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さなコン2024の最終審査をしました

 「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024」(通称さなコン)で最終審査員を拝命しました。5月にデビューしたばかりのド新人がコンテストの審査員とか生意気にもほどがあるだろうと思わないでもないですが、せっかくお声がけ頂きましたし、第一回で特別審査員賞を頂いたご縁のあるコンテストということで、私などでお役に立つならとお引受けしました。  私の他の審査員は、粕谷知世先生、久美沙織先生、柴田勝家先生、図子慧先生です。皆さん名だたるベテラン作家の方々です。選考会はリモートで行

    • 商業デビューしました。

       といっても何をもって商業デビューとするかはよくわかりません。これまでもお金をもらって執筆したり、同人誌のような個人出版のアンソロジーに載せて頂いていましたので。とはいえ、いわゆるISBNコードのついた、一般書店で流通する書籍に作品が掲載されたのははじめてですので、一応、今回をもって商業作家の末席に加えて頂いたのかなと考えています。  掲載された書籍は、以下の二冊です。 ①早川書房刊『地球へのSF』掲載「ワタリガラスの墓標」5/22発売 ②KaguyaBooks刊『野球

      • Sci-Con2023の星新一賞企画に参加しました

         去る8月5日、浦和で開催された今年の日本SF大会、Sci-Con2023の中で、『星新一賞の部屋』と銘打って歴代受賞者が受賞の思い出などを語りあうという企画があり、私も登壇しました。  出席者は私の他に、津久井五月さん、安野貴博さん、揚羽はなさん、松樹凛さん、葦沢かもめさん、菊池誠さん(司会は甘木零さん、鵜川龍史さん)。それぞれの文学観や執筆スタイルなどがうかがえて、大変有意義な企画だったと思います。ただ何せ九十分と時間が短く、また生来の話し下手が災いして、事前に準備してお

        • 日本SF作家クラブに入会しました

           日本SF作家クラブ(SFWJ)に入会しました。  第十回星新一賞の表彰式のあと、星マリナさん(星ライブラリ代表)にお声がけ頂き、あれよあれよという間に入会の運びとなりました。頑張るといいことがあるものですね。同賞で図書カード賞を受賞された菊池誠(=木口まこと)さんも同時入会されたそうです。  日本SF作家クラブといえば、かつて星新一先生や小松左京先生が在籍されて交流を深められたという歴史あるクラブです。まだ商業誌にすら載ったことのない自分のようなどアマチュアが入会できるとい

          第十回星新一賞を頂きました

           第10回星新一賞で一般部門のグランプリを頂きました。「楕円軌道の精霊たち」という作品です。グランプリを頂くのは昨年に続いて二度目で、初防衛戦に勝利ということになります。また一年間チャンピオンベルトを巻かせて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。  昨年受賞した際にもNOTEに記事を書きましたが、昨年の受賞作「リンネウス」は、自分の専門分野に近い生態学をベースとして発想したもので、また落選作のワンシーンを繋ぎ合わせるようにつくった作品だったため、あまり苦労せず、スムーズ

          第十回星新一賞を頂きました

          第九回星新一賞を頂きました

           第九回日経星新一賞でグランプリを受賞しました。「リンネウス」という作品です。星賞には第七回から毎年チャレンジしており、三年目でようやく目標達成ということになります。文学賞で一等賞になったのはこれが始めてで、我ながらよくやったと素直に自分を褒めてやりたくなり、珍しくNOTEに記事を書いてみました。  二年前に始めて応募した時は、二作応募して一作は予選落ち、もう一作が優秀賞(日本精工賞)でした。予選落ちした方は未来のカーチェイスを描いた話で、初めてちゃんと書いたSFでもあって

          第九回星新一賞を頂きました