野球の応援と体力の限界
私が子供の頃に活躍していたお相撲さんといえば千代の富士で、その名横綱が引退した時のセリフは今でもよく覚えている。
体力の限界。
千代の富士はマイクの前でそういった。
スポーツ選手で初めて「かっこいい!」と思ったのが千代の富士で、私にとってはスーパースターだったから、その一言にとにかく驚いた。
スポーツ選手でも体力の限界を感じることがあるんだ、と。
でも、人間には、思うように出来なくなる時期があるんだなあと、最近思うようになった。
まだまだ頑張りたいと思うのに、気力と体力は歳に反比例して減っていく。
今日は久しぶりの応援。昨秋以来の遠征で、1時間を超えるドライブは久しぶりだった。
今までは多少のブランクがあってもハンドルを握ればすぐに運転の勘が戻ったのに、その勘がなかなか戻らない。
そんな自分の運転では右の追越車線を走るのが怖くて、左側の走行車線を前の車と車間を空けながらゆっくり走った。
走りながら思った。潮時なのかもな、と。
野球の応援、12年目。悔しいことも辛いこともあったけど、楽しいことも多かった。
だから、これから迎える最終シーズンが終わってほしくなくて、高校野球がまだまだ続けばいいのにと思うけど、私の気力や体力は少しずつ限界に近付いている。
そう気が付いたら少し寂しくなった。
息子たちが巣立つまでは、できるだけ傍で応援したいんだけどな。
車で応援に行くのががキツくなってしまったら
その時はうーんと早起きして
電車を乗り継いで、行こうかな。
うん。
それもまた新鮮でいいかもしれない。
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