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私の受験期②~偏差値40からの這い上がり~

台湾で日本料理店を経営している飲食店主兼聞き役専門カウンセラーのせきさんです。

今の現状を変えたい、人生で新たなステップを踏み出したいと思っている方へ、私自身の経験を伝えながら皆さんの背中を後押し出来るような情報を発信しています。

今回は大学受験生時代を振り返るお話の後編、勉強する意味が分からなかった、大学に行く意味すら分からなかった僕が高校3年から大学行きを志し、現役では全敗した僕が一年後には希望以上の大学に行けるようになったその軌跡をお伝えします。誰かのお役に立てれば幸いです。

1.とにかく悔しかった。
大学受験に全敗し、僕は無試験で入れる専門学校へ願書をもらいに行きました。しかしその帰り道に乗った山手線を降り、予備校の願書をもらいに行ってしまった僕。
その時はまだ「自分はなぜ大学に行きたいのか」「自分は大学で何がしたいのか」興味のある分野や学部はあっても、他人から聞かれて答えられるほどの明確な意識は持っていませんでした。どちらかというと「大学=レジャーランド」のイメージが強く、大学に行けば遊び人高校生の延長を味わえるくらいの考えしか持っていませんでした。

ただひとつ強く思ったのは「とにかく悔しい」。同級生に負け、自分に負けた自分でいるのがとにかく悔しかったように思います。「勝ちたい、合格したい、楽しく生きたい」と浪人生活を選択しました。

2.みんな自分より出来る人ばかり…
高校時代の友人の薦めで「駿台予備学校・池袋校」に入学、入学初日からクラス内テストのようなものがありました。中堅クラスだし自分でもある程度は解けるだろうと甘く見ていました。しかし…

さっぱり分からない…。

周りの人がスラスラと回答している様子が何となく目に入る中、英語の長文などは眺めているだけで解いているとはとても自分でも思えない感じ。
その結果、1クラス200人ほどもいる大教室で順位は下から数番という感じでした。

3.丁寧に指導してくれた講師の先生方
とにかく予習復習をしっかりやって、分からないことは休み時間に講師室が開放されていたので先生に聞きに行くようにしました。ちなみに高校時代には一度も質問などしたことが無かった僕からすれば大きな変化です。

どの先生方からも「それ授業で言ったでしょ」なんて言われることは一切なく、分かるまで丁寧に指導をしてくれました。そんな先生と話すのが次第に楽しくなり、質問のレベルを上げるために実力を付けるくらいの気持ちで勉強に励みました。

4.夏を制する者は受験を制す
受験生には余りにも有名なことわざですが、これは正しいと思います。
先にレジャーランド(=大学)に行った高校時代の友人からの誘い、これらを全て断り、予備校で知り合った仲間を大切にしながら朝から夜まで夏期講習や自習室での勉強に励みました。もうこの頃には勉強嫌いの自分はどこかに行ってしまっていた気がします。

5.初めてのランクイン
クラス内テストで10位以内に入ると名前が張り出されるのですが、秋のテストでなんとギリギリ第10位にランクイン!心の中でひとり”よっしゃー!”と叫びながら喜びを嚙みしめていました。同時に全国模擬テストの成績も徐々に上昇して行きました。

「どこでも良いから大学と名の付くに行った方が良いよ」というバイト先の先輩の薦めで始めた受験勉強、苦痛でしかなかった受験勉強から、いよいよ「大学合格」が射程圏内に入って来ました。

6.一年前にはさっぱりだった大学にも余裕で合格
大学入試センター試験(現・大学入学共通テスト)の結果のみで合否結果が出る某私立大学の入試でもらった初めての合格通知、そして一年前には全く歯の立たなかった大学にも余裕で合格することが出来ました。

7.世間体がどうとか置いといて、自分が満足出来ればそれでいい
ビジネスの実践を学びたかったので、最終的にそれに近いであろう日本大学商学部への進学を決めました。東大やその他名門大学に行った方からすれば「そんなもん?」って思われるかも知れません。

8.カルチャーショックが自分を成長させてくれる
しかしながら付属推薦以上の結果を得ることが出来た事、そして何より「ゼロから這い上がって夢を叶える経験」をしたことは、その後の自分に大きな影響を与えてくれています。脱サラ、飲食未経験からの修行、台湾移住、自分の店を持つ…全ての原点はここにあるように思います。

書いている内に「こんな自分になってみたい」をこれからも追及し続けたい気持ちが強くなりました。
書いて発信してみるのは大事ですね。

今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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