大人は知っておくべき第一印象【知識編】
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最後までお読みいただければ「好かれる人になるために活用できる外見力の高め方」について学ぶことができます。
どんなにすばらしい中身(スキル・ノウハウ・性格など)を持っていてもそれが相手に伝わらなければ評価されることはありません。
とくに第一印象は好感度に大きく影響します。
【人間関係は誰でも高めることができるスキル】
好かれることが大事なのはわかったけれど
「私は人間関係が苦手なんです」と、
気後れする人もいるかもしれません。
人間関係とはスキル(技術、技法)で想定以上に変わります。
どれだけスキルを身につけているか、実践しているか、磨き上げているかが実際の好感度には影響してきます。
スキルとは才能ではなく、どんな人であれ身につけることができるもの。
なぜか周りに好かれる人というのが世の中にはいるものですが、彼らは意識的に、あるいは無意識のうちに好感度を高めるスキルを駆使しているのです。
では、人を動かす第一歩として好感度をあげて心を掴むための方法についてお話ししていきます。
【ハンサムでなくても、魅力的な人】
アメリカで行われた実験にこんなものがあります。
魅力的な子と、そうではない子の写真を用意して小学校の教師400人に見せました。
子ども達の成績は同じという設定で、それぞれの子どもについて評価してもらったのです。
すると魅力的な子に対しては、教師は成績以外のことまで高く評価しました。
しかし、そうではない子に対しては、逆の評価をしたのです。
「人間は中身で勝負」と言いますが、この結果は、人間は見た目の印象によって評価が左右されてしまうことを示しています。
別の言い方をすれば、どんなにすばらしい中身を持っていても、それが相手に伝わらなければ、評価されることはないということです。
とくに第一印象は好感度に大きく影響するといえるでしょう。
ここでいう外見とは、容姿やプロポーションといったことだけではありません。
たとえば、いつもこざっぱりとした服装や髪型をしているというのもそうです。
爪が伸びっぱなしではなく整っているというのもそうです。
すれ違ったときに石鹸のいい香りがしたということもそうです。
あるいは背筋がすっと伸びていて、笑顔で笑っているということもそうでしょう。
たとえイケメンでなくとも、外見に好かれる雰囲気があれば、味のある魅力的な顔になります。
【好かれる人は、外見の力を活用している】
アメリカの心理学者メラビアンの研究によれば、相手に与える印象の55%は容姿や身だしなみ、しぐさや表情で決定されてしまいます。
つまり言葉を発する前から、あなたの第一印象の5割以上は決まっているのです。
ちなみに説得や交渉というと「言葉ありき」と考えがちですが、言葉が印象に与える影響は、たった7%に過ぎません。
ですから、なぜか周りの人から好かれるという人は、無意識のうちに外見の力を活用しているということになります。
無意識にやるだけでも効果があるのですから、「自分が何をすれば魅力的にうつるのか」を意識して実践していけば、好感度はあがりやすくなるです。
身の回りを見渡してみて、自分をもっと魅力的にできることがないか調べて見ましょう。
人間の印象は、ちょっとしたことを変えるだけでも大きくかわってしまうものです。
【見た目のイメージを変えると印象も変わる】
女優の木村多江さんといえば、映画やドラマなど、多くの作品で活躍されています。
大人の色気がある女優としても人気のある方ですが、著書の中でこんなことをおっしゃっています。
「万が一、わたしが演じる役を観て、〝きれいだ〟と一瞬でも思っていただけるようなことがあれば、それは、しぐさ、表情の残像がつくり出す錯覚です」
もともと木村さんは目が小さめなのを気にされていて「テレビに映る自分を観ると、いつもがっかりしていた」そうです。
それを一念発起してメイクのレッスンを受けたり、自分の顔や髪型の研究をしてみたり、さまざまな試行錯誤を繰り返すなかで見つけたのが、ちょっとした瞬間のしぐさや表情で印象を変えることができるということでした。
あなたも、よれよれだったシャツにきちんとアイロンをかけてみる、髪型をスッキリさせてみる、いつも靴を磨いてピカピカにしておくなど、まずは簡単にできることから、自分のイメージを変えてみてはいかがでしょうか。
それだけで、人を動かす力は、ずいぶんと変わってくるようになります。
ボクのおすすめは靴下です。
さり気ないマイナーチェンジからはじめられます。
また低予算から挑戦できるアイテムでもあります。
【笑顔をきちんと活かしてますか】
装に気を配ったなら、自分の表情にも注目しましょう。
緊張してこわばった顔になっていませんか。
笑顔は好感度をあげる最強の武器です。
その表情が
「あなたには敵意を持っていませんよ」
「あなたに会えることをうれしく思っていますよ」
という信号になります。
反対にしかめっ面は、拒絶の信号です。
「あなたとはお近づきになりたくない」というメッセージになります。
それでは好かれるどころか、コミュニケーション自体をうまく進めることが難しくなってしまいます。
心のつながりがない相手とビジネスの話をするのは、多かれ少なかれ緊張するものです。
しかし、仕事とは多くの場合、アウェーで始まります。
その空気に飲まれて力も発揮できないままに、時間が過ぎていく。
これほどもったいないことはありません。
笑顔というスキルはこんな時にこそ役に立ちます。
【笑顔になると気分も変わる】
緊張しそうだなと思う商談や面接の前には、事前に笑顔を作っておきましょう。
それだけで突破口になります。
また無理にでも笑顔を作っておくと、気分まで変わってきます。
心も落ちつかせることができ、自然体で自分の力を発揮しやすくなるでしょう。
外資系教育会社でセールスウーマンとして世界ナンバー2の実績を残し、人材育成の会社を経営する和田裕美さんは、駆け出しの頃はなかなか営業成績があがらず苦労されたそうです。
そんなとき、彼女が心がけたのが笑顔。
事務所に入るときは挨拶とともに笑顔、お客さまに会ったら笑顔。
とにかく誰とでも常に笑顔を絶やさないようにしたそうです。
駆け出しの人間にできることは限られています。
ベテランのように仕事をどんどんとってこれるわけでもないし、たくさんの仕事をこなせるわけでもない。
しかし、笑顔で接することなら自分にもできます。
しかも、それで空気を明るくすることもできます。
いつでも笑顔を心がけた結果、職場の空気は変わり、取引先とも仕事がしやすくなり、環境は好転していったといいます。
その第一歩は「笑顔」という誰にでもできることから始まったのです。
簡単なことでも積み重ねれば、誰にも負けない力に変わる。
そうは言っても、笑顔なんて無理という方、これだけは覚えておいてください。
笑顔は誰にでもできるお洒落です。
お洒落 = 万人受けする
というのが僕の持論です。
笑顔が素敵な人を嫌いになったり、悪く言うのは難しいのです。
あなたは自信をもって第一印象はパーフェクトだと言えるでしょうか?
もしNOだとするならば、いくつになっても挑戦できるフィールドがあります。
小さい変化を加えて、第一印象で損しないご自身の形を確立してみてください。
見た目で奇抜な方・個性豊かな方は、たくさんいらっしゃいますが、本当の「お洒落」をしている人は少ない気がします。
ボクが本当にお洒落だと思う芸能人は、こちらの方々です。
・藤木直人氏
・峰竜太氏
・堺正章氏
上記の方々はTPOに合わせた服装をされているかと思います。
TVやイベントに出られる際の装いもご自身で選ばれているとのことです。
一部内容を「DIAMOND online」より引用