このノートを始めた物語
プロローグ
「はぁ、はぁ、疲れた。。。」
と思ったらなんだか大量に涙が溢れ出てきた。
20歳にもなって、大量の涙が出てきた。止められなかった。
膝に手をついて、泣き叫んだ。
理由は、「敗北」と言う2文字の現実を自分がやっと受け入れたから。
コレまでずっと自分を誤魔化してきた。
「俺は勝てる、最強だ」
でももう、そんな誤魔化しが効かないところまで来て、心が崩壊した。
「どんなに頑張っても奴らには敵わないかもしれない」
「もしかしたら努力したって敵わないものがあるのかもしれない」
僕はその時、人生絶望の底にいた。
今まで人生でサッカーしかしてこなかった。それしかないと思ってたし、それ以外の人生を考えたことなかった。
侍が腕をなくなった瞬間だった。これからどう生きていけばいいのか。何もわからなかった。目の前が真っ暗だった。まさにサッカーをしてる自分が死んだ瞬間だった。
3歳の時にサッカーを始めました。
小学生の時には九州選抜に入りました。
中学一年生の時は日本代表にも入りました。
福岡のみんなが憧れるようなチームに入りました。
学校の行事なんか全て投げ出して、勉強もそこそこに、友達との遊びの時間なんかほぼなかった。休みの日なんかなかった。中学から内職で毎日の練習の振り返りをしたサッカーノートは気付けば17冊になってた。人生全てを投げ出したものだった。それ以外要らなかった。大好きな女の子が他の男子と付き合っても、サッカーさえあれば全く気にならなかった。僕の人生だった。
生まれてから、全てを捧げてきたサッカーを「諦める」と言う瞬間が来ました。
その瞬間は凄まじく孤独で、真っ暗で、何も見えませんでした。
心の中に小さく、けど力強く灯してた火がついに途絶えました。
現在
それから3年が経ち。
今は普通にWebの広告代理店(ベンチャー企業)で働いてる。
ここを選んだ理由は将来は絶対に起業したく、そのための修行期間としてベンチャーでめちゃくちゃ経験を積むのがいいと思ったから。
周りの人も東大とか早慶の人ばかりでめっちゃ頭良くて、刺激的。
そして、サッカーの生まれ変わりかのように今は仕事に没頭してる。まさに仕事しかしてない。毎日9時から1時まで働いてるし、土日もあるわけない。みんなからは頭がおかしいって言われるが、別に好きなことをしてるから全然辛くないし、情熱を失って生きる方が自分はしんどい。
だから今の自分は人生最大に幸せだ。
ちなみに今の目標は藤田晋さん(サイバーエージェントCEO)を超えること。
サッカーを辞める時に誓った、
「5年後にサッカー辞めて良かったって思えるような人生にしよう」
今までサッカーに注いできた自分の全ての熱を仕事に捧げると誓った。
浮かんだ課題
そして、全てを捧げて仕事に取り組んで、2年半が経って
少し今の職場がコンフォートゾーンになってきたって思ったタイミングで
なんかそろそろ、自分のサービス、事業を作って勝負する頃ではないのか?って思い出した。
何かしらの形にならなくても、
自分は元々器用でも頭がいいわけでもないから、たくさん行動して、失敗して、フィードバックもらって、成長していくタイプだから
将来のために早く失敗した方がいいって思い、事業を作ってみることにした。でもやるからには真剣に、本気で成功を目指す。その過程の失敗はたくさんするつもり。
それから色々考えたが、やっぱり自分が経験したことを軸に事業を作る方が過去の自分をターゲットにできるから、1番取り組みやすいと思い、事業を考えた。
コレを信じてもらう必要はないが、本心から多くの人を助けれるビジネスを作りたいって思った。
もちろんお金持ちになりたい、それも同年代のサッカー選手より絶対多く稼ぎたい。でもそれと同時に誠実でないビジネスをやっても続かないし、自分の信念を曲げるようなことをして働けない。って思ったから。
その時に、「そもそも株式会社ってなんであるんだっけ?世の中に溢れてるみんなが抱えてる不満を解決するためにあるんだよな?じゃあたくさんの会社の課題解決のアシストをすればいい」って思った。と同時に「サッカーやってるやつって一生サッカー続ける人多いな。。。プロになれなくても、社会人でもサッカー続ける人めちゃいるな。。。」ってふと思った。
今自分は全くしてなくて、それこそ仕事関係の人に誘われたら遊び程度。
「なんでみんな辞めないんだろう?こんなに世の中他に楽しいことあって、しかも仕事なんか全力で取り組んだら圧倒的に成果出せて、社会から求められる人材になれるのに。。。しかも彼らが社会のために全力で働けば、より早く社会が抱える課題を解決できるのに」って思ってしまった。
3年前の自分がコレを聞いたら多分殴りかかるか、話を無視するだろう。
だから同時にサッカーを辞めない人の気持ちも痛いほどわかる。
サッカーが大好きだし。プロで活躍した姿を今まで支えてきてくれた人にみて欲しいし、自分が活躍することでみんなに希望を与えたい。
さらにサッカーしかしてこなかったから他のフィールドに立つのが怖い。
外に出るのが怖い。辞めた時の自分が想像つかない。
自分の役割
そこに僕の役割を見つけた気がした。
全力で競技に取り組むアスリートたちに声を大にして叫んで伝える。
「君たちは他のフィールドでも大活躍できる。しかもそれは社会の役にたつ。君たちみたいなストイックな人が社会で活躍することで、より早く経済を回して、イノベーションを起こして、たくさんの人を助けることができる。」
コレが俺の役割なんだって。
頭のいい奴や高学歴の奴は勝手に「俺が日本を救う」とか言って勝手に社会の役に立とうとしてる。
だが僕はアスリートこそ、その役割をになえると思ってるし、なんなら頭のいい奴と組むと最強のコンビになれる。
彼らが考えた戦略をひたすら行動に移す。それ以上に最強のビジネスコンビはあるだろうか?
だから僕の思いついた最初のビジネスはアスリート人材ビジネス。
本題
長くなって大変恐縮だが、
こっからがこの話の本題で、
このアイデアを思いついた時に、いろんな人の話してわかったことがある。思ってるよりも自分のアイデアは否定される。さらに否定されることがかなり怖い。って。
だから起業するって、アイデアやビジネススキルの勝負もあるけど、思ってる500倍以上に否定されても自分の信念を曲げないかの戦いであるかとも感じた。
本気で「コレを解決すると世の中が良くなる」って思わないと、人から否定されて途中で諦めそうになる。
だからこのノートを始めた。
このノートには自分の考えや行動を否定された記録に残していこうと思う。人が否定に立ち向かっていくとどうなるのか、実験みたいな感じ。
しかも1人で否定に立ち向かうのはかなり精神力のいるものだが、誰かにそれを共有できるって考えると心が楽になる。
要は否定されても否定されたらここに書くネタにできるって考えるとかなり大胆に行動できるって思ったから。
人は誰でも人に否定されるのを恐怖に感じる。だから自分が実験台になって、恐怖に立ち向かうところをみんなに発信できれば、同じような人の参考になるのでは?と思いました。
あとはアスリートを「君たちは他のフィールドでも活躍できるし、一緒に社会をよくしてこうぜ!」って教育する記事にもしたいです。
長くなってすみません。
次回以降は短くいきます。長くなっても続かないと思うのでw
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