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なぜ「ダウンタウンと共演NG」状態だった東野幸治は松本人志との共演番組『ワイドナショー』の出演オファーを受けたのか?
フジテレビは、かねてより終了の噂があった『ワイドナショー』が3月末に終了すると正式発表した。2013年10月15日に深夜帯で放送開始された同番組は、11年の歴史に幕を閉じることになる。
当初はメインMCの東野幸治、コメンテーターとして出演していたダウンタウン・松本人志のタッグで開始されていたが、松本は2023年3月19日で卒業している。
番組冒頭には、「普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組」をコンセプトとしているとナレーションで流されていたが、東野は番組終了にあたって次のように語っている(*1)。
「『ワイドナショー』も、なんか松本さんは当時、よく『東野の番組や、東野の番組や』って言ってましたけど」
「当時、そんなフジテレビで俺の番組なんか始まるような知り合いも全くおれへん中、多分、松本さんがああいう番組やりたいって言って始めて、呼ばれていってやってるうちに、自身の考えとかと、忙しくなってくるていうところで」
「毎週が隔週になって。隔週からなんかね、(松本人志が)『ワイドナショー』を卒業して違う番組に、みたいな流れがあって。で、今田さんが来ながら、こうやっていく中で。何でしょうか、時代とともになんとなくこう任務終わり、芸能人が普段取材される方が意見言うようなワイドショーの時代が始まって」
「他の番組も色々、そういう似たような、そういう番組も始まって。で、そのいろんな似たような番組が始まったけど、1個ずつ終わっていって。最後、始まった番組が終わっていく、っていう時代の流れになったんかなぁというところで」
「これも『ワイドナショー』の賃貸マンション物件やから。これも満期になったんで、まぁお返しするってい感じが、一番適切な表現なんかなぁと思います」
ダウンタウンと「共演NG」状態だった東野
「取材される側の芸能人が意見を言う」ことが物珍しくなくなり、同様の番組が一つずつ終了していく中で時代の流れ、移り変わりをひしひしと感じている中で、ついに『ワイドナショー』が終了するに至った、と東野は感じているようだ。
そもそもこの『ワイドナショー』のオファーを受けるに当たって、東野が断るという可能性も十二分にあった。というのも、東野はダウンタウンを一時「共演NG」にしているという時期があったからである。
なぜ「共演NG」にしていたのか、東野は2024年12月31日放送のテレビ朝日系の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』の中で、次のように語っている(*2)。
「めちゃくちゃ仕事断るよ。ルール自分の中で決めて。ルールの外やったら断るって」
「ダウンタウンさんの『ごっつええ感じ』に出てて。凄い天才いてるな、めちゃくちゃおもろいな、こんなん勝たれへんな、当たり前やけどって。で、冠番組って、スターが冠番組を持つ。若手の時に、ダウンタウンさんって天才のスターの下でやってたら、俺には二度と冠番組なんかないやろなって、そっから始まって」
「で、ほんならある時、『ああ、そうか』って思って。『この世の中に、ダウンタウンさんがいない設定にしよう』って思って。ダウンタウンさんの仕事を断るっていう。だから、共演しないってことよ」
「だから、一時はずっと共演してなかった時あんねん。でも、吉本通すから、マネージャーにそれ言うたら、向こうに伝わると揉めるから、上手にやろうって作動するんですよ、会社が。だから、多分わかってはらへんと思う」
自分ルールで「ダウンタウンと共演NG」状態だった東野。では、なぜ東野は松本、浜田との共演を再開していくことになったのだろうか?
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