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有吉弘行が明かした、山田邦子が舞台に居場所を求めた末に太田プロを退所するに至った経緯
山田邦子は、テレビタレントとは別の顔を持っており、長唄で舞台に立ち続けている。だが、このことがきっかけでかつて所属していた太田プロとの間に亀裂が入っていることが明らかになった。
2019年4月、山田は長唄杵勝会の名取として「杵屋勝之邦」の名を襲名するのだが、この襲名披露公演に太田プロの関係者が一人もやってこず、「39年所属しておりました太田プロダクションの事務所スタッフには誰ひとりも観てもらえなかったことがとても残念でした」と自身のブログに記している。
結果、週刊誌はこの太田プロと山田邦子との間の不協和音に着目し、独立を考えているのではと噂されるようになった。結果、こうした出来事の2ヶ月後である6月、山田は太田プロの契約を終了する。
当時、長唄の舞台、しかも襲名披露公演という山田にとって思い入れの深い舞台に太田プロの関係者が誰も来なかったということで、山田が「へそを曲げてしまったのか」という印象であったが、私としては「だが、その結果として太田プロを退所するまでに至るのか?」とやや疑問に思っていた部分があった。
それが最近、その内情を有吉弘行が語っており、私としては腑に落ちる思いがした。今回はその一連の流れについて書いてみたいと思う。
舞台に居場所を求めた山田邦子
2023年11月6日放送のテレビ朝日系の番組『有吉クイズ』の「芸人版リアル人生ゲームを作ろう 後編」企画で、バカリズムがベテラン芸人の末路について「若手のライブに出て、煙たがられる」ことについて発言していた。
「もう一回、ライブからやっていこうみたいな」と語ったところ、有吉は「太田プロでこれ、邦子さんがそうだったんだよ」と、山田邦子の退所の経緯について触れていた。
有吉が「突然、もう一回やるって、バスガイド」と言い、当時のことを振り返ったバカリズムも「あった、あった。ネタ番組で一緒になりましたもんね」と応じた。有吉はさらに、「これで煙たがられちゃってさ、結局やめちゃった、自分で。居場所があんまりなかったんだろうね」と語っていた。
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