雑記:東京都内の史跡、その六(南品川・目白)

京急新馬場駅から南方に歩いて数分の所にある品川区南品川の妙蓮寺には、丸橋忠弥の首塚と伝承される五輪塔がある。

丸橋忠弥は慶安の変、所謂「由比正雪の乱」の際に処刑された人物で、由比正雪の片腕的存在で宝蔵院流槍術の名手として講談や時代劇などでは登場する。

五輪塔は鈴ヶ森刑場で忠弥が処刑された後に、その首を供養したものと言う。

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丸橋忠弥の墓と言われるものは東京にもう一箇所、豊島区目白の金乗院にもある。

金乗院は江戸五色不動のうち目白不動をまつる寺として知られるが(目白不動は元来は新長谷寺と言う寺院にあったが、1945年に戦災の影響で同寺が廃寺になった後に金乗院に移された)、忠弥の墓と伝承される石塔は境内の墓地内にある(ただし、こちらの石塔は別人の墓と言う説もある)。

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