「夜と霧」と「エアスイミング」
公演を約2か月後に控えた、初めての企画公演「エアスイミング」。
作者のシャーロット・ジョーンズさんは、オリジナル版の台本の前書きで、世代を超えて世界中の人々に読み継がれてきたヴィクトール・フランクルの「夜と霧」からあることばを引いています。
"自分自身のままでいた"というだけで精神病棟に収監され、生きる自由を奪われたイギリス人女性二人の実話をもとに書かれた「エアスイミング」に取り組むにあたり、アウシュビッツを始めナチスドイツの強制収容所での経験を綴ったフランクルの「夜と霧」から得られるヒントは少なくないと思っています。"収容所のユーモア"という項目にこう書いてあります。
"精神の自由"という項目にはこうあります。
これは全体のなかで今のじぶんのもっとも胸にひっかかった部分です。解せるような、解せてなどいないような。わたしの中身は言葉にまだ追いついていないけど、言葉の裏にある何かには猛烈に反応しているような感じがします。そして、思った。
わたしが生きることに何かを期待するのではなく、生きることがわたしに何かを期待しているのだ、と。
同じくわたしが未来に何かを期待するのではなく、未来がわたしに何かを期待している。わたしが他者に何かを期待するのではなく、他者がわたしに何かを期待している。
そう気づきなさい、人生は一辺倒ではない、表は裏だよと。そう、みえない何かからささやかれているような気がしています。
戯曲や演じる役柄を理解する上での重要な助けになることはもちろん、一つのことをやり遂げようとする中で遭遇する困難に対してどのような姿勢を取っていくべきか、一瞬一瞬が決断の時であり、それを試されている今のじぶん自身にもフランクルの綴る言葉はまっすぐに突き刺さります。
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公演にあたり、クラウドファンディングを継続させていただいております。
こちらからサイトへ飛ぶことができます。相変わらずMotion Galleryさんのトップページにて【注目のプロジェクト】として一面に載せていただいております。開始間もない頃に沢山の方がご注目してくださったお陰です。本当にありがとうございます。
現在、目標達成まであと18万円ほどのご支援を必要としております。連日、気にかけて下さる方がいて、おかげさまで少しずつ目標まで近づくことができました。これまでサポートくださった皆さま、温かい励ましをくださった皆さま、心よりお礼を申し上げます。引き続き、応援をいただけましたらとても嬉しいです。
観劇をご検討くださっている方がいらっしゃいましたら、今回のクラウドファンディングでは先行予約のような形として、ご支援いただくことで公演チケットがそれぞれ1〜6枚ついている特典プランがございます。この機会にぜひ、チェックしていただけたらと思います。
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尚、公演の一般チケット発売は10/20を予定しております。あと2週間と少し!ぜひお見知り置きください。どうぞよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。 日記やエッセイの内容をまとめて書籍化する予定です。 サポートいただいた金額はそのための費用にさせていただきます。