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【通訳業務】 検察、警察、弁護士。テレビドラマのウソ設定①

毎クールに必ず存在する、専門職系のテレビドラマ。刑事もの、検事もの、弁護士もの、病院ものなどなど。ふつうに見ていても、設定が「ありえなさそう」なことが多いと思います。木村拓哉さんが演じていたBelieveでの設計士や、他のドラマでもやはり彼がボディーガードなどをしていましたが、フィクションのなかであっても、さらに「そんな人は現実にいないだろう」と思わせる設定で、そんな90年代以前のドラマ作りだから、見ている人が減っているのだろうと思います。

では、具体的にどういうことが「そんなバカな」と思えるか、通訳としての自分の知見からお話ししてみたいと思います。

まず今回は、昼の再放送でやっていた検事を主役にしたテレビドラマを見て思ったこと。

世の多くの人は、警察、刑事、検事、弁護士などといっても、交通切符を切られる警察官程度しか接することがないと思います。テレビドラマに出てくる「彼ら」も、実際は全然違うのです。

※以下は一般の方は知り得ない、非常にセンシティブな内容なので…。

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