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アテネのアクロポリス(世界遺産検定2級・3級・4級)
本日は、ギリシャの世界遺産、アテネのアクロポリスをご紹介します。
アクロポリスとは、丘に建てられた古代ギリシャの都市国家です。アクロポリスは複数ありますが、アテネのアクロポリスはその代表です。アテネという名前は、守護神である、戦いと知恵の「女神アテナ」から名づけられました。
アクロポリスの中心は、「パルテノン神殿」です。パルテノン神殿は、女神アテナを祭る神殿であり、アテネのアクロポリスの象徴となっています。
また、ドーリア式建造物の傑作として知られており、どっしりとした柱にエンタシスと呼ばれる技法が使われています。(※柱の下部がより太く造られているのが特徴)
アクロポリスの麓に位置する「ディオニソスの劇場」は、ギリシャ最古の劇場として知られています。
酒と豊穣の神ディオニソスに捧げられ、演劇や祭りが催されました。大理石で造られており、観客席などが完全な状態で保存されています。
下記の写真はエレクティオン神殿。イオニア式建築の傑作であり、当時はアテナの女神像が安置されていたといいます。イオニア式建築の特徴は、柱の上部に渦巻き状の飾りがあることです。
同じイオニア式の神殿としては、アテナ・ニケ神殿があります。名前は「勝利のアテナ神殿」という意味で、近隣のアクロポリスとの勝利祈願で建設されました。アクロポリスの入り口、プロピュライア(門)の近くにあります。
ギリシャを代表するアクロポリス、古代の知恵と文化が詰まった場所です。
ギリシャ神話を読んでみると、神殿に付けられた神の名前などを聞いて、親近感がわくかもしれません。