#超算数 求差は求残より難しいのか?

 足し算を増加と合併、引き算を求残と求差とに分類する算数教育界の流儀について書いてきた。文章問題の分類と言った方が正確かもしれない。

 で、これらを子どもに区別させるというのは全く馬鹿げたことで、なんでこんなことをさせるのかわからない。一方で、文章問題を便宜的に分類し教える側がそれを区別すること自体は一概に否定できない。

 例えば、子供の多くはミカンやリンゴの文章題なら解けるけど、消しゴムや鉛筆だと解けない傾向がある、ということなら、「果物問題」「文房具問題」などと分類して、教える側がどちらの問題も漏らさないで出す必要があるだろう。とはいえ、これは教える側が留意していればいい分類であり、「足し算には果物問題と文房具問題がある」などと子供に教える必要はなく、ましてや「この問題はどっちか?」などと子供に問うのは愚の骨頂である。

 増加と合併、に関しても、「合併タイプの問題は解けるけど、増加タイプだと解けない子が多い」とかなら、この分類に合理性もあるだろう。ところが、特にそのような話は出てこない。アプリオリに「足し算には増加と合併がある」とされているようだ。

 求残と求差に関しては、「求差は求残より難しい」という話がある。

数学の学び方・教え方 (岩波新書)より



 これ、私は眉唾だと思っている。

「男の子が5人いる。女の子が3人いる。男の尾は女の子より何人多い?」がそんなに難しいもの?

「男の子から女の子は引けません」というのは、それまで「引き算の意味は、のこりはいくつ」と教え込んだ結果じゃないのか?

だとしたら、「男の子から女の子は引けません」という疑問が出てくるのはマッチポンプである。

シンプルに、「a-bはaよりb小さい数のこと」と教えていれば、このようなことにはならないと思う。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/39790e38e61d60d0726f1ac4157b73bc84872551

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