見出し画像

「共に見る」デザイン

「自然と社会とコミュニティの循環と再生を耕すデザインファーム」であるfog社の大山さんに話を聞いたので、シェアします

内容サマるとこんな感じ。

CL特論 - 大山

fog社の最近のアウトプットとして紹介があったのが、
島根県雲南市での「うんなんローカルマニフェスト」

共視デザインとは

大山さんが大事にしている「共視デザイン」っていう言葉が好き。
その意味を以下のように語ってくれました。

社会や組織を変革するためには、まずは個人の意識改革が必要。
個人の意識改革を促すためには、その人と同じ空間に溶け込み、
対話をし、目線を合わせていくことが重要。
つまり、共に目線をつくる=「共視デザイン」が大切

上から目線でなく、一緒に作っていく。
かと言って、相手の意見や主張に迎合をするわけではない。
対話を通じた共通理解。

言葉を交わすことで、当事者の意識が融解していくというか
むしろ、その時には「I」とか「You」という二項対立ではなくて、
「We」というか、それすらも超越した存在となるのかな

と思ったり

もはやその時点では「共に目線をつくる」というより
無意識的に「同じ目線である」という感じなんだろうな

と思ったり

コトバアソビ、かもですが

循環する暮らしの実践、élabとは


élabの概要はこんな感じ。
社会課題を「ジブンゴト」として、日常に溶け込むような実践がいいんですよね。

・「レストラン」「ティー&フードスタンド」「マテリアルラボ」の3つのエリアで構成
・日々の暮らしに取り入れることが可能な循環のアイデアや体験を提供
社会課題を他人事と捉えるのではなく、日常を通して実感し、自分達の暮らしの中に取り入れいていくことで、循環型社会を実現することを目指す

大山さんが大事にしている4つのこと

大山さんがいろんなプロジェクトに関わる時の
「ココロガマエ」を教えてくれた。

画像2

・情報をそのまま飲み込まず、背景を捉えて、咀嚼す
・限界を作らない
・「サステナブル」「サーキュラーエコノミー」のように言葉を発して満足する、分かった気にならないこと
・人に頼り・頼られることで「共感共視」の輪を作ること

循環型社会の実現だけでなく、日常生活として使えるココロガマエですよね。

頼る・頼られるの「相互扶助アプローチ」大事だなと、個人的には思う。

あとは、それっぽく語ったりしてるだけじゃ、世の中変わらないので、もちろん言葉で仲間を増やす必要はあるんだけど、しっかり実践して行動していかないといけないよ

って、改めて思った夜

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第12回 にて(2021/9/27日)

いいなと思ったら応援しよう!