オードリー若林、『あちこちオードリー』を成立させる劇団ひとりやおぎやはぎらお笑い第5世代との違い
2024年11月27日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』の中で、オードリー・若林正恭が、おぎやはぎ・小木博明は意外だと思われがちだが「困っている共演者を助ける」動きに出ると語っていた(*1)。
「必ず拾ってくれる人は、千鳥さんとかもそうだし、今田さんとかは慕う人はもちろん多いよね。…意外だって思うだろうなって人もいるね。小木さんがさ、凄い救ってくれんのよ」
「あの世代が、また本当に面白くないと笑わないからさ。そういう時にさ、小木さんが助けてくれるってこと、凄い記憶に残ってるよ。優しいんだよ、小木さん」
おぎやはぎはお笑い第5世代にあたり、オードリーらお笑い第6世代からすると「一つ上の世代」となる。若林はかつて、お笑い第5世代の芸人について、かつて次のように語っていた。
お笑い第5世代の冷笑
2023年8月19日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』の中で、若林は「一世代上の芸人」について以下のように語っている(*2)。
「安島(安島隆プロデューサー)さんとよく話すことなんだけど。俺たちの一世代上の芸人さんたちって、なんか真面目なこととかをダサいって…マジになるのを、ポエム的なことに思うって感覚があるなぁって時があるの」
「悩んでることがダサいっていうか。あんまり、頓着しないことがカッコイイっていうか。その感じあるじゃん。で、それはなんでか俺、分かんないんだけどさ」
「この間ね、思ったんだけど。キューバとか、モンゴルもそうだったんだけど。沖縄もそうだったんだけど。結構、夕日を見てる人が多いなって思ったの。地元の人が。春日も言ってたよね。どっか島行ったら、ずーっと夕日を、ナタ持って男4人とかで」
「ずーっと夕日見てるって。キューバは、もうハバナ湾沿いに人座れないぐらい夕日見てんのよ(笑)祭りがあんのかなってぐらい、夕日見てんの(笑)」
「それで、モンゴルもでっかい石みたいなのが草原にボーンってあったりするんだけど、そこにもう、隙間ないぐらい夕日見てる人がいて。それ、印象的だったの、俺。で、沖縄で夕日見てたら、結構…原付きを停めて、若い兄ちゃんが見てて。おじちゃんとかおばちゃんが夕日見てたりするんだって思ってた。綺麗なんだよ、浜辺だから」
「で、東京ってあんまいねぇなぁって。たまたま夕日綺麗な日だったんだけど、歩道橋で若い男性が夕日見てたのよ。上の世代の人たちが見たら、笑うんだろうなぁって思って(笑)」
劇団ひとりとおぎやはぎに笑われた若林の悩み
お笑い第5世代が、真剣に悩む、あるいは「本気になる」ことを冷笑する傾向があると感じる決定的な出来事を、若林は『あちこちオードリー』の中で経験している。
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