あーっと驚く、バンクシー!
地元の郡山で開催されているバンクシー展に行きました、関仁 です。
一部、撮影できない作品もありましたが、ほとんど撮影OKでした。
街中に出現したグラフィティやウォールアートだからこそ、そのような展示会ができるのかなと感じました。
展示会場の入り口すぐに、高さ3メートルを超える家の壁が何軒か並んでいて、その一つにバンクシーの作品が描かれていました。
しかも、坂道に沿って建っていた家の壁が、会場の水平面から斜めに突き上げているので、歩き始めると、重心の移動と視覚からの情報の差異に、平衡感覚を失い、酔いそうでした。
いきなり、アートの世界に迷い込んだ気分です。
その後、これぞバンクシー!というニュースで見たことある絵や独特の風刺絵ならびに街の中を表現する会場内の置物たちにも目を奪われながら、作品を見て回りました。
作品を創り出す能力はさることながら、そこに込める意思が凄いと思いました。
何で、みんなが有り難がってバンクシーの名を呼ぶのか分かりました。
昔、宿直中に会社の子がバンクシーのネズミの絵を練習してるのを見て、不思議に思ってましたが、嗚呼、私も練習したいかも。←
そんな興奮というよりは、つい口角がしきりに上がってしまう時間を過ごせました。
ついでに、同じ建物で美術品販売の展示場もあったので覗いて来ました。
こちらは勿論、撮影不可でしたが、京都で初めて出会った「ルイ・イカール」の作品や、昔から好きな「クリスチャン・ラッセン」の作品もあり、やや鼻息を荒くして額縁を覗き込んでました。
また、これまた私の好きな新海誠監督の作品のように、綺麗な空や目を惹く人工物そして魅力的な少女が描かれた作品もあり、作者名は忘れましたが、何十万円払ってでも家に飾りたいと思えました。
他にも、ライトノベルの表紙を飾るようなイラストレーターたちの可愛い美少女と美しい景色の絵も沢山ありました。
これも、またいい! とマジマジと見てました。
どれも素敵な絵ばかりで、この絵が映えるような家のレイアウトを作り、住みたいと思えました。
まあ、以前の会社にてボーナスが出たとしても、買えないんですけどね。
芸術に触れる時間を取れるって、ゆたかだなと感じました。
そういう芸術に触れに行く、ないし家に置くことができるのは、時間なりお金なりが自由に使える場合だと思うので、そもそも豊かなのかもしれません。
でも、芸術作品がお金になる世界って平和だし、クリエイターもまた新しい創造ができて励みになると思うんです。
バンクシーは、そんな状態をあるいは風刺するかもしれませんが。
私も、もう少し時間がたったら、作品を愛で、作家や芸術家を応援できるようになりたい。
2022/8/1
せきひと