![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69794565/rectangle_large_type_2_d6a5d919e5d22207597b3effd1dec0fd.jpg?width=1200)
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群(世界遺産検定2級・3級・4級)
本日は、スペインとフランスにまたがる世界遺産、
「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群」のポイントをご紹介します。
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、スペインの北西部にあるガリシア州の州都です。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂には12使徒のひとりである聖ヤコブが祀られていることから、キリスト教の三大巡礼地のひとつとなっています。
大聖堂はロマネスク様式であり、世界各国にロマネスク様式が広がる手助けになりました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラにまつわる世界遺産は合計3つありますが、そのうち「カミーノ・フランセス(フランス人の道)」と呼ばれる、フランスの4地域(パリ、ヴェスレー、ル・ピュイ、アルル)からサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)を目指す巡礼路が、こちらの世界遺産となります。シルクロード、熊野古道など、道が世界遺産となっている貴重な例のひとつですね。
巡礼が始まったのは9世紀以降、聖ヤコブの墓が発見されたことに始まります。噂が広まり、聖堂が建設されてから巡礼する人々が後を絶たず、次第に聖地として巡礼の風習が広がりました。
聖ヤコブは元漁師であり、ホタテ貝が聖ヤコブのシンボルとされています。
そのため、巡礼者はホタテ貝のネックレスなどを身にまとい、巡礼路に示されたホタテ貝のマークを頼りに、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指します。
この巡礼路は徒歩で約1か月かかるといわれており、いかにキリスト教徒にとって重要な聖地であるかがわかりますね。
本日もお疲れ様でした。