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ニュータウンの風景

コロナ自粛期間、これまでの怒涛の生活から離れ、自分の暮らしに目を向けられる時間が増えた。仕事での資料整理や部屋の断捨離などを一通り終えたあとは、毎日街を散歩してみることにした。まちづくりを生業にしているので、フィールドワーク的にひと通り住んでいる街は歩いてきたが、よりフラットな目で街を眺めることができているように感じている。結局歩き回っているうちに楽しくなってしまって、いまは隣町まで足を伸ばしてしまっている。

散歩はいい。

というか、今まで自分がいかに色眼鏡で街を眺めていたのかということに気づかされた。ニュータウンの多くが、その場所の歴史や文化とは関係なく、経済の理論で土地を開発し、場所に文脈がないものだと思っていた。実際そういった側面もあるのだろうが、散歩はそういったことを忘れさせてくれる。同じような区割りの敷地、車優先の道路、都市計画上必要な緑地と公園…そういった合理的計画的に作られた街の中やすぐそこに広がる旧村エリア、微妙につくりの異なる隣町・・・歩けば歩くほど、「なんかいいな」を感じるニュータウンの風景に出会うことがある。

そこで見つけた風景を写真に撮っておくことにした。フィールドワークでは「いいとこ」とか「気になったところ」とかどうしても少し穿った目でみてしまうのだけど、そういった頭のスイッチを切ってしまって、単純に写真に収めたい風景を撮っていくことにしたいと思った。

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街路樹も場所によって植えてあるものが違ったり、なくなってしまった場所に近所の住民が新たに花を植えていたりとかなり場所によって個性がある。

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住宅地のすぐそばに鬱蒼とした緑とお墓がみられたりする。


ほんとに小さな気づきばかりだと思うのだけど、自分の中では大きな変化で、撮り溜めていくとなにか見えてくる気がしている。記録しここで定期的にアップしていきたい。



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