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なぜクロちゃんの自宅に『水曜日のダウンタウン』企画で設置された「24時間監視カメラ」は3年経った現在も残されているのか?

クロちゃんの自宅に、「監視カメラ」が設置されるようになったのは、TBS系の番組『水曜日のダウンタウン』で2021年8月25日および9月1日に放送された「クロちゃん部屋ごと無人島生活」企画がきっかけだった。

クロちゃんは上京してからというもの、家賃12万円の同じアパートに住み続けていた。だが、そのアパートが老朽化で取り壊しをすることになっており、無人島生活企画の「オチ」として、物件探しを行って最終的に家賃29万円の現在のマンションへと引っ越すことになった。

引っ越しについても『水曜日のダウンタウン』スタッフは追い続け、そこで「監視カメラ」を設置することになった。設置されたのは当初、リビングと寝室の2ヶ所だった。そのカメラについて、当時、クロちゃんは次のように語っていた。

『水曜日のダウンタウン』が放送された9月1日の翌週、9月9日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』での発言である(*1)。

「監視カメラ生活、はじめは何だよって思ったんですけど。結局、僕よく考えたら一人暮らしだし。一人でいると倒れたりした時に、そのまま亡くなったりする人いるけど、僕の場合は、見られてたら、助けてくれるんだと思って」

「もちろんね、それをディレクターの上の人が見てるんじゃなくて、ADの可愛らしい女の子が見てるかもしれないから

「いやだから、一人で住んでるから、『一人暮らしだ…』って思ってんじゃなくて、誰かに見張られてると思ってる、可愛い子が見てんじゃないかなって思って、お風呂から出た時は、裸の時間を長くして、楽しんでますね

「なんかマンネリしなくなりましたね、何事にも。だから、自分で妄想して、誰が見てるかって想像すれば、何通りも楽しめるから」

「イメージはやはり、二十歳。(TBSや制作会社に)入って、『見とけ』って言われたから見てます、みたいな感じの時に、アロマをちょっと調合してるところをカメラに向かって見せながら」

「色んなの、僕、作れるんだよねぇって、喋りながら(笑)『これ、誰かいたら嗅がせてあげたいのになぁ。疲れてる人いたら、この匂いいいんだけどなぁ』って。楽しいです」

監視カメラ生活について質問された場合、ライトに話さなければならない場面では「もし倒れた時のことを考え、一人暮らしでも安心だから」と理由を話し、芸人同士など、本音部分を話さなければならない場面では「ADの可愛らしい女の子が見てるかもしれないから、と妄想している」と語っている。

撤去された寝室の監視カメラ

だが、その監視カメラも『水曜日のダウンタウン』側からは、「取り外し」が提案されており、現に寝室のカメラは撤去され、リビングのみとなっている。

なぜ、寝室のカメラが撤去されたのか、そしてなぜリビングだけは残されているのか。その理由については、以下のような経緯があったからである。

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