世界三大建築家
フランク・ロイド・ライト
"アメリカのウィスコンシン州出身のフランク・ロイド・ライトは、非常に奔放な性格で散財や不倫などスキャンダルとも結びつきが深い人物です。
建築様式としては高さを抑えて水平線を意識するプレイリースタイルが特徴で、そのために屋根裏や地下室を排しています。
日本では帝国ホテルのライト館を設計した人物としても有名で、経営陣との衝突などから完成まで全てに携わることはありませんでしたが、弟子の手によって完成されています。
そしてその設計は、関東大震災で壊滅的な衝撃が襲ったにも関わらず、小規模な被害で済ませられたという実績があります。
ミース・ヴァン・デル・ローエ
ドイツ人のミース・ヴァン・デル・ローエは、立法的な建築物を数多く手がけ、内部構造を限定せずに様々な機能性を持たせるというユニバーサル・スペースの考え方を生み出した人物でもあります。
より少ないものはより豊かなものという考え方を持っていて、彼の作品はシンプルなものが多いです。
ル・コルビジェ
ル・コルビジェはスイスで生まれ、父親と同じように時計職人になるつもりでしたが、視力の悪さなどが原因で諦め美術学校へと進学します。
そこで校長に才能を見いだされ、在学中にはすでに住宅の設計に携わっています。
それまでの伝統的な建築手法ではなく、鉄筋コンクリートを用いた合理的な建築物が特徴です。それがモダニズムのひとつのルールのようになり、現代建築にも大きく影響を与えています。
このフランク・ロイド・ライトとミース・ヴァン・デル・ローエ、ル・コルビジェの3人はいずれも1800年代後半に誕生していて、まとめて近代建築の三大巨匠と呼ばれることもあります。
1960年前後に生涯を閉じているため、活動時期が重なっていることもわかるでしょう。また彼らの共通点としては、建築物のいずれかが世界遺産に登録されていることも挙げられます。特にフランク・ロイド・ライトとル・コルビジェは、自身の名前を冠した作品群として、複数の建築物がまとめて登録されています。"
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