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Tanchjim Bunny(タンジジム バニー) は Tanchjim 4Uの樹脂筐体版の趣きもあり、より生音や柔らかい音にマッチしている。DSP版のほうがお勧めかも?なエントリーモデル。イヤホンレビュー #PR

Tanchjim Bunny 3.5mm マイク付きイヤホンレビュー

Tanchjim 4Uにつづいて、それよりさらに廉価版のリケーブル可能イヤホンである、Tanchjim Bunny(タンジジム バニー)をレビューできることになりました。


Tanchjim Banny

今回は「HiFiGO」さんのご提供でお送りします。

パッケージ内容には7サイズのイヤピース、セット済みのケーブル、そして巾着袋が含まれています。全体的には4Uの樹脂筐体版といった趣があります。そしてもしTanchjim Bunnyの購入を考えるならせっかくであればDSP版を選ぶことをお勧めします。

Tanchjim BannyはTanchjimの中でも再エントリーレベルに位置するイヤホンですが、妥協する部分のバランスについては良く考え抜かれていると思いました。これより安価なモデルはリケーブルが不可能なものとなります。

採用されている技術的には、筐体のカッティングエッジテクノロジー、Mazeシングルダイナミックドライバー、Maze背面音響キャビティ、DMT4Ultraの振動板を搭載、とTanchjim 4Uにも採用されたDMT 4 Ultraという技術を引き継いだ要素もあります。
DMT 4 Ultraでは「FEA(Finite Element Analysis)有限要素解析テクノロジーにより設計されたエッジ曲率と相まって、特定の低域振動においてより理想的な振動特性を持つとともに、振動板全体の剛性と平滑性、ダイナミクス性能の向上を実現している」(メーカー主張)という触れ込みです。

このBunnyの兄弟モデルであるTanchjim 4Uのレビューもありますのでぜひご覧になってください。

それではレビューに行ってみましょう。

パッケージと付属品

  • イヤピース:7サイズのイヤピースが含まれており、耳に合うサイズを見つけやすいです。

  • ケーブル:最初からセット済みで、使いやすさを考慮。

  • 巾着袋:イヤホンを保護し、持ち運びに便利です。

音質とパフォーマンス

普通に聞く限りでは4U樹脂筐体版くらいの印象です。2024年のイヤホンとしては標準的な音質で、特別悪いわけではありませんが、樹脂の響きが多少感じられます。ただし、音量を上げすぎると音質について悪い影響が感じられる可能性があると私は思いました。

エントリーレベルのハイファイを再紹介する、カッティングエッジテクノロジー、Mazeシングルダイナミックドライバーイヤホン。音響Maze背面キャビティ、DMT4Ultraの振動板を搭載。

比較と評価

  • Salnotes Zeroとの比較:3.5mm版については、Salnotes Zero(Zero2は不明)と似た印象を受けました。ただTanchjim BunnyののほうがSalnotes Zeroよりは低音はあるという感じの聴き心地で、高音域滑らかで伸びいています。

    • 高価な分だけBunnyの方が劣るかもしれません。

    • Tanchjim Bannyは生楽器系の録音の方が良さが引き立つように感じます。

  • 電子楽器の場合のレスポンス:筐体の響きが残り、タイトさ、スピード感に欠けることがあるかもしれません。

音場感と付帯音

音場感については、樹脂筐体の響きやチャンバーメカニズムによる部分が個人的な好みではないので評価はあまり高くありませんが、それでもプラスチッキーな付帯音ではないため、嫌な感じはあまりありません。
共鳴が感じられる周波数帯は200〜400Hz、800Hzで、特に低音部のドラム系の表現で、電子楽器などの場合では過剰なふくらみ感などの影響を感じることがありました。

Tanchjim Bannyの総評

  • DSP版がおすすめ:買うのであればDSP版を選ぶことをお勧めします。イコライザで調整できる、マイクもついている、Type-Cでスマホ直差しで使える、等、利便性が高く、専用のチューニングもDSP版であれば提供されるので、満足度が高いと思われます(レビューは3.5mm マイク付き版で行いました)

  • 使用感:基本的にはスッキリとした音が特徴で、まとまりが良く使いやすいイヤホンですが、価格帯なりの品質感は感じられます。

  • 推奨の用途:ボーカル曲やポップス主体であれば、ほとんどの人が満足するであろう品質には達していると思います。

  • より安価なモデルが今後用意されている見込み:断線の危険が少なければTanchjim Zeroの改良版のTanchjim Zero Ultimateが出るそうで、そちらの方が音質的なまとまり方としては好みで推しやすい気もしました。

DSP版では各ゲーム向けのイコライザー設定などもある。

少し奥まった2Pinの採用でCIEM 2PINでのリケーブルしやすい事や、マイク付きで使いやすい点も評価できますが、近年の他の競合製品(たとえばKBEAR K01、KZ EDX Liteなどの最安価モデル)と比較するとコストパフォーマンス面では若干厳しい目線になってしまいました。

それでも、Tanchjimのイヤホンを試してみたいという要求やカジュアルな使用の向きには答えられる製品です。

リケーブルなどによって評価が変わる可能性もあるため、今後の使用状況によって再評価が必要かもしれません。

全体として、Tanchjim Bunnyは中音域が聴かせどころとしては主体で、明るい音で、クリアであり、よく出来たイヤホンです。

特にボーカル曲主体のユーザーにとっては十分に満足できる選択肢となるでしょう。

Tanchjim Bunny のお買い求め

Amazon.co.jp (HiFiGoが出品者であることを要確認)

HiFiGo公式サイト


HiFiGo リンク集

今回はHiFiGoさん提供なのでリンク集を作成させて頂きました。

HiFiGo 公式サイト

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西野績葉
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