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世界遺産|ヴェゼール渓谷の先史時代史跡群と洞窟壁画群

ヴェゼール渓谷の先史時代史跡群と洞窟壁画群は、1970年代にユネスコの世界遺産として登録されました。

ヴェゼール渓谷のあるのは、フランス南西部で、およそ2万年から1万5000年前にクロマニョン人が描いたとされる25の洞窟や147の集落跡などの史跡が点在しています。

この洞窟の壁画で最も有名なのは、歴史の教科書でもよく掲載されているラスコーの洞窟です。ラスコー洞窟には、野生の馬やパイソンやサイやシカなどの動物を中心に200点の壁画が描かれていて、一番大きなもので5メートル以上の牛の絵がありました。

これらの絵は岩のくぼみなどを利用して立体的に描かれていて、数種類の染料が使われているので、クロマニョン人の高い文化レベルの裏付けとなっています。

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