東野幸治が『アメトーーク』での「どうした!?品川」のような「強めの品川祐イジリ」を封印した理由
2012年9月13日放送のテレビ朝日系列の番組『アメトーーク』で、「どうした!?品川」という企画が放送された。これは、7月27日の「第13回プレゼン大会」の中で、東野幸治がプレゼンした企画が実現されたものである。
プレゼン企画は視聴者の投票が行われるが、東野は「(品川の禁酒宣言に)禁酒します…すんなボケ!」と品川を散々イジリ倒すプレゼンを行った結果、7万8千票超えという他の企画に圧倒的な大差をつけた形で票を獲得し、早々に放送されることとなった。
「家電芸人」企画で、TKO・木本武宏のトークを横取りする「お笑い軽犯罪法違反」、映画監督として活躍しはじめた「文化人期」、「韓流スターみたいな見た目になる」などのネタでイジリ倒していた。
フィナーレでは品川が登場し、「昔を取り戻させる」として坊主になる流れとなるも、なぜか相方・庄司智春も坊主になってしまい、インパクトをすべて持っていかれてしまうという結果になっていた。
この「どうした!?品川」放送から6年後の2018年10月4日、「ありがとう品川」が放送されるものの、出演者に東野の姿はなかった。近年、実は東野は「どうした!?品川」で見せていたような品川イジリを封印している節がある。
なぜ東野は品川イジリを封印しているのだろうか?
封印したきっかけとなったプチ炎上事件
根本的な理由としては、品川イジリによる2020年8月の「プチ炎上」事件がある(*1)。この事件について、東野は次のように語っている。
「ミルダムっていうゲーム生実況のプラットフォームの会社、アプリであって。吉本とタッグを組んで。で、僕、月2回『東野幸治の素晴らしきゲームたち』っていうのをやってて」
「生でゲーム配信、今まで3回やったんですかね。品川君を中心に、品川軍団っていうタグつけて、『デッド・バイ・デイライト』でしたっけ、鬼みたいなんに捕まらずに、発電機動かして、で、ゲート開かして脱出するっていうゲームを、品川軍団とかこつけて、もうほぼ僕はレギュラーだと思ってますけど」
「品川君と、僕と。博とか、津田君とか、濱家君とか。色々、集まってやってて。今回から、『フォールガイズ』っていう、たけし軍団、風雲たけし城をモデルにした、みたいなんを言ってましたね。なんか可愛い人形みたいなんに扮しまして、色んなゲームをクリアして、人数制限なのか分かりませんけど、タイム制限が知りませんけど、クリアして最終ステージまで行って、1位をとるっていうようなゲームをするんです」
「それやってて、あんまり知らなくてやり始めて。途中からなんか変なスイッチ入って、なんか品川をイジるようなスイッチが入っちゃって。で、みんなでオンラインでみんなでゲーム参加するけど、一番成績が悪かった、たとえば一番遅かった人は、ゲームやってる場所からちょっと買い出しに行こうよ、お金奢ってよっていうことで、品川君が行ったんです」
『東野幸治の素晴らしきゲームたち』というネット配信番組で、品川らとゲームをやることになった。そこで、『フォールガイズ』をプレイすることになり、最下位となった品川が罰ゲーム買い出しに行くことになった。それで東野のイジリ魂に火が着いてしまったという。
「行ってから、なんかスイッチ入って。品川をディスってディスって。品川は壊れないオモチャって聞いてるから。投げても、叩きつけても、噛んでも、引っ張っても、ちぎっても、全然笑顔で『ちょっと兄さんやめてください』みたいな感じの子やと思うから、イジリだして止まらへんになってきてまた、ヨダレ垂らしながら」
「ほんなら濱家も勝気ですからね。今、勢いありますから。かまいたちの濱家もイジる。こっちも53歳ね、ロートルタレント、クソタレントですけど負けてられんと思ってまたかぶす」
「また濱家もね、譲りゃあエエのに、またかぶせてくる。『兄さん、僕もやりまっせ』みたいな感じで。お互いずっと、品川を。品川っていう食材を、ちぎったり、絞ったり、なんか足持ってグルグル回したり。とにかく品川を、いてない品川をめちゃくちゃディスりまくって、お互いディスりまくって」
東野幸治が経験した「炎上」
かまいたち・濱家隆一の品川イジリに対抗心を燃やしてしまった東野は、ついつい品川をイジリ過ぎてしまった。その結果、『アメトーーク』の「どうした!?品川」回ではなかったような視聴者の反応が返ってきたという(*2)。
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