春の訪れ
2024年春
今年も桜の季節がやってまいりました。
何度かの寒暖の波が過ぎて、桜並木の枝も心なしかピンク色。
そう、もうすぐこの景色が今年も見れますね。
年に何度かの風物詩はあるものの、僕の中ではやはり桜の風景はひとしおの面持ちがあります。
一つの人生で、何度この桜を見ることができるのか?とか考えると、ちょっと切なくなったり。その切なさと共に、この今という時を精一杯生きなければならないと思えるキッカケにもなる。それがこの「春」「桜」の季節です。
「梅は咲いたか桜はまだかいな」
「江戸小唄のこの歌詞には続きがあるって知らなかったんですが
梅は 咲いたか桜はまだかいな 柳やなよなよ風しだい
山吹や浮気で 色ばっかりしょんがいな
あさりとれたか蛤やまだかいな 鮑くよくよ片想いさざえは悋気で 角ばっかりしょんがいな
柳橋から小船を急がせ舟はゆらゆら波しだい 舟から上がって土手八丁吉原へご案内」
つまり、春から初夏への移り変わりを謳っているんですよね。
花とグルメ、日本らしい目と舌の風景です。
https://youtu.be/bnujaSoUvrw?si=Te79anOdfnF58LW0
春は足元からやってくる
僕の好きな曲でさだまさしさんのこんな曲があります。
足下から始まる春の知らせが少しづつ伸び上がって、オオイヌノフグリ、水仙、木瓜、梅、桃、桜と天に登っていく風景が好きです。
ぜひ、この春も、精一杯体感していきたいものです。
さて、花見も落ち着く頃、今年最初の高座に上がらせていただきます。
高座といっても、こちらの寄席は着席スタイル。
ぜひ、皆様のお越しをお待ち申し上げます!