息子の休みを「予定」する。
会社では最近、有休消化を奨励される。
規定した日数に届かないと年度末に駆け込み消化、なんて人もいる。
それでも消化しきれないけど、少なくとも10年前に比べれば休みは取りやすくなった。
大人の休み事情は改善してきたように思うけど、息子たちはその逆を行く。
土日も全て部活。
祝日も部活。
我が家は塾の類に一切行っていないので、比較的マシなのだと思うけど、以前長男が受験対策で塾に通っているときは睡眠時間を確保するのが精一杯だった。
うちの次男は中学生。中学校の部活は地域移行の背景も重なって、軟式野球の場合は部活と地元チームがある。
どちらかに所属してもいいし、両方に所属してもいい、でも部活はいずれなくなるよ、という話もあって結局大抵の人は両方に所属している。
部活は通い慣れた中学校へ徒歩で行ける。地元チームはコーチ陣が充実していて、指導のレベルが高い。どっちもありがたい環境。
それでつい欲張って、両方行かせようとしてしまっていたのだけど、次男がぼそっといった。「休み、ないの?」
ハッとした。
私は家でスマホから出欠連絡を入れ、お弁当を作って送り出すだけ。でも次男にしてみれば平日は学校に行き、部活に参加して夕方帰宅。週末は全部部活。
昭和と平成の頃は多分それでよかった。でも今は時代が違う。個を伸ばす時代なのに、これじゃ好きなことを伸ばせない。
野球が変態的に好きな長男と異なり、次男の興味は多様で、野球だけでなく、料理に工作などたくさんある。野球以外のやりたいことを楽しむ時間が取れなくなっていたのに、野球一辺倒な生活になりかけていたタイミングで上がった次男のアラート。
ごめんね。
ついつい、忘れそうになる。
私も部活がとにかく好きな子供だったから、次男の目線に寄り添うことを忘れてしまいがちなのだ。
あー反省。とにかく反省。
今は時代が違う、違う、違う。
大事なことだから三回言った。
週末は部活休んで、次男と一緒に料理しよう。
野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。