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荒井貴さん_駿河先生とサリドマイド事件

100歳現役医師・駿河敬次郎先生の元患者さんを探し求めていた中で巡り合ったのが、サリドマイド被害者の荒井貴さんです(なんと、私の家のご近所さんでした)。

サリドマイド事件は、1960年ごろ サリドマイドという医薬品の副作用により世界で約1万人の胎児が被害を受けた薬害事件です。この薬には、妊娠初期に服用すると胎児の発達を阻害する副作用があった。

駿河先生が関わった最初のサリドマイド被害者が、0歳だった荒井貴さんです。

1960年生まれの荒井さんは、生まれつき両方の手が非常に短く 指も4本しかない状態で生まれました。

駿河敬次郎先生はフィンランドの医師・スラマー博士の来日をコーディネートし、荒井さんの両腕の手術のために尽力しました。その後も、荒井さんが成人した後まで交流が続いていました。

荒井さんは現在、会社員として働くかたわら、水泳やボランティアなど充実した生活をされています。その背景には、荒井さんが赤ちゃんの時、「この子が大人になった後、できるだけ社会生活に不便がないようにできるだけの処置をしよう」という駿河先生の情熱がありました。

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追伸
現在、私の命の恩人でもある駿河敬次郎先生の記録を残そうとウェブサイトとドキュメンタリー映像を作っております。



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