世界遺産検定に出題される、世界遺産の概要について②
本日は、世界遺産検定独自の用語について解説します。
専門用語ばかりだとなかなか頭に入ってこないですが、重要なので一気に覚えましょう。
【世界遺産の種類】
・文化遺産:人類が作り上げた物件。(遺跡、建築物、文化的景観など)
例:姫路城(建築物)、富士山(山岳信仰の文化)など
・自然遺産:自然が作り出した物件。(地形、生態系、絶滅危惧種、保護区など)
例:屋久島、知床など
・複合遺産:文化遺産、自然遺産としての両方の価値を持つ物件。
例:マチュピチュ、カッパドキアなど
【UNESCO(国際連合教育科学文化機関)について】
世界遺産条約を採択した機関であり、世界遺産の管理元です。
ユネスコ総会にて、条約の採択や世界遺産の審議が行われます。
「人の心に平和のとりでを作る」ことを目標に掲げており、世界遺産を通し、人間が国境を越えてお互いに理解しあうきっかけとなることを目的としています。(※観光のためではないので注意)
・世界遺産条約の締結国は、世界遺産基金(WHF)と呼ばれる世界遺産を守るための基金となる分担金の支払いが義務となっています。
・世界遺産の保全義務・責任は、遺産保有国にあると定められています。(※しかし、各国に遺産保護を強制する罰則規定はありません。←押さえておきましょう)
本日もお疲れ様でした。