世界三大彫刻家

世界には多くの彫刻家がいますが、中でも世界を代表するとされている
3人は、「世界三大彫刻家」と呼ばれています。

日本においては一般的にミケランジェロ・ブオナローティとペイディアス、それに国中連公麻呂が世界三大彫刻家として挙げられています。

ミケランジェロ・ブオナローティ

そんな世界三大彫刻家の1人が「ミケランジェロ・ブオナローティ」です。1475年にフィレンツェ共和国カプレーゼで生まれたルネサンス期のアーティストで、彫刻だけでなく画家・建築家・詩人としても活動をし、様々な分野で作品を残しました。中でも彫刻作品として有名なのは、1504年に公開された「ダビデ像」です。

この石を片手に持った裸の男性の彫刻作品は、旧約聖書に登場するダビデを表現しています。現在はフィレンツェのアカデミア美術館にあります。
その他には1497年の「バッカス像」や、1515年の「瀕死の奴隷」なども良く知られた彫刻作品です。

ペイディアス

また世界三大彫刻家の1人には古代ギリシャの彫刻家「ペイディアス」が挙げられます。紀元前490年から430年頃に古代ギリシャの都市国家・アテナイで生まれたとされている人物です。

ペイディアスは、アクロポリスの上に建築されたパルテノン神殿建設の総監督を務めました。神殿に祀られた「アテナ・パルテノス像」を作ったほか、神殿の装飾彫刻の製作指揮をしたとされています。

代表的な作品には、アクロポリスに建てられていた青銅製の「アテナ・プロマコス像」や、オリンピアの「ゼウス座像」などがあります。

国中連公麻呂

そしてもう1人の世界三大彫刻家が奈良時代の仏師であり貴族である「国中連公麻呂」です。生年は不明ですが、亡くなったのは774年とされています。従四位下・造東大寺次官の官位を持つ人物です。

製作にかかわったとされている作品には、752年に開眼供養会がおこなわれた「東大寺盧舎那仏像」があります。

これは奈良にある東大寺大仏殿の本尊で、「奈良の大仏」として親しまれている仏像です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?