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ゆえに縁故

はろー、関仁 です。

本日は、以前に採取した水晶をつけておいた酸性の液体から取り出し、洗浄・乾燥の作業を行ないました。

泥や酸化鉄?が付着して茶色かったものが、透明になりました。
まだ、取り切れてないものもあったので、それは引き続き、トイレ用洗剤のサンポールに浸しておきます。
最高の塊があるので、それは特に良い状態に仕上げたいと思ってます。

ただ、出来上がった水晶をどうするか?
飾るにしても、どこへ?
そう思い調べてみると、風水的に浄化作用があるらしいので、玄関や寝室、トイレなどがオススメのようです。
ただ、汚れを取るので定期的に水洗いや塩での浄化が必要だそうです。
そこまでするのは面倒臭いなー、とも思いますが、折角、採ったのでどこかに飾ります。


また、中学生の頃にハマり、全巻買い集めたマンガを手放しました。
シャーマンキングというマンガで、現在、完全版の内容でアニメも放映中です。
昔から妖怪や不可思議なことが好きで、小説を書き始めた頃に題材にしたのは当時ハマってたシャーマンでした。
そんなこんなで、愛着のあるマンガでしたが、読み返したくなったら、買い戻せるし、満喫に駆け込めば良いと思い、サンクス&グッドバイを告げました。

帰宅後、隙間が空いたクローゼットを見ると、少しだけ清しい気持ちになり、乾燥された水晶の燦きを見て清々しくもなりました。


そんな上機嫌で迎えた夕方に、先月まで住んでいた土地の先輩から電話が来ました。
実は今日で3人目の先輩からの電話です。
まだ、私の縁はその土地にあるのだなと思いました。
先輩から、ハマグリ取りに行こう、とお誘いを受けました。
ハマグリ取りは楽しいのですが、砂浜と海で戯れた後の片付けが面倒で、あんまり気乗りしないのです。
なので、本日で3回連続でやんわりと断りました。
流石に申し訳ないな〜と思ってると、今度はタケノコ取りに。。。
タケノコ取りも片付けや採った後の処理が面倒で、うーん。となりましたが、ずっと断り続けてたので、ゴールデンウィーク中に取りに行くことにしました。
秋田にも行きたかったので、ゴールデンウィークの最初のほうで約束しました。

楽しみだなー、と思っていたのですが、「以前、住んでいた街に行く。」と思った瞬間から落ち着かなくなり、胃と喉の奥を行ったり来たりする物体ではない何かが現れたり、夕飯前なのに食欲が失せたり。。。
嗚呼、先輩たちのことは好きなんだけど、あの街には足を踏み入れたくないんだ。。。
そうつくづく感じてしまいました。
何かや誰かを嫌いになることがイヤだから、好きになりたいし、そのために見所やメリットを見出すべく、足を伸ばしたり、初めてのことに挑戦したりする。
何かを嫌いになりたくないという自分のワガママに自分を付き合わせるのです。
そんなことをした4年間、体も心も街に慣れることは出来ましたが、また行きたいとまで思えるほど、愛が滲み出ることはなかった。。。
それが、本当は悔しい。
でも、今は受け付けられない。

だから、逃げ出したんでした。
平常に戻った今でも、思い出して、こんなんになるとは思ってなかった。

ただ、ずーっと先の将来で、私の器が大きくなった時に、またあの街に暫く滞在できたらな、と思ってます。
意図的に足を伸ばすかは分かりませんが、エニシがあるなら、そのときは
「嗚呼、昔のことが嘘のよう。良い街だなー。」
とひとりごつしたい。

それが30歳アラウンドで足掻いていた頃の自分へのせめてもの慰めになる気がしてるから。
いつか良い意味で、あそこは縁故のありし土地だった。と腹の底から思いたいです。


2022/4/22
せきひと

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