神学生による随筆〜2021年度の目標~自分の十字架をかかえて
コンベンツアル会 J修道士
新年になって、私は一年の目標を考えました。まず頭に浮かんだのは「あきらめずに努力する」ことです。努力を続けることは簡単ではないです。でも、結果を出すことはもっと大変です。だから、本当は「結果をだす」ことを目標にした方がいいかもしれません。
私が小さい時に聞いた話を思い出しました。教会学校でシスターから聞きました。
『ある人が自分に与えられた十字架の重荷が重すぎて苦しんでいました。ある時に、自分の好きな十字架と交換してもいいと言われました。大きな十字架や小さな十字架、いろいろな十字架がかけてある暗い部屋に入りました。暗くてよく見えませんでした。でも、一つの十字架を選びました。今までの十字架より軽いと思ったからです。喜んで部屋を出て、交換した十字架を見てびっくりしました。今までの十字架と同じ十字架だったからです。』
聖書を読むと、イエス様から救われた人々がいます。その人たちは、本当に苦しんでいる人たちばかりです。その人たちも自分の十字架が重いと思っていたかもしれません。イエス様はその人たちを見捨てませんでした。
私はイエス様が私を見ていてくれると信じています。
だから、自分の十字架を重いと思わないで、今年もあきめないで努力しようと思っています。
コンベンツアル聖フランシスコ修道院関町修学院のページでも他の記事をご覧いただけます。