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綿帽子第六話
「メロディ」
体調の悪さを感じ始めた頃に、俺とは全くの無縁だと思っていたメロディが、突如として頭に浮かんだ。
いわゆるJPOP調。
それも80年代から90年代に存在していたようなドラマのタイアップソングのようなものだ。
それまでの俺はR&BテイストやROCK、JAZZテイストの入った曲を書くことはあっても、自分なりの拘りからJPOPというカテゴリーに手を出すことはなかった。
だからといって俺の書いた曲が日の目を見たことはない。
ただ、何故だかこのメロディはちゃんと形に残した方が良いのではないか?
そんな思いに駆られたんだ。
体調の悪さもあって、思ったようには進まなかったけれど、頭の中にはずっとメロディがあった。
入院し始めてからは闘病以外に特にやることもなかったので、iPhoneのメモ帳に思いついた歌詞を書き始めた。
別段良い歌詞だとも思えなかったけれど、この曲を書き上げたら自分の中で何かが変わるのではないか?
期待感だけが募っていく。
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