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ショート動画全盛期の今こそ知りたい!YouTubeショートのポイントと企業の活用事例

近年、TikTokやInstagramのReelsなどで短尺のショート動画が人気を集めています。

YouTubeでも「YouTubeショート」という機能がリリースされ、かつ2023年にはYouTubeショートにおける収益化が発表されるなど、ショート動画の需要がますます高まっています。

企業においてもYouTubeショート動画を活用する動きが活発化しているため、今回はその事例とともにYouTubeショートについて紹介していきます。

SNSを活用したマーケティングやブランディングを進める個人や企業の方は、この記事を機にYouTubeショートの活用を検討していただけると嬉しいです。


【ショート動画とは?】

ショート動画とは?

ショート動画とは、YouTubeやTikTok、InstagramのReelsに投稿される1分程度の短尺の動画のことです。

9:16のスマートフォンのディスプレイに合わせた縦型の動画で、スマートフォンを使っていつでもどこでも気軽に撮影&閲覧ができる形式の動画です。

ショート動画の特徴

①スマホに最適化されている

どのプラットフォームでもショート動画は9:16の縦型で表示されたり、縦スクロールで新しい動画をどんどん観られたりと、スマホに最適化されているのがショート動画の最大の特徴です。

そのため、撮影する際に9:16の画面での映り方を意識することが、クオリティの高い動画を制作することに繋がります。

②テンポよく観られる

ほとんどの動画の尺が60秒以内であるため、ユーザーがテンポよく観られるのも特徴です。

移動時間や寝る前など、スマホをぼーっと見たい時にサクサクいろんな動画を見られる手軽さが、近年ショート動画が人気である理由の一つです。

③ランダムに動画が流れてくる

ユーザーが縦スクロールすると、レコメンドされたショート動画がランダムに流れてきます

これにより、自分が知らなかったクリエイターを知ることができたり、より多くのユーザーへリーチしたりすることに繋がります。

【YouTubeショートとは?】

では次に、ショート動画の中でも「YouTubeショート」について紹介していきます。

TikTok動画、InstagramのReels動画との違い

TikTokやInstagramでもショート動画を投稿できますが、それぞれ少しずつ違いがあります。

その違いを加味し、自社の特徴に合ったプラットフォームを活用することをおすすめします。

■投稿できるコンテンツ種類
・YouTube→長編動画/ショート動画
・Reels→Reels(ショート動画)/フィード/ストーリーズ
・TikTok→動画のみ

■動画の長さ
・YouTubeショート→最大60秒
・Reels→最大90秒
・TikTok→最大10分

■表示形式
・YouTubeショート→YouTubeアプリ(ブラウザページ)を開き、YouTubeショートの紹介欄までスクロールすると観られる
・Reels→Instagramアプリを開き、Reelsのアイコンをタップすると観られる
・TikTok→TikTokアプリを開くとすぐに表示される

■国内月間アクティブユーザー(MAU) ※2023年10月時点
・YouTube→7000万MAU
・Instagram→3300万MAU
・TikTok→1700万MAU
(2023年10月更新!性別・年齢別 SNSユーザー数(X(Twitter)、Instagram、TikTokなど13媒体) より https://gaiax-socialmedialab.jp/socialmedia/435

■ユーザーが主に求めるもの
・YouTubeショート→検索結果からの情報収集
・Reels→相互のコミュニケーションや購買行為
・TikTok→レコメンドによる受動的な視聴

YouTubeの通常の動画との使い分け

YouTubeのショート動画は、ユーザーにランダムに表示されるため、短期間で多くの人にリーチすることができ、自社や商品・サービスへの認知度を高めるのに効果的です。

一方長編動画は、商品やサービスの詳細や、企業の理念や取り組み、インタビュー動画などをじっくりと伝えることができるため、視聴者のエンゲージメントを高め、ファンを獲得するのに効果的です。

まずはショート動画で認知を獲得し、長編動画でファンや顧客の獲得を目指す、といった活用方法ができるのがYouTubeならではの特徴です。

【ショート動画の制作のポイント】

YouTubeショート動画を効果的に制作するためには、以下のポイントを押さえましょう。

1.ターゲット層を明確にする

ショート動画に限ったことではありませんが、まずは誰に向けて動画を制作するのかを明確にすることが重要です。

ターゲット層を明確にした上で、そのターゲットの興味や関心ごとを考えてコンテンツを企画していきましょう。

2.テーマを細分化する

ショート動画は尺が短く、伝えたいことを全部伝えていては時間が足りません。

短時間でメッセージを明確に伝えることが重要ですが、ここでおすすめなのが「細分化」です。

例えば、採用目的で就活生向けの動画を投稿する場合、「就職活動」を細分化して、

・就職活動におけるスーツの着こなし方
・就職活動におけるエントリーシートの書き方
・就職活動におすすめのネクタイ
・就職活動でよくあるNG行為

などと細分化していくことでメッセージが明確になり、短時間でもしっかり伝わるようになります。

3.伝えたいことを明確にして、結論から伝える

ショート動画を観るユーザーは、動画を縦スクロールでどんどん観ていくため、最初の数秒で「観たい!」と思ってもらう工夫が必要になります。

そのためにも伝えたいことを明確にして、最初に結論を述べて「結論ファースト」の動画にすることが重要です。

また、最初の数秒がインパクトのある内容になるような編集をすることも心がけましょう。

4.わかりやすいテロップを挿入する

短尺の動画では伝えられる情報に限りがあり、かつ話しているセリフも全て聴き取れるとは限らないので、テロップを効果的に使うことが求められます

インパクトがあり、伝えたいことが端的に伝わるテロップを使うことで、ユーザーの印象に残りやすくなります。

動画編集ツールではテロップのテンプレートを多く使えるため、それらを有効活用して興味を引くようなテロップを挿入しましょう。

【企業のYouTubeショートの活用事例4選】

ではここで、YouTubeのショート動画を有効に活用している企業の事例を紹介します。

幅広いジャンルのアカウントを紹介するので、「自分(自社)だったらどんなショート動画を投稿したいだろう?」と考えながら読んでみてくださいね。

(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV

野球ファンには「パテレ」でお馴染みのパ・リーグTVでは、試合のハイライトや注目のプレイヤーなどを紹介する通常動画の他に、ショート動画で試合中の思わず笑ってしまう場面やプレーをコミカルに紹介したり、ベンチ裏など滅多に見れないシーンを紹介したりしています。

パテレの自由度の高い動画編集で、野球ファン以外にも関心を持ってもらうことができ、球場の来場者数増加にも繋がっています

わかさ生活【公式】

「ブルーベリーアイ」でお馴染みのわかさ生活でもSNSを有効活用し、YouTubeショートには商品とは関係のない上司の部下の日々の仕事風景(?)が投稿されています。

「ショート動画でよく見る猫」や「残業ガチャ失敗したときの上司」など、「何をやっているんだろう?」とツッコミどころが満載な動画ばかりですが、流行りのネタなども積極的に取り入れることで、幅広い層に企業の認知度を広げることに繋がっています

クラシル

料理動画の人気のクラシルでは、一流の料理人を起用したショート動画を投稿しています。

調理器具の使い方やちょっとした調理のコツなどを、一流の料理人がやっている”誰でもできる”技をショート動画でテンポよく紹介することで、ユーザーの「クラシルで紹介されているレシピで実践してみよう」という気持ちを掻き立てています

このショート動画や長編の料理動画が、クラシルアプリのDLへの導線となっているのは言うまでもないでしょう。

岡野タケシ弁護士【アトム法律事務所】

「大人から子供まで法律が100倍楽しくなる」をコンセプトに運用している弁護士YouTubeチャンネル「岡野タケシ弁護士【アトム法律事務所】」では、ショート動画を使って法律について楽しく&わかりやすく解説しています。

時事ネタについて弁護士の視点から解説したり、「本物の弁護士が法律厳守マリオやったら犯罪しまくったwww」という弁護士ならではの面白動画など、法律をより身近に感じられる動画を投稿することで、士業系の他の事務所にはいないファンの獲得に繋がっています

まとめ

今回は、ショート動画全盛期の今だからこそ知りたい「YouTubeのショート動画」について解説してみました。

映像で視覚的にわかりやすく伝えられ、かつ短尺でテンポよく伝えられるショート動画を活用することで、企業や商品の認知度向上に繋がっていくでしょう。

また、YouTubeの通常の長尺動画を組み合わせることで、ショート動画の効果をより発揮することができます。

YouTubeショートの導入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。


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