けんこう屋

けんこう屋3〜おひとり様、おなかま様

飲食店で一人で食事ができる人とそうでない人がいらっしゃいますが、けんこう屋の常連さんは、その間くらいのタイプ、お惣菜を買って家で召し上がることが好きな”中食”タイプが男女問わず多いかもしれません。

自分の生活実態、健康状態を本音で話そうとした時、一人じゃないと話しにくい人と、家族、仲間と一緒に話すことが苦にならない人がいますが、最初は一人で向きあい、次に家族、仲間と共有しながら考えるような人がお見えになります。

スポーツ選手で、試合を楽しむとコメントされる人を多く見かけますが、真剣勝負を楽しむレベルと、参加を楽しむレベルが一緒になってしまうと、違和感を感じたり、視点が定まらず盛り上がりに欠けたりすることがありますが、健康づくりも似たところがあります。

みんな仲間ですよと、一緒にすると二度とお見えにならない人がいらっしゃいます。その方は特別を望んでいるわけではないのですが、一緒にされるのが苦手で、途端にリズムが狂ってしまうのです。周りは気軽に声かけをしたつもりでも逆効果。むしろ、一人で様子を見ていることの方が、心地よかったりします。

そんな時、第三者的に「楽しそうですね」と、声をかける人がいると、再びお見えになられます。「一緒にどうですか」と声をかけない方が、自分の居場所を見つけられます。そうです。おひとり様とおなかま様の中間が心地よいのです。

笑顔で元気、まいどあり〜


※けんこう屋は、筆者がこれまで関わらせていただいたカフェ、ホテル、保健福祉センター、シニアレジデンス、ヘルスコミュニティ、お話会、スポーツクラブなどの場づくりで出会った様子をまとめて描いた、コーヒーの香りがする元気なサロンです。






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