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君たちはどんな世界を生きるのか?【はじめに】|「勉強」が数十倍の価値を持ち始める未来がくる

君たちはどう生きるか?

吉野源三郎さんの名著であり、
宮崎駿さんもタイトルにしたこの言葉。
「いつの時代」でも通じる
とても大事な言葉だと思う。

でもこの言葉の中身を考える前に、
実は重要なことがあるんです。
それが、
君たちはどんな世界を生きるのか?

世開塾では、
「なんで勉強が必要なのか?」

を子どもに説明します。

その説明や理解に必要なのが、
君(子ども)たちは
どんな世界を生きるのか?

なのです。

それを考えて理解することで、
大人の私たちの時代」の数十倍
「勉強」は重要な要素になっている

と思って頂けると考えています。

「勉強」が大人世代の数十倍の価値を持ち始める

勉強の価値が数十倍重要になる!?
きっと大袈裟に聞こえると思います。

でもいろんな材料を集めて、
リアルに考えると大げさではない事が、
きっと理解して頂けると思います。

なのでこれから何回かに分けて、
子どもたちはどんな世界を生きるのか?
を書いていきたいと思います。

ここではママ・パパ向けに書きますが、
同じ事を子どもにも伝えています。

「出来るだけ」で構いません。

自分でも、
どんな未来(日本)になるのか?
想像しながら読み進めて頂ける
と、
このお話がより身近になると思います。

結論から述べておくと、
本当に切迫した日本の未来
が想像できると思います。

そして、
その切迫した日本に
自分の子どもが生きる
ことになるのです。

だからこそ、
勉強は数十倍の価値を持ち始める
んです。

ではさっそく一つ目の重要な
大きな大きなパーツを提示します。

君たちはどんな世界を生きるのか?
パーツ1:人口減少

きっと何度も何度もニュースなどで
人口減少
の話を聞いてるからうんざりしますよね。

でももう一度見て欲しいんです。
きっとこの図は、
初めての人が多いんじゃないかと思う。

国土交通省:国土の状況変化①について(人口減少・少子高齢化、技術革新の進展等)より

これは国土交通省が出している資料で
人口がどのようになるのか?を
予測して過去と比較した資料です。

ちょっととっつきにくいので、
これを子ども用にまとめたのが

世開塾で使っている資料

ポイント
2100年には人口は半分以下
100年前(大正)と同じ人口水準に戻る

ということです。

今の日本の出生率※は「1.2」(2023年)
※合計特殊出生率
1人の女性が生涯生む子どもの平均で、
2023年時点では「1.2人」。
生むためには「2人(男女)」必要なのに、
生まれる子どもの数は「1.2人」なので、
人口は減り続けます

ちなみに人口維持するには、
「2.07」程が必要と言われます。

「2」以上に大きいのは、
これだけ発展した日本であっても、
人間である以上、
一定数亡くなる子どもがいるからです。

この現状の出生率を考えると、
上の図のようなシナリオは、
ほぼ現実となる事が確定している
と考えることができそうです。

とは言っても、
文明が戻るわけではない。
じゃあ何がまずいの?

文明は進み続けて、便利になり続けるのに何がダメ?

それに2100年か!
遠いし関係無い。

これを見ているであろう、
大人ならそう思っても仕方ない
けど実はそうではないんです…

それをまずは自分で想像してほしい
と思います。

わかりやすいのは、
人口が半分になると、
町はどうなるのか?
自分のマンションはどうなるのか?
などを考えるとわかりやすいです。

次回はこの人口減少から、
どういう未来に近づくのか?
を考えていきます。


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