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【いまどきの世界史教科書?】増えた用語 消えた用語

3月も残りわずかとなりましたが、新年度の授業準備をあれこれとしています。

あたらしい教科書が届くと、前の版との違いをなんとなく確認するのが習わし。とくに今回は新しく設定された「世界史探究」という科目があるため、わけがちがいます。気合を入れて異同をチェックしてみると、これが結構変わっている。

たとえば、


ダヴィデソロモン、それに曹操曹丕がいなくなった。


・代わって拓跋国家新自由主義といった抽象的な語句がたくさん追加。


・中国や西洋偏重を改め、中国史・西洋史の大幅カットテニスコートの誓いナイチンゲール楊貴妃も消滅!)


オスマン帝国関連の用語(エスナーフ、スルタンの奴隷、アーヤーン)や中央ユーラシア関連の用語(オルトクや、ハーンをカアンとする現地語主義化)が増量。

といった具合です。


今回は索引をベースにし、山川出版社の『詳説世界史B』の最新の版と『詳説世界史探究』を比べ、消えた用語と増えた用語を確認しました。

デジタルで全文検索をすれば、もっと精度の高いものになるでしょうけれども、今回はとりいそぎ傾向をざっくり把握しようという心づもり。索引に載っていなくても本文に登場するものもあります。索引に立項されていなくても、別のしかたで説明されている場合もあります。全部を拾いきれているわけではありません。細かな
点の遺漏についてはご容赦を。

そもそも今回の改訂は、世界史未履修事件に端を発する「世界史用語の多すぎ」(暗記地獄)問題を解決しようとする取組みの結果として実現したものでした(経緯は
以下を参照)。

ただ、教科書によって、増えた用語・減った用語が必ずしも統一されているとはいえません。たとえば第一学習社のような思い切った削減を断行した教科書もある中、シェアナンバーワンを誇る山川出版社の対応は保守的です。
採択数が多いからこそ影響力があるのも事実ですが、実態を踏まえ、授業のなかでゲートキーピングするのはわれわれ教員の仕事です。どのように増えた・減ったのか、脊髄反射的にとらえるのではなく、その背景にはどのような方針・思想があるのかといったことを考えておくことが求められると感じています。


では、みていきましょう。



索引から消えた中国史の用語


初めに特徴的ところから見ていきましょう。

以下は索引から多くが削除された中国史関連の用語です。
曹操楊貴妃がなくなったのは、センセーショナルな話題かもしれませんね。


囲田

永楽大典

王重陽
桓公

魚鱗図冊
金瓶梅
屈原
公羊学派
軍閥
皇輿全覧図
五カ年計画(中国、第1次)
五経大全
国民党改組
古今図書集成
国共分裂
呉佩孚
左宗棠
雑徭
四書大全
実権派
漆胡瓶
儒林外史

昭明太子
神宗
斉(南朝)
正統帝
靖難の役
浙江財閥
占田・課田法
宋(南朝)
走資派
曹操
曹丕
孫権
太武帝
段祺瑞
中華民国政府
張角
直隷派
天朝田畝制度
桃花源記
東魏
董其昌
党争
屯田制(魏)
南面官
南洋華僑
農家
拝上帝会
飛銭
賦役黄冊
フェルビースト
部族制
文公
奉天会戦
奉天軍閥
北元
北斉
北面官
ミャオ族の反乱
民族・民権・民生
無為自然
楊貴妃
李元昊
律・令・格・式
竜門
劉裕

隷書


特に、儒学関連の用語は、以下のものが索引から消えています。


心即理
銭大昕
大義名分論
知行合一
致良知




索引から消えた西洋史の用語


西洋史からもかなりなくなっています。
特に、フランス革命やナポレオン、アメリカ合衆国関連からの削除が目立ちます。


アウステルリッツの戦い(三帝会戦)
アナクレオン
アミアン大聖堂
アメリカ航空宇宙局
アルヘシラス国際会議
アントウェルペン
イェルマーク
イオニア植民市
イースター蜂起
イタリア共産党
イタリア商人
イダルゴ
ヴァージニア
ヴァンデーの反乱
ヴォルムス帝国議会
永遠の繁栄
エドワード1世
エドワード6世
エル=グレコ
王は君臨すれども統治せず
囲い込み(第1次)

カトー=カンブレジ条約
カトリック教徒解放法
カトリーヌ=ド=メディシス
カニング
カール12世
カンザス・ネブラスカ法
球戯場の誓い
教皇子午線
共和暦→革命歴
クライヴ
グラント
クーリッジ
クリントン
クレマンソー
経済表
権利の宣言
高等法院
国立作業場
護国卿
コスイギン
コブデン
コルネイユ
コント
最高価格令
ザクセン選帝侯
サン=マルティン
失楽園
社会革命党
シャルル9世
シャンデルナゴル
終身統領
ジュネーヴ軍縮会議
シュマルカルデン戦争
シュマルカルデン同盟
ショー
常識→コモン=センス
審査法
新ベオグラード宣言
進歩のための同盟
人民憲章
水平派
スペイン銀貨
スペイン=ハプスブルク家
スペイン反乱
生活革命
星室庁裁判所
第三共和国憲法
タスマン
短期議会
長老派
鉄騎隊
テニスコートの誓い→球戯場の誓い
デュナン
デュプレクス
天路歴程
トスカナ語
トマス=ジェファソン→ジェファソン
トマス=ペイン→ペイン
ドーミエ
奴隷州
ナイティンゲール
ニコライ1世
西インド会社
ニューイングランド植民地
ニューネーデルラント植民地
人間不平等起源論
ネルソン
バイロン
ハーディング
ハノーヴァー選帝侯
反穀物法同盟
万人の万人に対する戦い
ピット
百日天下
ヒューマニスト
ピューリタン文学
ピルグリム=ファーザーズ
ピルニッツ宣言
ピレネー条約
ファシズム大評議会
ファルツ戦争
フアレス
ファン=ダイク
フィヒテ
福音信仰
腐敗選挙区
ブライト
ブラウン判決
フランス学士院
フランス銀行
フランソワ1世
プランター
フランドル派
フリードリヒ=ヴィルヘルム1世
ブリュメール18日のクーデタ
武力不行使条約
ブルガリア帝国
ブルガリア独立
プロイセン改革
ベーベル
ベルリン条約
ベルリン=ローマ枢軸
ヘンデル
封建地代の無償廃止
ホガース
ボシュエ
ポワンカレ
マデロ
緑の党
南ネーデルラント継承戦争
ミル
ミルトン
ムラヴィヨフ
ムリリョ
メアリ1世
メイフラワー号
モンロー
夜警
ライプツィヒの戦い
ラクスマン
ラシーヌ
ラシュタット条約
ラ=マルセイエーズ
リー
リヴァプール
理性崇拝の宗教
立憲君主派
ルイ15世
レオ10世
連合王国
六月蜂起
ローザンヌ会議
ロシア革命(第1次)
ロシア連邦
ロンドン会議(1830)
ロンドン会議(1930)
ワシントン(コロンビア特別区)
綿繰り機
ワトー
われ思う、ゆえにわれあり



索引から消えた経済史関連の用語


経済史関連の用語のうち、以下のものがなくなっているのも注目です。

機械工業
機械制工場
グーツヘルシャフト
再版農奴制
重農主義
商業の復活
鉄工業
問屋制
マニュファクチュア



索引に追加されたオスマン帝国関連の用語


逆に追加が目立つのは、オスマン帝国関連の用語です。執筆者であるオスマン帝国史の林佳世子氏によるところが大きいのではないでしょうか。「エスナーフ」はわかりませんでした。

アーヤーン
エスナーフ(組合)
オスマン主義
スルタンの奴隷
徴税請負制
トルコ革命
トルコ民族主義
ヒジャーズ鉄道
(旧)ミッレト→(新)ミッレト制
(旧)ミドハト→(新)ミドハト=パシャ
(旧)ミドハト憲法 →(新)ミドハト憲法→オスマン帝国憲法


索引に追加された中央ユーラシア関連の用語


次に、中央ユーラシアの遊牧民関連の用語については、原音を意識した表記にあらためられたものが多いのがポイント。
「フビライ・ハン」をエビフライと見間違えた時代はもう昔のこと。「クビライ・カアン」といわれて、ピンと来る人が増えるには、かなりかかりそうな気がしますが…。

中央ユーラシアの扱い方については、以下で書いています。


(旧)イル=ハン国 → (新)イル=ハン国(フレグ=ウルス)
(旧)ハーン  → (新)カアン
(旧)ハン  → (新)カン(ハン)
(旧)キプチャク=ハン国  → (新)ジョチ=ウルス→キプチャク=ハン国
(旧)大モンゴル国  → (新)大モンゴル国(モンゴル帝国)
(旧)チャガタイ=ハン国  → (新)チャガタイ=ハン国→チャガタイ=ウルス

新たに立項されたのは以下の用語です。

オルトク商人(以下を参照)

可汗
大月氏
拓跋国家
(以下を参照)




では、これ以降は、上記を含めたすべてのデータを掲載します。


新たに追加された174語


アイヌ
アイルランド征服
従来の「アイルランド征服土地没収」が時間的に幅のある用語だったのに対し、アイルランド征服はクロムウェルによる征服を指すと思われる。
アヴィケンナ
アウン=サン=スー=チー
アガメムノン

アジア航路
インド航路から変更。インディアス航路という呼称はあったのだが、ニュートラルな呼称にしたのだろうか。インディオ(インディアン)の項はそのままだし、インド航路のほうが、東西インド両航路を包含する呼称といえそうだが。

アフガニスタン侵攻

アメリカ=メキシコ=カナダ協定
本文内には「アメリカ=メキシコ=カナダ協定(USMCA)」と略称も併記。

アーヤーン オスマン帝国関連
アンゴラ
イタリア遠征
一国二制度
インドネシア国民党
インドネシア共産党
ウィレム3世
エジプト遠征

エスエル(社会主義者・革命家党)
執筆者の池田嘉郎氏(ロシア近現代史)によるものであろう

エスナーフ(組合)
オスマン帝国関連(林佳世子氏によるものであろう)。歴史総合でもオスマン帝国は、明治期日本との比較の観点から重要性が増している。

エチオピア革命
1970年代のソ連のアフリカ、ラテンアメリカ接近と、それにともなう新冷戦への流れを追う文脈は、歴史総合の教科書にも明示されている。

江戸幕府
オイディプス王
オスマン主義
オスマン帝国関連

オスロ合意
オルトク商人
中央ユーラシア関連
改革開放
可汗
中央ユーラシア関連
カザン=ハン国
華人
華人街

カスパー=フリードリヒ

いきなり登場! ロマン主義の画家として扱われているわけだが、ちょっと唐突すぎないか。



カトリック改革
対抗宗教改革では「ルター派びいき」「カトリック悪玉」っぽい記述になってしまう。これは良い変更。以下でも書いた。


カーヌーン
カボット
紙の改良
カルティエ
これでカナダ史の空白が埋まる。

環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定  
長いって。

宮廷文化
キュロス2世

教案 
仇教運動は併記せず消滅。

強制収容所
ドイツ語では「Konzentrationslager」。それを英訳したのが「concentration camp」。厳密に言えば、実は「強制」の語は原語にはない。


協同組合
共和国憲法(第三共和政)
キリスト教の布教禁止
緊張緩和(デタント)
金・ドル本位制
クリミア=ハン国

クルド系
クルド人はもともと立項されていた。民族・語族の扱いの難しさから、「系」が併記されるようになった。

グレートゲーム
クローン技術
軍産複合体
原子力発電
絹馬貿易

公害
  開発の観点から加えられたのだろう。

後金→金

行商
 公行(コホン)から変更。

公孫氏

合理主義
「啓蒙思想以来の、理性と進歩を重んじる近代の合理主義の考え方は、19世紀後半以降もヨーロッパで強い影響をもち続けた。」と記載。


黄老の政治思想
これは特徴的な変更点。

五銖銭
蔡英文

サヘラントロプス
本文で扱われるようになったわけではない。


三月革命(オーストリア・ドイツ)
ザンギー朝
サラーフ=アッディーンの説明の中に登場しているだけ。

塹壕戦
これに限らず、軍事史の記載は増えた。

サン=ドマング  ハイチのフランス植民地時代の呼称。環大西洋革命の観点からハイチを重要視する姿勢がある。


サンフランシスコ平和条約

ジェンダー
ジェンダー史の記載が必ずしも充実しているわけではない。

社会主義 
社会主義者・革命家党→エスエル

シュパイアー大聖堂
ピサ大聖堂の図版がなくなった!
私は行ったことがなく、なんだか新鮮。


蒸気機関の製造業転用
新界
新疆ウイグル自治区

人工知能
流れに乗って。

新自由主義
もともと「新自由主義的改革」との記載はあったが、ようやく立項された。


人文主義(ヒューマニズム)
英語を併記。当時の状況としては「フマニスムス」(ラテン語)でもよい気も
する。スーフィズムのように、英語で呼ぶしかないよね問題の一つ。


スルタンの奴隷
オスマン帝国関連。「大宰相のような要職の多くも「スルタンの奴隷」が占めた。また、オスマン帝国の常備軍は「スルタンの奴隷」からなり、鉄炮や大砲などの火器で武装した歩兵部隊(イェニチェリ)などが編成された。」(162頁)


新冷戦(第2次冷戦)
新冷戦って、揺れ動く用語だよなあ。

水素爆弾

鄒衍

中国思想(哲学)重視の姿勢。2023東大で「陰陽家」出題されましたね。限定しづらかったけれども。

石油戦略
1905年革命
1919年革命

戦時外交

「第一次世界大戦中、列強は、秘密条約にもとづく戦時外交を繰り広げた。」(280頁)
これは第一次世界大戦に限定した概念ではないから、取り違えてしまう生徒も
いるのではないか?

総統(フューラー)  
ナチ関連がいくつか立項。

ソマリア内戦
大月氏
中央ユーラシア関連

大コロンビア
ラテンアメリカ関連。これはありがたい。

大衆社会
歴史総合でがっつり扱う概念。

大西洋世界
対テロ戦争
大量生産
  大量消費に加えて追加。
大連

拓跋国家
中央ユーラシア関連。前に以下で説明しました。



田中角栄 日本人枠。

タフト タフトは残留。のちの中国における鉄道権益を巡る争いや、カリブ海進出を扱う際に、大統領名は別に必須というわけではない気もするが。

ダルフール紛争 21世紀の紛争
チェコスロヴァキア
知恵の館(バイト=アルヒクマ)

チャルディラーンの戦い
 
その重要性については、前に以下で書きました。


中央アジア
中央ユーラシア
徴税請負制
  オスマン帝国関連
ツァーリズム
通信革命
 歴史総合で詳しく扱う。
テキサス
デタント→緊張緩和
鉄器
テマ(軍管区)
テムジン
天神(テングリ)信仰
 モンゴル帝国関連
東学の乱→甲午農民戦争
東条英機
 日本人枠
同治帝
統治の書
突厥碑文
突厥文字
トランプ
トルコ革命
オスマン帝国関連

トルコ民族主義 オスマン帝国関連。扱うポイントは以下を参照。


奴隷制の正式廃止(米)
中曾根康弘
日本人枠。

日元貿易 新安沈船が有名。


日宋貿易
盧泰愚(ノテウ)
ハイチ革命

バイト=アルヒクマ→知恵の館


ハーフィズ
パーラ朝
南インド。
パンクハースト
ジェンダー史関連。
パーンディヤ朝 南インド。
万能人
ピカソ
ヒジャーズ鉄道

ファシズム体制 ナチ関連
普通選挙法 日本史
フック
復古王政
フューラー→総統
ナチ関連
フリードリヒ=ヴィルヘルム(大選帝侯)
ブレグジット
21世紀
文化多元主義
ベトナム反戦運動
貿易摩擦
 
ボスフォラス海峡 ダーダネルス海峡から切り離された。
ホットライン

ポップ=カルチャー
ウォーホルの「キャンベル・スープ」が登場。代わりにサイードが消滅するのは、なんだかなあと思う。


ホモ=エレクトゥス
ホロコースト
ポンド
マッカーシー
マヤ文字
マルコス
南樺太
ムハンマド=アフマド
イスラーム
文在寅(ムンジェイン) 21世紀
メデイア
モガディシュ
木簡
モノカルチャー経済
ヨーロッパ近代文明
ラインラント進駐
ラオス
ラパロ条約
ランス大聖堂
六鎮の乱
遼河

冷戦の終結宣言
「冷戦の終結を宣言した」
ロヒンギャ 21世紀
ロマ(ジプシー) ナチ関連
AI→人工知能 21世紀
CPTPP→環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定
USMCA→アメリカ=メキシコ=カナダ協定



削除された約400語

アヴィケンナ

アイルランド土地没収

「アイルランドにおける土地没収」として、17世紀半ば〜18世紀初めにかけて多くのカトリック教徒が土地を奪われた事象を指して使用。


アヴィケンナ→イブン=シーナー とっくにマホメットはムハンマドに代わっていたが、これにてアヴィケンナとアヴェロエス、サラディンも消滅ということとなる。
アヴェロエス→イブン=ルシュド イブン=シーナーと同じく、イブン=ルシュド自体が消えたわけではない。
詳しくは下記参照。



アウステルリッツの戦い(三帝会戦) 西洋史カット。ナポレオン関連は結構カット
されている。

アドリアノープル オスマン帝国関連かと思われたが、エディルネの立項はなし。地図中にはエディルネはあるが、おそらく地名は立項しない方針ゆえ。

アナクレオン 西洋史カット
アナトリア高原 地名カット

アブデュルメジト1世  
アミアン大聖堂
西洋史カット
アメリカ航空宇宙局 西洋史カット
アルタミラ ラスコーとアルタミラのコンビ解消。

アルヘシラス国際会議  西洋史カット
安徽派 脚注に「段祺瑞の安徽派、呉佩孚の直隷派」とあったもの。
アントウェルペン 西洋史カット。地名カット。
イェルマーク 西洋史カット
イオニア植民市 西洋史カット
イースター蜂起 西洋史カット
イスラーム帝国 イスラーム関連
イタリア共産党 西洋史カット
イタリア商人 西洋史カット
イダルゴ 西洋史カット
囲田 中国史カット
遺伝子組み換え技術 分子生物学、ヒトゲノム計画、再生技術、クローン技術などの語は本文内に残る。

イブン=アブドゥル=ワッハーブ
もちろんワッハーブ派が消えたわけではない。

イリ事件
中国史カット
ヴァージニア 西洋史カット
ヴァンデーの反乱 西洋史カット
上からの近代化
ウォード
ヴォルムス帝国議会
西洋史カット
烏孫
永遠の繁栄
西洋史カット
永楽大典 中国史カット
エセン=ハン
エドワード1世
西洋史カット
エドワード6世 西洋史カット
エピクロス エピクロス(派)にまとめられる
エル=グレコ 西洋史カット
エルバ島 地名
中国史カット
延安 地名
王重陽 中国史カット
王は君臨すれども統治せず 西洋史カット

オゾン=ホール オゾン=ホール消滅とともに消滅。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35153057.html


オランダ戦争
開城
カイバル峠
地名
科学的社会主義 社会主義関連の細かな人物が、結構消えている。大時代的なものが
もはや文脈を失ったとの判断か。「社会主義カット」と呼ぶ。

化学兵器禁止条約
核戦争防止協定
岳飛
 中国史カット。三国志しかり、楊貴妃しかり。ストーリーやエピソードが、
どんどん細っていくようだ。

囲い込み(第1次) 西洋史カット。
囲い込みは第2次を指して使われるように。

カシュガリー 1077年に最初のトルコ語辞典を編纂した人物。立項されなくなっただけで、引き続き本文には「カーシュガリー」として登場。

ガダルカナル島 地名
カトー=カンブレジ条約 西洋史カット
カトリック教徒解放法 西洋史カット
カトリーヌ=ド=メディシス 西洋史カット
カニング 西洋史カット
カメルーン 地名
カラコルム 地名
カリカット 地名
カール12世 西洋史カット
漢化政策
桓公
中国史カット
カンザス・ネブラスカ法 西洋史カット
監察官 立項されなくなっただけ
カンボジア王国
機械工業 経済史カット
機械制工場 経済史カット
基軸通貨 立項されなくなっただけ
魏志倭人伝
キャフタ条約
キャラヴァンサライ
球戯場の誓い
西洋史カット
仇教運動 教案に変更
中国史カット
教会
教皇子午線
西洋史カット
共和人民党
魚鱗図冊
中国史カット「租税や土地の台帳を整備したほか」という記述のみに。
金瓶梅 中国史カット
空想的社会主義 社会主義カット
屈原 中国史カット
グーツヘルシャフト 経済史カット
公羊学派 中国史カット
クライヴ 西洋史カット
グラント 西洋史カット
クーリッジ 西洋史カット
クリントン 西洋史カット。ブッシュ、オバマ、トランプは存続。
クルド問題 21世紀にのこる民族問題として、第1次世界大戦後の国境画定含め丁寧にとりあげられている印象。
クレマンソー 西洋史カット
軍閥 中国史カット
経済社会理事会

経済表 西洋史カット。重農主義がカットされている。ケネーもいない。むしろ、フランスの重農主義者として知られるテュルゴー(新教科書では「テュルゴ」と記載)が、古典派経済学の創始者の一人に連なるとする記述がある。

人間の幸福を増やす手段の1つとされたのが物質的な富の増大であり、フランスのテュルゴや、『諸国民の富(国富論)』を著したイギリスのアダム=スミスらは、人類社会とくに西欧諸国が、農耕を中心とした自給自足的な段階から、分業と交換が世界規模で発達した商業段階へ移行しつつあると考え、古典派経済学を創始した。」(200頁)



啓蒙専制君主
毛織物工業
権利の宣言
西洋史カット
交易ネットワーク
紅海貿易
洪景来の乱
港市
香辛料貿易
光塔→ミナレット
高等法院
西洋史カット
皇輿全覧図 中国史カット
五カ年計画(中国、第1次) 中国史カット
五経大全 中国史カット。儒学カット。
胡錦濤 21世紀
国民国家 立項してもよいのでは?
国民党改組 中国史カット
国立作業場 西洋史カット
国連環境計画 環境保全と開発に関する語句なので、削除されたのは意外。
護国卿 西洋史カット
古今図書集成 中国史カット
コスイギン 西洋史カット
国共分裂 中国史カット
呉佩孚 中国史カット。もともと脚注にあったもの。

コブデン 西洋史カット。ブライトともどもなくなるが、傍注に穀物法廃止の背景が述べられる。


コルネイユ 西洋史カット
コント 西洋史カット。「社会学」もカット。
 
最高価格令 西洋史カット
最後の審判(オリエント)
サイード ポストコロニアリズムが立項され、サイードは消滅。
再版農奴制 経済史カット
ザクセン選帝侯 西洋史カット
左宗棠 中国史カット
雑徭 中国史カット
サン=マルティン 西洋史カット
シェアクロッパー
ジェファソン=デヴィス→デヴィス
 
なお「アメリカ連合国」は「南部連合」に変更。
シケイロス
獅子狩文錦

「法隆寺の「四騎獅子狩文錦」」の「「獅子狩」図案」として紹介はされているが、立項されなくなった。
四書大全 中国史カット
実権派 中国史カット
漆胡瓶 中国史カット
失楽園 西洋史カット
ジハード
社会学
社会革命党
西洋史カット
社会契約
社会主義労働者党
社会主義カット
社会問題
シャルル9世
西洋史カット
シャンデルナゴル 西洋史カット
自由州
終身統領
西洋史カット
重農主義 経済史カット。古典派経済学だけが残された。
自由放任 古典派経済学が「自由放任主義は経済発展をうながすと主張」と記載。
ジュネーヴ軍縮会議 西洋史カット
シュマルカルデン戦争 西洋史カット
シュマルカルデン同盟 西洋史カット
儒林外史 中国史カット
中国史カット
ショー 西洋史カット
小アジア→アナトリア高原 地名カット
商業の復活 経済史カット
上京竜泉府
昭明太子 中国史カット
審査法 西洋史カット
神宗 中国史カット
心即理 儒学カット
神殿
親日政権

新ベオグラード宣言
西洋史カット。今後も1980~1990年代の用語は、再評価や整理が進んでいくでしょう。

進歩のための同盟 西洋史カット。これは米によるラテンアメリカ干渉、開発の観点からも、残すべきでは。

人民憲章 西洋史カット
人類
先史時代の図がついに刷新! 猿人→原人→旧人→新人の”あの図”がついに
消滅。ただし『日本史探究』には残存。なぜ?


水平派 西洋史カット
スペイン銀貨 西洋史カット
スペイン=ハプスブルク家 西洋史カット
スペイン反乱 西洋史カット
斉(南朝) 中国史カット
生活革命 西洋史カット
 あんまり定着しなかったのかもしれないが、大切な概念だと思うけれど。特殊ヨーロッパ的ではない使い方もできそうだが。

星室庁裁判所 西洋史カット
正統帝 中国史カット
靖難の役 中国史カット(本文中には記載あり)

世界商業圏 定着しないまま退場。「近代世界システム」が事実上、帝国書院の専売特許(?)となっている都合から、意地でも使わないという方針なのだろうか…。 定着せず。「近代世界システム」が事実上、帝国書院の専売特許(?)となっている都合から、意地でも使わないという方針なのだろうか(どうにかならないものだろうか)。



十字条約 国際赤十字組織は立項
浙江財閥 中国史カット
セネガル 地名
セリム2世
銭大昕 儒学カット

占田・課田法
中国史カット。これに限らず、中国の制度に関わる用語は研究の進展により、慣用的に使われていた用語が見直されるケースが多発。

セントヘレナ島 地名
全琫準
全ロシア=ソヴィエト会議
宋(南朝) 中国史カット
走資派 中国史カット
曹操 中国史カット
曹丕 中国史カット
ソフィア 地名
ソロモン王
『旧約聖書』関連の記述については、以下も参照。


孫権 中国史カット
大義名分論 儒学カット
大黒屋光太夫 歴史総合で扱いうる人物。巻頭から削除されたことが関係。
第三共和国憲法 西洋史カット
大政奉還
大祚栄
太武帝 中国史カット
太平洋探検
太平洋分割
ダヴィデ王
多神教
タスマン
西洋史カット
タタール
短期議会 西洋史カット
段祺瑞 中国史カット
タンジール 地名
知行合一 儒学カット
地中海世界
地中海貿易
中華民国政府
中国史カット
中国人町
チョイバルサン モンゴルのスターリン。ちょっと寂しい。
張角 中国史カット
丁銀
長髪賊
長老派 西洋史カット
直隷派 中国史カット
致良知 儒学カット
帝国議会
鉄騎隊
西洋史カット
鉄工業 経済史カット
テニスコートの誓い→球戯場の誓い
 西洋史カット。挿話的、シンボル的に語られる事象は、おおむねカット
される運命にあるといってよい。


デュナン 西洋史カット
デュプレクス 西洋史カット
テロリズム
天京


電信網
歴史総合で大きく取り上げられる用語に「海底電信ケーブル」があります。


纏足
これは意外! ジェンダー史の文脈で取り上げる余地があるのでは。

天朝田畝制度 中国史カット
天路歴程 西洋史カット
屋制 経済史カット
桃花源記 中国史カット
東魏 中国史カット
董其昌 中国史カット
党争 中国史カット
トスカナ語 西洋史カット
突撃隊 ナチ関連の用語には追加されたものもあるが、突撃隊は漏れた。
ドーミエ 西洋史カット
トルコ語辞典
奴隷州 西洋史カット
屯田制(魏) 中国史カット
ナイティンゲール 西洋史カット
ナイマン
中浜万次郎
ナギブ
南面官
中国史カット
南洋華僑 中国史カット
ニコポリスの戦い
ニコライ1世 西洋史カット
西インド会社 西洋史カット
日本の開国
ニューイングランド植民地 西洋史カット
ニューネーデルラント植民地 西洋史カット
人間不平等起源論 西洋史カット
ネルソン 西洋史カット
農家 中国史カット
バイロン 西洋史カット
バクーニン 社会主義カット
バース党
ハーディング 西洋史カット
パテト=ラオ→ラオス愛国戦線 なけなしのラオスがカット。
ハノーヴァー選帝侯 西洋史カット
バーブ教徒
バブーフ 社会主義カット
反穀物法同盟 西洋史カット
反宗教改革→対抗宗教改革
 
「カトリック改革」に発展的に変更。

万人の万人に対する戦い 西洋史カット
ヒジャーズ=ネジド王国
ヒジュラ
飛銭 中国史カット
ピット 西洋史カット
百日天下 西洋史カット
ヒューマニスト 西洋史カット
ピューリタン文学 西洋史カット
平戸

ピルグリム=ファーザーズ
西洋史カット。これに限らず「神話」化された事象や「伝説」はカットされる方針。ヘブライ人関連や堯舜も同じ。ストーリーだからといって一概に退けるのではなく、いかに受容されたかという「受容」史的なアプローチも大切だと思うんですが。


ピルニッツ宣言 西洋史カット
ピレネー条約 西洋史カット
ファシズム大評議会 西洋史カット
ファルツ戦争 西洋史カット
フアレス 西洋史カット
ファン=ダイク 西洋史カット
フィヒテ 西洋史カット
フィラデルフィア 地名
賦役黄冊 中国史カット
フェルビースト 中国史カット
福音信仰 西洋史カット
フセイン政権
部族制 中国史カット
腐敗選挙区 西洋史カット
ブライト
西洋史カット
ブラウン判決 西洋史カット
フランス学士院 西洋史カット
フランス銀行 西洋史カット
フランソワ1世 西洋史カット
プランター 西洋史カット
フランドル派 西洋史カット
フリードリヒ=ヴィルヘルム1世 西洋史カット
プリマス 地名
ブリュメール18日のクーデタ 西洋史カット。テルミドールの反動は残っています。
武力不行使条約 西洋史カット
ブルガリア帝国 西洋史カット
ブルガリア独立 西洋史カット
プレハーノフ 社会主義カット
プロイセン改革 西洋史カット
文公 中国史カット
ベーベル 西洋史カット
ベルリン条約 西洋史カット
ベルリン=ローマ枢軸 西洋史カット
ヘン=サムリン
ヘンデル
西洋史カット。ドイツ3Bのうちバッハとベートーヴェンはしぶとく残っています。

封建地代の無償廃止 西洋史カット
奉天会戦 中国史カット
奉天軍閥 中国史カット

ホガース 西洋史カット。あの風刺画が消えちゃいました。


北元 中国史カット。ようやく「北元」と呼ばれなくなりました。地図中では「モンゴル」と表記され、元の帝室が維持されたことが意識されるようになりました。

北斉 中国史カット
北面官 中国史カット
ボシュエ 西洋史カット
ボスニア 地名
ポツダム協定
ホラント州 地名
ポリネシア 地名
ホルムズ島 地名
ポワンカレ 西洋史カット
巻き返し政策
マデロ
西洋史カット
マニュファクチュア 経済史カット
マンスール
緑の党 西洋史カット
南ネーデルラント継承戦 西洋史カット
ミャオ族の反乱 中国史カット。少数民族の反乱についての記載は残っています。
ミル 西洋史カット
ミルトン 西洋史カット
民族・民権・民生 中国史カット
無為自然 中国史カット 新たに「黄老の政治思想」が立項された
ムバラク
ムラヴィヨフ
西洋史カット
ムリリョ 西洋史カット
メアリ1世 西洋史カット
メイフラワー号 西洋史カット
滅満興漢
綿工業
沐浴場
文字

モルッカ諸島 地名
モンゴル国
モンテネグロ
地名
モンバサ 地名
モンロー 西洋史カット。モンロー主義は残存。
夜警 西洋史カット。もちろんレンブラントの名画。
耶律大石
唯物論
輸出市場
楊貴妃 中国史カット
傭兵 これはもともと古代ローマ関連で立項されていたもの。
ヨルダン王国 地名
ライプツィヒの戦い 西洋史カット
ラクスマン 西洋史カット
ラシーヌ 西洋史カット
ラシュタット条約 西洋史カット
=マルセイエーズ 西洋史カット
リー 西洋史カット
リヴァプール 西洋史カット
リオ協定
李元昊 中国史カット
理性崇拝の宗教 西洋史カット
立憲君主派 西洋史カット
律・令・格・式 中国史カット
リヤド
竜門
中国史カット
劉裕 中国史カット
中国史カット
ルイ15世 西洋史カット
ルクレティウス
隷書
中国史カット
礼拝
レオ10世 西洋史カット。「彼(ルター)は教皇によって破門された」とありま
す。
レニングラード 地名
連合王国 西洋史カット
労働者
六月蜂起
西洋史カット。社会主義カット。
ロケット
ローザンヌ会議 西洋史カット
ロシア革命(第1次) 西洋史カット
ロシア連邦 西洋史カット
ロンドン会議(1830) 西洋史カット
ロンドン会議(1930) 西洋史カット
倭人
ワシントン(コロンビア特別区) 西洋史カット
綿繰り機
 西洋史カット。綿織物関連の技術者は、ジョン=ケイもアークライトもクロンプトンも残留する結果となりました。

ワッハーブ王国
ワトー
西洋史カット
ワフド党
われ思う、ゆえにわれあり
西洋史カット
NASA→アメリカ航空宇宙局
UNEP→国連環境計画







このたびはお読みくださり、どうもありがとうございます😊