お前ら全員ばかばっか
自分が高校2年生の時、彼(ぼくのりりっくのぼうよみ)と出会った。
当時推していた配信者とツイッターで会話している奴がいる。誰だこいつは??!何者だ
すぐにプロフィールへ飛んだ
そこからは一瞬で彼の作り出す世界の飲み込まれていった。
なによりも、同い年でこんなにも自分を表現できていることに脱帽、嫉妬し、ずっとみていたいと思った。
「お前ら全員馬鹿ばっか」
初めて聴いたBlack Birdという曲の冒頭だ。
後ろから殴られたような衝撃が走った。そしてなぜかその言葉に元気付けられた自分が確かにいた。
そこからは夢中で彼の音楽を聴いていった。間も無くしてデビューアルバム、「hollow world」が発売された。
全部、中にある歌詞がりりっくが自分の生活に溶け込んでいくような感覚がした。
救われた。生かされていた。彼の曲に
自分と同い年なのになぜ、こんなに世界を見通せているのだろうか
なんで自分はこんな情けないんだって思った時は「Black bird」
夢を諦めそうになった時は
「つきとさなぎ」
恋人と別れた時は
「朝焼けと熱帯魚」
自分もこんな風に誰かの生活に溶け込めるような人間になりたいと思った。
聴けばわかる彼のリリックを
彼が表現した世界を
hollow world
から
没落
までを