ラブレターズ、「キングオブコント卒業」を意識する中で掴み取った出場17回目での優勝
2024年10月12日開催のキングオブコント2024決勝で、ラブレターズが優勝した。その3日前に配信開始となっていたニューヨークのYouTubeチャンネルにラブレターズが出演し、溜口佑太朗は次のように語っていた。
「去年で7年ぶりって色々持て囃されて。そこは嬉しかったけど、でも、この1年でなんかバラエティ番組とかも、普段出ないやつを出させてもらったりとかで。もうなんか出がらし状態」
「『7年分のやつはもう出し切りましたね、はいOKです』っていう。もう分かりました、みたいな。しかも、去年も別にそんな特別、成績よかったわけじゃないから。7年経って、『まぁまぁこれぐらいですか』みたいな感じの多分受け取り方だったよね」
「今年決勝行って、『あっ、去年結構かかってたんだ』と思って」
2023年に出場した際、ラブレターズは7年ぶりとなる決勝進出を果たしたものの、9位という結果に終わった。久しぶりの決勝で「義母と隣人の間に」というネタを披露し、バンバンと壁を叩く音が大きくなりすぎて、声も聞こえづらいほど「かかっていた」ということもあり、結果としては振るわなかった。
そして2024年も決勝進出を果たすも、その心境を溜口は「今年は一番無理」、塚本直毅は「何年潜るかなって思ってたから」と語っていた。2024年で優勝を逃した場合、さらに優勝は遠のいてしまうと塚本・溜口は考えていたようである。
2008年の第1回からキングオブコントに出場し、2024年で17回目の挑戦となる。その中で二人は、「キングオブコント卒業」を意識し始めていたという。
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