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世界三大劇場

世界三大劇場として認識されているのは、スカラ座、パリ・オペラ座、テアトロ・コロンの3つです。

スカラ座

スカラ座はイタリアのミラノにある歌劇場で、多数の人気オペラが上演される場所です。現在の建物は1778年に完成したもので、途中に戦争で激しく破壊されましたが修復や改修をくりかえしながら利用されています。

「トゥーランドット」や「蝶々夫人」などの演目の初演が利用されたことでも有名です。劇場のほかに博物館が併設されていて、オペラの衣装や関連する絵画などが陳列されています。

パリ・オペラ座

パリ・オペラ座はフランスにある歌劇場で、1875年に落成式が行われ「ガルニエ宮」とも呼ばれています。建物の外側や内側は多数の彫刻で装飾されていて、約2000の座席を用意している大規模な施設です。

観客席がある空間の天井には天井画があり、1964年にはマルク・シャガールの作品が取り付けられました。建物が全体的に豪華な設計になっているため、世界の他の建築物にも影響を与えています。パリ国立オペラが公演を行う会場のひとつです。ミュージカル作品の「オペラ座の怪人」はこの劇場をモデルにしています。

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テアトロ・コロン

テアトロ・コロンは、アルゼンチンのブエノスアイレスにある劇場です。現在の建物は1908年にオープンし、最初に上演された演目は「アイーダ」でした。

かなり規模の大きい劇場で、立ち見のためのスペースをふくめると約3000人の観客を収容可能です。テアトロ・コロンではオペラやバレエの上演が行われていますが、公演チケットがなくても劇場内を見学できるツアーに参加すれば内部の様子を見ることができます。

ここまでに紹介した世界三大劇場は歴史のある建物であるだけではなく、現役で使用されている劇場として高度な音響効果でも知られています。現地でオペラなどを鑑賞できれば、見た目の豪華さだけではなく音響面での質の高さも感じられるはずです。

オペラやバレエに興味があるなら、一度は訪れる価値のある劇場です。

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