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無理して働くのがカッコいい時代終わりましたよ
コロナ禍にビビりながら出勤し、朝、メールチェックをしていると、背後で会話する声が聞こえた。
「何で会社に来ているんですか、来ちゃダメですよ!」
振り返ると、真っ赤な顔をした上司と厳しい顔をした部下が机を挟んでやりとりをしている最中だった。
すぐに状況を察した。体調不良を押して出勤した上司を部下が咎めているのだ。
上司は「いや大丈夫だから」としどろもどろ。部下が「大丈夫じゃないでしょ!」と2メートルほどの距離を維持しながら迫る。
何が大丈夫なの?ちっとも大丈夫じゃない。こんな上司がそばにいたらいくら気をつけて出勤しても意味がないでしょう?
私も内心腹立たしく思いながら、成り行きを見守っていた。
頑固に帰ろうとしない様子に周囲が業を煮やしてさらに上の上司に報告し、2メートルの距離を置いて説得され、ようやく帰っていった。
本当に勘弁してくれ…
部下はこんなことに時間費やすためにわざわざ出勤したんじゃないよ。
熱出しても働けます!っていうモーレツ社員はもう要らないのに。もう気付こうよ、時代は変わったんだって。上司たちが同世代なだけに余計切なくなる。
24時間戦えないと戦力になれないと思いこまされ続け、体内に染み付いてしまったモーレツ至上主義の呪縛はコロナウイルスの威力をもってしてもしぶとい。
効率的に短時間で成果を上げ、空いた時間で研鑽を積み、自らも職場以外での成長機会を得る。社内ではそう謳われていても、彼らのようなモーレツ体質は急には変わらないのだろう。
でも、変わっていかなければ。少なくともこれまでのコロナウイルスとの戦いでそれは学んだはず。
いい歳した大人が時代遅れのプライドで出社し、感染拡大に手を貸すことなどあってはならないのだ。
だから声を大にして言いたい。自分への戒めも込めて。
「無理して働くのがカッコいい時代、終わりましたよ」
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