そもそも「面白い」って何?広告にも活かせる「クリエイティブなアイデアを生み出す思考法」を紹介!
「オモシロイ広告専門の映像屋」として、ユーモアとシュールさを前面に打ち出した広告動画を制作しているセカイ監督チームでも、日々面白いクリエイティブなアイデアを考えるべく奮闘しています。
また、今までにないクリエイティブな企画を考えたり、コンテンツを制作したりしようと考えている企業やクリエイターも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、通常の記事とは違い「思考法」に特化して、面白いクリエイティブなアイデアを出す際に参考にしたい思考法を紹介していきます!
一般に知られている思考法をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にして実践してみてください!
【クリエイティブな考え方が求められる時代背景】
クリエイティブな発想や考え方は、一部の人の特別なスキルではなく、これからは世間一般の多くの人に求められると考えています。
その理由については、クリエイティブディレクターの北尾昌大さんがインタビューで話しています。
このように、今までは人間がやっていたこともAIが代替できるようになったり、コンテンツやサービスが飽和したりしている時代において「面白い!」と思えることを考え、実行できる人材や企業が重宝されていくものと考えています。
また、その「面白い!」に純粋に向き合うことで人生が豊かになっていくとも言えるでしょう。
【そもそも「面白い」とは何なのか?】
ここで、そもそも「面白い」とは何なのか?と疑問を持った人もいるでしょう。
…いますよね?
「面白い」と感じるポイントや物事は人によって違うのですが、セカイ監督の動画やこれまで紹介してきたクリエイターの技術を振り返ると、以下のようなことが挙げられます。
既視感はあるけど、視点や切り口がこれまでとは違った斬新なもの
他人には言えなかった感情が反映された、心の底から共感できるもの
事象としては同じだけど、主語を変えて反対の視点から見たもの
複数のアイデアを今までになかった掛け合わせで合体させたもの など
皆さんも「自分はどんなものが面白いと感じているのだろう?」と考えてみてください。
ちなみに、辞書的には「面白い」は以下のような意味を持っています。
【クリエイティブなアイデアを出すための思考法】
ではここから、クリエイティブなアイデアを出すための思考法を5つだけ紹介します。
他にも思考法はいくつもありますが、すぐにでも使えるものを紹介するので、ぜひ考えながら読んでみてください。
逆転の発想(リバースシンキング)
「逆に〇〇だね」と日常会話でも使うと思いますが、これもまさに思考法の一つです。
普遍的な物事を、逆の側面から捉えることでクリエイティブなアイデアに昇華することも多くあります。
広告プランナー・ふくままさひろさんのインタビューで紹介した「ゴキブリ目線のInstagram」もその一つで、以下のような逆転の発想を用いています。
これを使うと、例えば「人がキーボードをパチパチ叩く」→「人がパチパチ叩くゆえに激務を強いられるキーボード」といった発想もできそうですね。
SCAMPER法
次に紹介する「SCAMPER法」とは、代用する(Substitute)、組み合わせる(Combine)、適応する(Adapt)、修正する(Modify)、転用する(Put to another use)、削ぎ落とす(Eliminate)、逆転する(Reverse)の頭文字を取ったもので、既存のアイデアを変化させる手法です。
簡単に解説すると、それぞれ以下のような意味となります。
代用する(Substitute)→プロセスや手順を置き換える、成分や材料を置き換える、など
組み合わせる(Combine)→まったく異なる2つの製品を組み合わせる、目的や方法を組み合わせる、など
適応する(Adapt)→他の業界のアイデアを当てはめる、過去の成功事例を応用する、など
修正する(Modify)→重さを変えてみる、機能を弱く/強くする、など
転用する(Put to another use)→他の使い道を考える、業界を変える、など
削ぎ落とす(Eliminate)→機能やサービスを最小限する、プロセスや過程を簡略化する、など
逆転する(Reverse)→プロセスや順序を入れ替えてみる、原因と結果を逆にしてみる、など
このSCAMPER法の事例として、ライスバーガーを販売したモスバーガー(Substitute)、作業服だけでなく一般向け市場を開拓したワークマン(Put to another use)などが挙げられます。
マインドマップ
マインドマップは、自分自身の頭の中を可視化したり、連想するアイデアを次々と出していくために用いられるフレームワークです。
メインテーマを中央に書き、そこから連想される言葉やアイデアを深く考えずどんどん書き込むことで、普段の思考のプロセスや構造が可視化できる他、思ってもみないアイデアが書き込まれて「意外と使えるかも?」というものを発見できることもあります。
紙とペンを用意して、以下のような順序で進めるとマインドマップを作成することができます。
メインテーマを最初に決める
連想するものをどんどん書いて繋げていく
考えすぎずにとにかく書く
色をつける等して簡単に整理する
マインドマップの作成方法やメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
六つの帽子
この「六つの帽子」は、一人でもできますが複数人で実施するとより効果を発揮する思考法です。
ある議題に対し、参加者は色のついた帽子をかぶり、その色に与えられた役割から発言することで、様々な角度からの意見を拾い上げることができます。
※帽子がない場合は何かで代替してください
参加者がアイデアに対して発言するときには、帽子をかぶったり取ったりしながら、どのような視点から発想しているのかが他者にわかるようにします。
その発言に時間制限を設けたり、役割を交代して何周も回すなどすることで、より意見が出やすくなっていきます。
▼6つの帽子の色別の役割
白い帽子:事実や数字、データをもとに中立的な立場で発想します。
赤い帽子:感情的視点から発想します。一般的に議論の場で論拠のないひらめきや感情、気持ちは敬遠されがちですが、赤の帽子をかぶっているときは安心して感情的視点から発想することができます。
黒い帽子:批判的、消極的にアイデアを評価し注意を促します。最も重要な帽子の一つで、ネガティブな態度を表すものではありません。アイデアが事実に反する点や、方策と一致しない点について指摘します。
黄色い帽子:提案されたアイデアが成功する理由や利益を生む理由について、ポジティブに明るい結末を念頭に置いて発想します。
緑の帽子:好奇心を広げ、さまざまな選択肢をクリエイティブに発想します。
青い帽子:場を俯瞰し、各視点がバランスよく対話に反映されているか冷静に判断します。青い帽子をかぶりながら、「そろそろ緑色の帽子の意見が必要ですね」などと促します。
アイデアの掛け合わせ
最後の「アイデアの掛け合わせ」は、クリエイティブコンテンツだけでなくビジネスの世界でも広く使われている思考法です。
例えばパソコン×携帯電話=スマートフォン、椅子×タイヤ=車椅子など、世の中にすでにある物同士の掛け合わせで、全く新しい価値を生み出すことができます。
最近ではリメイクコンテンツが流行していますが、これも「昔のトレンド×今のコンテンツ」「昔のコンテンツ×今のトレンド」といった掛け合わせによって生まれていると考えることができます。
また、セカイ監督が制作した株式会社セイヒョーのアイスのCM動画も、「学園ドラマ×おじいちゃんおばあちゃん」という、それぞれはよく見るのに今までなかった掛け合わせがバズを生み出した要因の一つであると考えられます。
【クリエイティブなアイデアを出すための思考法 まとめ】
以上、クリエイティブなアイデアを出すための思考法を紹介しました。
商品やサービスをもっとクリエイティブな視点からPRしたい、クリエイティブな商品やサービスを開発したいといった企業の方々、クリエイティブなコンテンツを作りたいというクリエイターの方は、今回紹介した思考法をぜひ実践してみてください。
また、実践してみた感想などもぜひコメント欄やセカイ監督のSNSアカウントでぜひ教えてくださいね。
セカイ監督は「オモシロイ広告専門の映像屋」として、ユーモアとシュールさを前面に打ち出した広告動画を制作しています!
”独自性”のあるオモシロイ動画広告によって、「認知拡大」「商品購入」「採用」などビジネスにおける様々な課題を解決しています。
セカイ監督の制作する映像の特徴は以下の通りです。
1. シュールで面白い映像に特化
一癖も二癖もあるけど笑える映像の専門家。コメント欄には「盛大にお茶吹いた」「この広告にGO出した会社どこだよww」と、愛のあるツッコミが殺到!
2. SNSでバズらせるノウハウ
バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。バズる動画のつくり方や拡散される発信の方法を熟知。
3. 他には真似できない圧倒的な企画力
時代的に何が求められていて、どんな企画がウケやすいのか。トレンドや親しみのあるフォーマットを取り入れながらも、意外性のある作品制作に定評アリ。
なぜか最後まで見てしまうアイス屋さんのCM
トラウマ確定な昭和のアイス屋さんのCM
この記事を読んで、セカイ監督のことが少しでも気になった方は以下のHPもぜひご覧ください!
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