをテキストと共にお届けするTEPPEI RECOMMEND。いやあ5月11日以来、5か月と1週間ぶりくらいですよ。ご無沙汰してました。ここでの更新を止めてからもXとインスタでTEPPEI RECOMMENDの曲紹介は毎週やってたんですが、曲を並べるだけじゃあなんか物足りないなというのがあり、自分的に枯渇していたエネルギーが充満してきたということもあって、また始めることにしました。よろしくです。

さて、今週の紹介は8曲。が、今週リリースの曲はゼロ。すべて先週とか先々週とかもっと前の曲。頑張ってはいる(大体の新譜は金曜日の午前0時にリリースされるので、その時間にSpotifyを開いて『最新情報』からお気に入り登録しているアーティストの新譜を片っ端から聞いていくんだけど、シングルもアルバムもあるんで週によってはそれが200曲とか300曲とかになって、全部チェックするのに1時間から1時間半くらいかかる場合もある)んですがリアルタイムに曲を捕まえるのは難しいっす。なんて言い訳してると文字数ばかりくうので早速まいりましょう。曲にはYouTubeのリンクを貼っておきます(Spotifyに入ってない人はそっちからチェックしてください)。

一曲目から四曲目は先週リリースのHumdrum(ハムドラム)のデビューアルバムから。Humdrumはアメリカはシカゴのローレン・ヴァンダービルトによるプロジェクト。アルバムを聴けば頭からお尻までシューゲイザーというかドリームポップというかネオアコというか、とにもかくにもキラキラサウンドのオンパレードで、この手の音楽が好きな人には絶対にオススメ。一曲目(アルバムでなくTEPPEI RECOMMENDのプレイリストの一曲目)の『Superbloom』は疾走感あふれる爽やかな曲で、イメージとしては河川敷沿いの道を髪をなびかせながら高校生が自転車を立ちこぎしてる感じ。まあ青春です。て、青春っていう意味では他の曲もそうで、二曲目の『Wave Goodbye』なんかも十代のきらめきを見事にとらえてる感があるのだけど、一曲目に比べてBPMが抑えられてて憂いを帯びたエモいサウンドになってる。その点BPMは似たようなもんだと思うけど、三曲目の『See Through You』には二曲目のような憂いは感じなくてカラッとしていて、いいこと(気になるあの娘と話せたとかそんな些細な幸せ)があった学校から帰り道で鼻歌でも歌ってる、そんな陽気さが漂う。その幸福感は四曲目の『Come And Get Me』にもあって、跳ねるリズムのこの曲を聴きながら晴れた昼下がりに散歩してたらスキップしてしまいそうだよ。

五曲目と六曲目も先週のリリース。アメリカ、ニューヨーク、ブルックリンのインディーロック・バンド、Bear Hands(ベアー・ハンズ)から。五曲目の『Intrusive Thoughts』(なんだこのMVのレトロ感は!)も六曲目の『Mosquito Song』も聞き心地がいいエレポップで、『Intrusive Thoughts』はひとつふたつ盛り上がりがあった後の午前三時とか、『Mosquito Song』はこれからパーティーが始まるっていう十二時過ぎとかのダンスフロアにはまりそう。

七曲目はSkinner(スキナー)の『Geek Love』。スキナーはアイルランド、ダブリンのアーティスト、Aaron Corcoran(アーロン・コーコラン)のプロジェクト。MVを見るとドラムやベースに加え、ボンゴ(だよね多分)やカウベルなどの音が生み出すトリピカルな下地にエレキギターの不協和音、がなるボーカル、それにサックスも合わさって、ラプチャーとか今年六月に亡くなったジェームス・チャンスとかが頭を過るのだけど、曲はとってもコンパクトでコマーシャル(聞きやすい)で、これはダンスフロアに映える。

今週のラスト、八曲目は七年ぶりの新曲、Benjamin Booker(ベンジャミン・ブッカー)の『LWA IN THE TRAILER PARK』。ベンジャミン・ブッカーといえばなにからかけようか、かけた後にどの曲に繋ごうかと迷うことで有名(?)な高速ソング『Violent Shiver』のイメージだったのだけど、この曲はまた極端にゆっくりしてる。めっちゃ速いかめっちゃ遅いか極端なのが好きなんですかね、ブッカーさんは。たぶんBPM70くらいしかないこの曲をどうかけるべきかとすでに考えてしまっているのだけど、それはそれとしていいっすねこの曲。背景で響くノイズや不穏なサウンドに美しい歌メロと時折ピアノ音がのっかってレディオヘッドを聴いてるような気分にもなる。さてどうかけようか?

ということで久々にnoteを書いてみました。いかがだったでしょうか? 今回は今週リリースの新曲を紹介できなかったけど、来週はリアルタイムの曲を紹介できるといいな(といっても自分だけの努力ではどうにもならないんだけど)。こんな感じで来週からもやるのでよろしくです。最後に恒例の雑感を少しだけ。

【今週の雑感】
まずは告知から。再来週11月9日(土)23時から渋谷の頭バーでロックDJパーティー『BURN BABY BURN』やります。23時からのオールナイト。前に『BURN OUT』っていうのやってたけどその続編的なパーティー。主催者は遠藤孝行で、自分と秋山真三が補佐役(政党でいうと幹事長と政調会長みたいなもん)的な立ち位置で関わってます。ぜひ遊びに来てください。

11/9(土)
BURN BABY BURN
@頭BAR https://zubar.jp
23:00-dawn
1st drink ¥1,000
DJ 遠藤孝行、武内庶民、kenseidoi、カリン、関澤鉄兵、秋山真三

あとこっちは自分の告知ですが、一か月ほど前から『DJてっちゃんねる』なる番組をYouTubeで始めました。そうですYouTuberです(チャンネル登録者数は10人ですが。なので登録お願いします🙏)。これまでは毎週日曜とか土曜の21時に曲を紹介しながらDJするという配信を生でやっていたのですが、明日からしばらく(ずっとかも)録画した番組をお届けすることにしました(もう完全にYouTuber)。録画配信の第一回目は明日14時を予定しています。またX(https://x.com/SekizawaTeppei)とかインスタ(https://www.instagram.com/sekizawateppei/)のストーリーで告知します。内容はここ二三年の新譜が半分、懐かしの旧譜が半分になるバランスを保ちつつ、すべての曲をマイクを使って紹介し、毎回新しい分野や繋ぎなどにもチャレンジしたいと思ってます。風変わりなラジオとして聞いていただければ。

さて告知が終わったところで今週の音楽界の話題に移りましょう。今週は何といってもBLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズがタッグを組んだこの曲『APT.』。現時点でMVの再生数は一億三千万を超える化け物曲。曲自体はまるっきしThe Ting Tingsで、自分は遊びにいったパーティーで2007年リリースのデヴューアルバムから『Great DJ』やら『That's Not My Name』(APT.っぽい!)がかかる度に、まだそこいくのかと(盛り上がるんだけど)ちょっとうんざりしているのだけど、実はそんな自分の方が古くて、世間ではいまこそThe Ting Tingsなのかもしれない。まあ積極的に狙っていこうとは思わないけど、『APT.』は購入したからどこかでかけるかもしれません。話は変わるんだけどロゼってBLACKPINKの中では目立たないというか、自分の中でBLACKPINKといえば(にわか中のにわかなのでファンの方がいたら寛大な心でお読みください)ダンスが上手なリサと記憶に残る顔芸が素晴らしいジェニーのツートップが引っ張ってて、他に正統派美人のジスがいるイメージだったのだけど、『APT.』のMV観てロゼの評価が三倍くらい跳ね上がった。とってもキュート。この二人にタッグを組ませよう、こういうMVにしようって決めたプロデューサーの力だね。素晴らしい。

長くなりました。最後までお付き合いいただいた方いたら、ありがとうございました!

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関澤鉄兵
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