ネタバレ全開研究「プラダを着た悪魔」~ビジネスと私生活。勝者と敗者
詳細に研究していきます。
ネタバレ全開で行きます。
結末を知りたくない方はここで左様なら。
また会う日までお元気で。
評価4.5★★★★☆(5点満点)
「プラダを着た悪魔」作品分析
【セールスポイント】
1. ファッションの魅力
映画の視覚的な魅力の中心は、洗練されたファッションの数々。
ミランダの出勤シーンでは、毎日異なる高級コートとバッグが披露されるモンタージュシークエンスが印象的。
アンディの仕事への覚醒を表現するシーンでは、彼女の衣装だけが次々と変わっていく華やかなモンタージュが用いられ、手品のような楽しさと視覚的な魅力を強調している。
2. ミランダ・プリーストリーの強烈なキャラクター
ミランダは冷酷で完璧主義、圧倒的な権力を持つカリスマ編集長として描かれている。
その一挙手一投足が周囲に大きな影響を与え、絶対的な支配力を誇る存在。
彼女の存在感が物語全体を引き締め、視聴者を引きつける大きな要素となっている。
【仕事に対する考え方】
1. 私生活と仕事のバランスの対比
アンディと仲間たちの視点:
恋人や友人との時間を大切にする。
長年の友人たちは「家賃を稼ぐために働く」という考えで、仕事は生活の一部と捉えている。
ミランダやナイジェルの視点:
「私生活が崩壊したら昇進の時期」という信念を持つ。
成功のために多くのものを犠牲にし、仕事を人生の中心に据えている。
ナイジェルの「私生活がうまく行かなくなったら、仕事が上達した証拠」という言葉が、ファッション業界の厳しさを象徴している。
【勝者と敗者の構図】
勝者: ミランダ・プリーストリー
キャリアにおいて完全なる勝者。
権力と影響力を持ち、自分の地位を守るためならば他者を犠牲にする冷徹さを持つ。
アンディを自分と同じ側に立てる人間だと見抜き、抜擢する。
敗者: ナイジェルとエミリー
ナイジェル: ミランダの信頼を得ていたものの、新しいパートナーの座を奪われ、ミランダの自己保身のために犠牲となる。
エミリー: 長年の努力にも関わらず、風邪で体調を崩しパリ行きのチャンスを奪われる。努力が報われず敗者の立場に追いやられる。
アンディ: 傍観者
ミランダの世界に足を踏み入れながらも、最終的には自分の価値観を取り戻す。
ミランダのような勝者にはなりたくないと感じ、ファッション業界から退く。
【主人公アンディの成長と到達点】
1. 成し遂げたこと
第二アシスタントから第一アシスタントへの昇格。
しかし、物語の本質としては「昇進」そのものが成功ではない。
入社1年足らずで退職し、新聞社への再就職を果たす。これは「社会人としてのスタート地点に立った」ことを示している。
2. 成長の過程
何も知らなかった学生から、ビジネスの世界の厳しさや責任を学び、自らのキャリアを切り開く意識を持つまでの成長物語。
最終的にはファッションの世界での成功よりも、自分自身の価値観を取り戻すことを選択。
【結論】
『プラダを着た悪魔』は、ファッションの華やかさと仕事の厳しさを描く一方で、「成功とは何か」「仕事と私生活のバランス」という普遍的なテーマを掘り下げた作品である。
アンディは、ファッションの世界で成功を手に入れかけながらも、自分らしさを失わない道を選択し、観客に対して「真の成功とは何か」を問いかけている。
同時に、ミランダやナイジェルのように仕事に全てを捧げる生き方の正当性も示唆し、多面的な視点を提供している点がこの作品の魅力となっている。
ミランダ・プリーストリー ~鬼編集長
1. ミランダの到着時のオフィスの様子
ミランダの来訪が通知されると、オフィス全体が極度の緊張状態に包まれる。
ミランダの気分によって到着時間が変動し、スタッフ全員がそれに合わせて動く。
絶対服従の体制が敷かれ、全員がミランダの指示に即応する必要がある。
2. ミランダの振る舞いとスタッフの対応
エレベーターに乗った際、モデルが「失礼しました」と言って降りるほどの存在感を持つ。
ミランダの好みのコーヒーは指示されずとも完璧に準備される。
朝食の手配も同様に行われる。
3. アシスタントへの対応
アシスタントは全員「エミリー」と呼ばれる。新人は「新しいエミリー」と呼ばれる。
ミランダへの直接的な質問は禁止されており、全ての指示は一方的に伝えられる。
4. 業務における特徴的な行動
ミランダは気に入らないことがあると、平然と予算を無駄にすることがある。
コートやバッグをアシスタントのデスク(アンディのデスク)に無造作に投げ捨てる。
オフィスで直接的なダメ出しを行うことが多い。
5. 特別な指示と要求
「朝食はどうしたの?」「娘のボディボードを用意して」「大型犬の散歩」「追加の買い物指示」など、プライベートな要望も頻繁に行われる。
夜中の2時にメールを送信することもあり、深夜や早朝の対応が求められる。
「今夜ニューヨークに飛びたい」と急な出張要請がある。
娘の演奏会を理由に、フライトのキャンセルなどのトラブル対応が求められる。
夕方からパーティ開始までにゲストの名前全員を覚えさせられる。
6. 高額な出費に対する判断
ミランダのNGによって30万ドルのプロジェクトがお蔵になった
ミランダが「いらない」と1900ドルものバッグをくれることがある。
7. 特別なリクエスト
ステーキと「ハリー・ポッター」の未完の新作を要求するなど、入手困難な物品の手配を強要。
8. クリエイティブなダメ出し
ミランダは企画に対して辛辣な批評を行う。「退屈」「ワンダーランド・ワンダフルって感じじゃない」「花柄を春の号に?もっと斬新なことを」といったコメントで、創造性の欠如を指摘。
9. エミリーの体調不良とパリ行きの剥奪
風邪を引いたエミリーが出勤し、咳をしながら業務に従事。
この体調不良が理由で、エミリーはパリ行きの任務から外される。
10. ナイジェルへの裏切り
ナイジェルはミランダの都合によりキャリア上のチャンスを奪われる形で裏切られる。
総括 ミランダ・プリーストリーのオフィスでは、極度の緊張感と完全服従の体制が敷かれており、スタッフは24時間体制で彼女の要求に応じる必要がある。プライベートな要求から業務上の厳しい指示まで多岐にわたり、失敗やミスは即座に責任を問われる環境である。
ナイジェル ~大人とは何かを教えてくれる良き先生
1. ナイジェルの第一印象
ナイジェルは、アンディに対して初対面から辛辣な態度をとる。
「このダサいのは誰?」とアンディの服装を嘲笑し、「誰かオニオンベーグル食ったか?」とからかう。
コーンチャウダーを見て「脂肪が主成分」と皮肉を言い、ファッションの理想体型を強調。
この段階では、冷淡で意地悪なキャラクターのように見える。
2. ナイジェルの信念と価値観
ナイジェルはファッション業界の厳しさと美学を深く理解しているプロフェッショナル。
「ファッションは美術品より偉大だ。日にまとうものだからだ。」と語り、ファッションの重要性と誇りを持って仕事をしている姿勢を示す。
アンディの「私はファッションの仕事を続ける気はない」という姿勢を批判し、「超巨大産業の本質を理解していない」と指摘。
3. ナイジェルの転機とアンディへの指導
エレベーターのシーンでは、会長にアンディをフルネームで紹介。
→ この場面でナイジェルの印象が変わり、単なる嫌味な人物ではなく、アンディの可能性を見出す姿勢が垣間見える。その後、アンディにとってビジネスの厳しさやファッションの本質を教える良き指導者へと変化していく。
4. アンディへの厳しい助言
アンディが愚痴をこぼす場面で、ナイジェルは厳しく現実を突きつける。
→「じゃあやめろ。君の代わりは5分で見つけられる。」
→「君は努力してない。ただ愚痴を並べているだけだ。」
→「目を覚ませ、サイズ6。彼女(ミランダ)は仕事をしているだけだ。」
→ この厳しさの裏には、アンディに成長のきっかけを与えたいという思いが感じられる。
5. ファッションの指導者としての役割
ナイジェルはアンディに服装の大切さを教え、彼女のスタイルを一新させる。
「何を期待している?サイズ6が着られるものはない」と冗談を交えつつも、プロフェッショナルとしての基準を伝える。
サンプルサイズの服を試す際も「油を塗って滑りを良くすれば着られるだろう」と軽口を叩きながらも、アンディの変化を促す。
6. 仕事と私生活のバランスへの洞察
「私生活が危ういと仕事が上達するそうだ。生活が崩壊したら教えてくれ、昇進のタイミングだ。」
→ ナイジェルは仕事の成功が個人の犠牲の上に成り立つことを知っており、アンディにその現実を皮肉交じりに伝えている。
7. ナイジェルの夢と裏切り
ナイジェルは新しい事業のパートナーとして選ばれるという夢を語り、アンディと乾杯する場面がある。
→「長きにわたる良き仕事仲間」としてミランダの信頼を勝ち得てきた。しかし、ジャクリーヌ・フォレの名前が呼ばれ、ナイジェルは自分が利用され、ミランダの保身のために犠牲にされたことに気付く。
この場面でナイジェルは静かに拍手を送り、プロフェッショナルとしての誇りを保ちながらも、失望の表情を見せる。
8. 結論 ナイジェルは、最初は厳しく冷淡に見えるものの、実際にはファッション業界の厳しさを知り尽くしたプロフェッショナルであり、アンディに成長の機会を与える良き指導者である。彼の信念と仕事への誇りは、視聴者に業界の美しさと過酷さを同時に伝える。
しかし、彼自身もまた業界の非情さに翻弄され、最終的にはミランダの保身のために犠牲となってしまう。ナイジェルの存在は、ファッション業界の輝かしい表舞台の裏にある現実を象徴していると言えるだろう。
エミリー・チャールトン ~愛すべき嫌な先輩
1. エミリーのキャラクターの特徴 エミリー・チャールトンは、ミランダ・プリーストリーの第一アシスタントとして、ファッション業界で生き抜くために全力を尽くしているキャラクターだ。彼女は終始アンディを敵視するものの、嫌悪感を抱かせるキャラクターではない。その理由として、彼女には共感できる要素や同情の余地が多く存在しているからである。
2. エミリーのファッションへの情熱と自己犠牲
ファッションが好きでこの業界に飛び込んできた。
厳しいダイエットに挑戦しており、「あと一回お腹を壊せば理想体重」といった極端な表現で努力を示す。
倒れそうになった際にチーズをかじるなど、どこかコミカルに描かれているが、彼女の過剰な自己管理が伺える。
3. アンディとの対比
アンディは終始にこやかで、感情的にならず冷静に業務をこなす。
アンディはファッション業界に特別な思い入れがないにもかかわらず、ミランダの期待に応え、エミリーを超える成果を上げる。
エミリーは「美しくなろうと努力しているが苦しんでいる」のに対し、アンディは自然に成功してしまう。これがエミリーの敵意の一因となっている。
観客、ミランダ、そしてアンディ自身、アンディはエミリーに勝っていると思っている。
4. パリ行きの交代 ミランダが主催するパリ・コレクション行きのチャンスは、エミリーにとっての大きな目標でした。しかし風邪を引いたことをきっかけにアンディにその機会が奪われる。
〈予想される展開〉
アンディがエミリーに「あなたは外された」と直接伝え、エミリーは深く傷つく。
〈実際の展開〉
エミリーは仕事でミスを犯し、その移動の最中タクシーにひかれてしまう。
幸い軽傷で済むが、ショックと失意からやけ食いをする。
この場面は悲劇的に描かれず、病院のベッドでプリンを食べる姿がコミカルに描写されている。
「どうせやけ食いするのなら、病院食でなくもっと美味しいものを食べさせてあげたい」と感じるほど、エミリーの挫折が視聴者の共感を誘う。
5. 観客の共感ポイント エミリーのキャラクターは、完璧を求めて必死に努力しているが報われない姿に多くの人が共感しやすい構造になっている。
ミランダのような権力者に振り回され、悔しい思いをしている人々。
仕事で成果を出すために努力しているのに、報われず後輩にチャンスを奪われる経験。
プロフェッショナルとしての苦悩や挫折、理想と現実のギャップ。
6. コミカルな描写の効果 エミリーの失敗やダイエットエピソード、事故後のやけ食いシーンは、深刻さを和らげつつ、視聴者に親しみやすさを与えている。そのため、エミリーは単なる「意地悪な先輩」ではなく、不器用ながらも一生懸命な人間味のあるキャラクターとして描かれている。
7. 結論 エミリー・チャールトンは、「プラダを着た悪魔」において、ファッション業界の厳しさと人間の努力の不条理を象徴するキャラクターである。彼女の苦悩とユーモラスな描写のバランスが、視聴者の共感と同情を誘っている。
クリスチャンとネイト
【アンディを取り巻く二人の男性の対比】
物語の中で、アンディはネイトとクリスチャンという二人の男性の間で揺れ動く。二人はそれぞれ異なる価値観を持っており、アンディの仕事と私生活の葛藤を象徴している。
【ネイトの特徴】
私生活重視の人物
料理人を目指しており、仕事への情熱はあるものの、バランスを重視。
学生時代からアンディと同棲している。
アンディがミランダの下で働くことに対して否定的で、「変わってしまった」と批判する。
対アンディのスタンス
アンディの変化に戸惑い、仕事優先の生活に不満を感じる。
彼女のキャリアのための自己犠牲を理解できず、すれ違いが生まれる。
象徴するもの: 私生活や人間関係の重要性、シンプルな幸福の追求。
【クリスチャン・トンプソンの特徴】
ビジネス志向のキャリア男性
有名なライターで、アンディは彼の文章を読んでおり、尊敬している。
ファッション界の成功者であり、仕事に対する意欲的な姿勢を持つ。
ただし、ミランダの冷徹なやり方には懐疑的で、ビジネスの本質に対して批判的な視点も持つ。
対アンディのスタンス
アンディの仕事への情熱を理解し、支える存在。
ミランダの厳しさを理解しつつも、アンディのキャリア成長に共感している。
エピソード:
「ハリー・ポッター」の未発売原稿を入手し、アンディの仕事上の危機を救った。
ジャクリーヌ体制の「ランウェイ」では重要なポストに内定していたが、ミランダの策略で阻止される。
象徴するもの: キャリアの成功、仕事の情熱、ビジネス界の厳しさと駆け引き。
【アンディの恋愛の展開】
ネイトとの別れ:
アンディは次第に仕事に没頭し、ネイトとの関係が悪化。
最終的に価値観の違いから別れる。
クリスチャンとの関係:
ネイトと別れた後、クリスチャンと一夜を共にする。
映画の中で女性主人公が一線を越える描写は珍しいが、ネイトとの別れが先であるため、許容される描写として成立している。
【アンディが選んだ道と二人の男性の象徴性】
ネイト:
私生活やプライベートの幸福を象徴。
恋人や友人を大切にする価値観の体現。
クリスチャン:
キャリア志向の世界を象徴。
アンディがプロとして成功するために関わる存在。
アンディの選択:
最終的にアンディはファッション界を離れ、自分の価値観を優先する道を選択。
ネイトとは一度別れるものの、ラストで関係修復の可能性が示唆される。
【結論】
ネイトとクリスチャンの二人の男性は、アンディの「仕事と私生活の葛藤」を象徴的に描いている。
ネイトは「私生活の充実」
クリスチャンは「キャリアの成功」
この二つの価値観の間で揺れ動いたアンディは、最終的に自分のバランスを見つけ、再出発を果たしました。物語は、成功とは単なるキャリアだけでなく、個人の幸福や価値観を大切にすることも含まれることを伝えている。
箱書き
【序】
【女性は内から外に向けて美しさを自分で建設していく。下着、メイク、ファッション】
【都会のビジネスの世界で生きている女性たち】
●鏡、歯磨きをするアンディ。
●ニューヨークの街並み。
●ブラジャーをつける。下着を着る。女性から見た女性の裸ということか?いやらしさがない。
女性たち。スタッフたちが着替えたり化粧する。美しくなるということ。
口紅を塗る。
簡単に済ますアンディ。
メモ帳を見る。アンディ。
アンディ自分の書いた記事を確認する
靴を履くおしゃれな靴。
恋人にキスをする。それぞれの女性たち。
保育園に通う子どもたち。
カフェで朝食を買うアンディ
↓下着姿から、衣装を着て、メイクをして、女性が巣の姿から美しさを自分で作っていく。
●女性
タクシーを拾う。
アンディ地下鉄に降りてゆく。
ビルを見る。
〘入門〙
【厳しい職場に就職するアンディ】
【ファッションの世界を馬鹿にしていたが、その世界の人たちは人生をかけて闘っていることを知る】
【ファッションとはなんたるか、を観客に教えてくれる】
・入社する。あか抜けないファッションを周囲の者たちに馬鹿にされる
・つぎつぎと下される命令についていくことができない
・ようやく仕事に慣れてきた
・父親と会った時に、豪雨の夜に航空機の手配を命じられる
・手配できなくて無能扱いされて落ち込む
・ナイジェルに甘いと叱られる
●エレベーターを。降りるアンディ。
これって人事部の悪い冗談かしらとエミリーがいる。
私が第一アシスタント。2週間でクビにした。ミランダって? 嘘でしょ?ランウェイの編集長。彼女の下で働けばどこでも通用する。
ファッションへの興味が不可欠。
→信じられないと言いながら、ミランダの説明をしてくれる。
電話。ミランダから電話がくる。時間より早く来るとなってみんなが。慌てる。
このダサいのは誰?とナイジェルがアンディを指す。誰かオニオンベーグル食ったか?
→ナイジェルの第一印象は嫌な奴だが、後半劇的に変わる。
自分の息を嗅ぐアンディ。
【ミランダの登場】
●車を降りる女性ミランダが降りてくる建物の中に入ってくる。慌てているスタッフ準備を進めている。
ゴミ箱に捨てる靴を履きかえるミランダ車で緊張している。パソコンの前で化粧直し。テーブルの上にファッションショーを並べる。
ミランダが近付いてくる。
エレベーターに乗ると、失礼しましたと言って降りるモデル。
サングラスを外すミランダ。
→オフィスに向かって近づいてくるミランダ、とあわてる社員たちのカットバック。ミランダがどれほどみなから恐れられて、職場に緊張感を与えているいることがわかる。
●予約の確認がそんなに難しいのかしら? あなたの無能ぶりは説明しなくてもいい。
次々に指示を出すメモをする。
→ミランダの出した指示
・シモーヌに伝えて、あのモデルは最低。どこが清潔で筋肉質よ。不潔な肥満体だわ
・マイケル・コースのパーティは出席。運転手に9時半到着、45分に出発と伝えて
・グロリアス・フーズにダッグワーズはやめてルバーブのタルトにして
・元夫に確認。今日は学校の個人面談
・現夫に確認。ディナーは例のレストランで
・特集記事に使う女性落下傘部隊の写真だけど、みんな不細工。美人で細身の落下傘兵はいないの?
・グウィネスの表紙用写真新しいの見せて。あの子出産後やせたかしら
その子誰?
あなたが決めた前の2人は全然使えなかった 彼女を中にとおして。
エミリーはバッグを取って捨てるそんなもの彼女に見せないで。
面接。
なぜうちに来たの?それはアシスタントとして役立てると思ったからです。ジャーナリスト志望でニューヨークに行くべきだ。じゃあランウェイは読んでない私の名前も聞いたことないでしょう。
はい。
それにファッションのセンスも全く無いようね。
それは考え方次第だと思います。
今のは質問じゃない?
私は大学。新聞の編集長でした。
ナイジェル
かわいそうなくらいだ、最高だな。読者の変身特集でもあるのかい?
◎ここで採用が決まる。なぜか?
→後に採用の理由が明かされる。いままではファッションに興味がありランウェイの信奉者ばかり採用してきたが失望させられる子ばかりだった。いままでにないタイプを選んでみようと思った。
●ビルを出て行く。
アンドレアエミリーに呼びかけられる。
【アンディ、ランウェイに採用される】
●食堂
なんで採用された?友達4人組。
ミランドは超大物。女はみんな憧れる。
ネイトもこんな店で働いてる
僕は憧れの仕事に就けた。嘘。最低の仕事うんざりだ。
みんなで乾杯しましょう。家賃稼ぎの仕事。
生活のために仕事をしていると言っている。
→労働に対する考え方
四人 家賃稼ぎの仕事。生活するための手段
ランウェイの人々 自分の存在理由。四人よりも切実に仕事をしている。
●アンディは恋人と手をつないで歩く。
僕は今まで素敵だと思っている。通りでキスをする。
いいこと思いついた服を着ないでできることだよ。
【忙しい現場が始まる】
●朝電話がかかる。エミリーから電話。すぐ会社に出てきて。途中で買ってきてコーヒー。メモして。コーヒーのメモする。
●街コーヒーを抱えて歩いている。今、どこよ。もうすぐ着きます。
私のコーヒーがないのはどうして彼女死んじゃったの?
→厳しいがユーモアのあるセリフ
ミランダはすでに来ている。
あなたがミスをすると私の首が飛ぶのよ。
ここでエミリーに対して悪い印象がないというのはここまで厳しい。
電話を。取らなきゃダメ?デスクを離れないで。ラガーフェルドの電話取りそこねた。ちょっと席を外しただけで。
ミラノのオフィスです。伝えておきます、しつこい。
→伏線(成功はしていない)
この電話は重要でない人物
のちに重要そうな人物から電話がかかって来るがアンディはそっけなく切ってしまう。
そのあと大きなトラブルを招くかと思われたがなにも起こらなかった。
→なにか事件を起こそうしたが没になったのかも
あなたはコーヒーや雑用担当。私は彼女の。アポイント。パリに同行する。
「本」今製作中の雑誌。
見本を毎晩。彼女の家に届ける。あなたが変質者が。じゃないってあなたは変質者じゃないとわかるまで私が届ける。
電話を取る。会議中なので伝言お伝えします。ガッバーナ。ガッバーナさんから電話があった。
→ドルチェ&ガッバーナか?
ナイジェルが靴を持ってくる。サイズは8.5。
ミランダこれで受け入れてくれました。そうか?
ミランダがエミリーと呼ぶ。君のことだ。
アンディです。というと、みんな引く。笑う。
カルバンクライン10枚から15。どんなタイプですか? くだらない質問やめて。
いろいろ指示が下るが、メモをとらないのでわからない。
アンディのファッションを見るダサいファッション。
デマルシュリエに繋がった?私がエミリーがやってくる。
→エミリーはデマルシュリエの番号を暗記している。のちのシーンでアンディもデマルシュリエの番号を暗記している。
ミランダに絶対質問しないこと。
あとカルバンクラインに行って。私が?
なんか先約でもあった。ダサいスカート大会に出席するとか?
→ユーモア
●みなアンディに厳しい
ミランダ、ナイジェル、エミリー、エイミーの同僚
厳しくされても仕方ない。現実も仕事がわかっていない新人には厳しい。
アンディはファッションには興味がなく、なめている一面もあり、厳しくされるのはいい薬だと観客は思う。
エイミーはいじわるな先輩だが悪い印象はない。彼女はファッションが好きでこの業界に入ってきたが、ファッションに興味のない後輩のアンディに追い抜かれ同情すべき点もある。
●車から降りる。電話今入ったところです。エルメス。暑いな買ってきてコーヒーをにらんだが。
次々に指示が飛ぶエミリーから。もう一度最初の……。切れちゃった。
●オフィスに戻ってくるアンディ帰ってきた遅いおしっこ我慢したの。漏れそうだ。
→トイレも我慢しなければならないほど緊張を強いられる
コートを。テーブルの上に置かれる。みんな。みんな殺気立っている。撮影プランを持ってる?ランスルーは台車ミーティング。
同僚セレナが入ってくる。アンディを見て、冗談だと思った。ランチは15分。あの恰好なに?おばあちゃんのお古?
●社食。コーンチャウダーをみたナイジェル、興味深い選択だ。脂肪が主成分。この人は何も食べない。サイズ表示が四になってからは。私は六。そういう化学繊維がまだいっぱい持ってるんだろう。
最悪の服装だっていたんでしょ?私はファッションの仕事を続ける気がない。だから自分を変える気はない。
超巨大産業の本質は内なる美だ。
電話が鳴る。
ランスルーは30分繰り上がった。すでに遅刻。
【ナイジェルの印象が劇的に変わる】
●エレベーターのシーン会長とナイジェルとアンディ。
新しく入ったアンディ・サックスです。
アンディをフルネームで紹介する。
30万ドルかかりました。よほどひどいジャケットだったらしい。
誰もが憧れる仕事だよ。会長。
小柄な男プライドが高い。
→ミランダは気に入らないと平気で予算を無駄にする。
→解雇を検討する
●オフィスでダメだしするミランダ。
アンディは二つのベルトの区別がわからずどちらも同じものと笑う。
ブルーじゃない。セルリアン。この事実も知らないでしょうけど。
無数の労働の象徴。そもそも私たちが選んだものだ。こんなものの山から。
●アンディの家。ミランダのことを愚痴る。
周りの人間を振り返りしないと満足できない。
ピンヒールで歩くような連中。みんな不治の病にかかったように深刻。
取るに取らないことで30万ドルをどぶに捨てるご大層な服たち。
なんかもうお腹空いてない、とパンを断る。みんなが痩せている。
チーズパンを食べないなら俺が食べる。八ドルもしたんだ。
一年は仕事をやめずに我慢する。
→愚痴りながらも間食を控え周囲に合わせようとし始めている。
●モンタージュ・シークエンス
毎日毎日コートとバッグをアンディのデスクに投げ捨てるミランダ。毎日違うコート。
私は朝食はどうしたの?娘のボディボードを用意して。
ボディボードを抱えてぶつかりそうになる。
車を運転してぶつかりそうになる。
大型犬の散歩
街、ボディボードを抱えるアンディに電話。追加で買い物を指示。
→メリル・ストリープのファッションを見せる。セールスポイント1/2
【航空機の手配を指示されて父親との夜が台無しにされ、手配できず無能扱いされて落ち込む】
●デマルシュリエにつないで。アンディ電話番号を覚えている。
パトリックです。
→電話番号を暗記し、仕事の流れを覚えてきた。
やっと金曜が来た。パパがオハイオから出てくる。シカゴを見る予定。
あなたは何か予定があるの? エミリー「ええ」と言って去っていく。
相変わらず不愛想なエミリー。
●レストラン。父親と。ママから聞いたお金を援助してもらった。
尋問するのはパンをかじってから。
お前が心配だった。夜中の2時にメールを送ってくる執筆もしてない。ジャーナリスト、法科大学院の断った。ミミランダの下で働けばどんな扉でも開く。
これは大きなチャンスだ。夢を叶える為。
●ミランダから電話。
帰りのフライトがキャンセルになった。朝から娘の演奏会。
電話をかける。今夜ニューヨークに飛びたい。
タクシー劇場の前。今夜一本も運行してない。
今探している。こんなのただの霧雨じゃないとミランダ。
これはあなたの仕事よ、私を家に返して。
父「軍に緊急の輸送でもさせるとでもいうのか」 アンディ「できるの?」
●演奏会は大成功だった。大成功。わたし以外はなぜなら会場になかった。
アンディを採用した理由を語る
今までのアシスタントは同じタイプおしゃれで細身の子。うちの雑誌の崇拝者。そういう子には失望させられる。だから仕事に対するスピーチをみて違うと思った。
賭けてみろ。リスクを承知で。雇うのよ。利口な太った子。
あなたには失望させられたほかのどんなバカな子よりも
アンディ「あらゆる手を尽くしました」
以上よ、涙を流す。
→極端な例ではあるが、ビジネスでは結果を出さないといけない。頑張りました、でもだめでした、では評価されない。
泣きながらオフィスの外に出てゆく。エミリーどこにいくつもり
【ナイジェルに諭される】
●ナイジェルのオフィスを訪ねる。
ミランダに嫌われた。
それはそれはわたしの問題か?私の問題じゃない、
もうどうしていいか分からない。失敗したときは悪魔。
じゃあやめろ。君の代わりは5分で見つけられる。必死に努力しているということを認めて欲しいだけ。君は努力してない。愚痴を並べているだけだ。私に言ってほしい。目を覚ませサイズ六。彼女は仕事をしているだけだ。
世紀のアーティストたちはここを通った。
彼らが創造したものは美術品より偉大だ。日にまとうものだからだ。
→誇り高く仕事をしている。
ただの雑誌だと思うか。これは輝かしい希望の光なんだ。
例えば。6人の兄弟と育ち、サッカーの練習と嘘つき、毛布かぶってランウェイを読んだ少年にとっては。どんな伝説がここあるかも知らない。命を投げ出してもみんなやりたいと思ってる場所で、君は働いてくださっている。甘ったれるんじゃない?
私はしくじったのね?でもどうすればいい?
「ナイジェル」とおねだりする顔。
ナイジェル「駄目だ。」と言うがアンディの望みを聞く。
〘成長〙
●ナイジェルがアンディに着るものを指導する
何を期待しているか?サイズ六が着られるものはない。
ポンチョ?
私に任せておけば間違いない。
ドルチェ。ジミーチュウ。
絶対シャネルがいる。
●オフィスでエミリーとセレナがアンディの悪口を言っている。
アンディが出勤し洗練された格好に驚く。
なんであんな子が?シュウウエムラみて、これ何?っていうのよ。
変化したアンディが登場
電話を取るミランダのオフィスです。今出られないでお伝えしておきます。
シャネル?そうよ?
セレナ「いけてる」と感心する。エミリー「何?」と不服そう。「そうでしょう?」
●レストラン外。
恋人が外に出てくるとお洒落な格好をしたアンディが立っている。待って。
それでどう思う?こんなところ恋人見つかる大変だ、早く行こう。
●モンタージュ・シークエンス
街を歩くアンディ。ファッションが次々と変わる。
歩く、車を拾う、電話をかけるなど行動はつながっているが衣装が手品のように次々と変わる。
→ファッションで魅了する
手品のような不思議さで驚かせる
→アン・ハサウェイのファッション セールスポイント2/2
●テーブルに雑誌を並べる。
ミランダ、アンディを見て立ち止まる。振り返る。
●仲間たちの集まる店に遅れて登場。
高価なお土産をみんなに渡す。
ミランダから電話。仲間は取り上げてからかう。アンディは怒る。
いもの調理法に半年。かかる。遅れてごめんなさい。
プレゼントを持ってきた。電話よ。1100ドル。
バック。マークジェイコブス。ミランダがいらないっていうから。1900ドル。
電話がある。携帯を取り上げてからかう。
分かりました。今すぐ行きます。なんなのやめてよね。こんな馬鹿なマネ怒って出て行く。
アクセサリーはアイデンティティだ
【クリスチャンとの出会い】
第二の男。
甘い文句でうっとりさせる。
ハリー・ポッターの新作を用意する。
一夜を共に過ごす。
→なぜか悪い印象、気持ち悪い印象はない。ネイトとその時点では別れているからか?
ナイジェルのように彼も裏切りに合う。
●車を降りて建物に入る。パーティー会場。ジェームズホルトさん。あそこに居る。
ジェームズホルト。君が新しいエミリーかよろしく。
「そのバックいいね。すごく素敵。惚れ惚れするね。誰のデザイン?」「あなたよ。」「やっぱり」
デザインを渡される。
強い酒を出される。楽しんで。去ってゆく?
彼の言うとおりだ。強いお酒だよ。
飲まないアンディ。
懸命だ。
クリスチャントンプソン。好きな雑誌全部あなた。あなたの文章。
憧れのライターだった。
私も文章書くの?読んであげるから送ってくれ。
その仕事は続かないよ
●ホルトのプレビュー
エミリーとミランダが呼ぶ。エミリーはあなたよと指をさす。
今日はプレビュー12時半に変更。みんなにも伝えて
ナイジェルとの会話
「理由を言ったか?」「ええ詳細に。そのあとお互いに髪をとかしあったわ」
プレビューって何?コレクション(発表会)の前にみるんだ。
意見を言うの?
ホルトがプレゼンテーション。
一度頷けばよい。二度ならとてもよい。笑顔を見せたのはトムフォードだけ。ダメなときは首を振る。唇をするしぼめる。見るに堪えない。
【ハリーポッター】
・先回りして仕事をするようになったアンディ。ミランダも認め始める
・「本」を届ける役目を任される
・ミランダの娘、双子ちゃんにからかわれ、行くなと言われていたが二階にのぼってしまう
・夫婦喧嘩を目撃してしまう。ミランダを怒らせる
・ステーキとハリーポッターの未完の新作を要求する
・ステーキは食べずに捨てられる
・クリスチャンがたまたま装丁家の知り合いがいて助けられる
・予備のコピーをミランダに届け、二部コピーして双子に渡した。
●理解できないとお怒りのミランダ。
全部変更するの?ここで大事な彼女の意見だけ。
ミランダの指示「確認しました。」「お届けしました。」
アンドレア今夜あなたがうちに本を届けて。初めてアンドレアと呼んだ。
→ミランダはアンディを認め始める
●鍵を渡される。認められたのよね?もう変質者じゃない?アンドリア読んだ。
おめでとう。
大事なことを言う本は10時から10時半にできる。それまで待つ。本と一緒にクリーニング届け。運転手が送ってくれる鍵を開けて入って。
誰も見てはいけない。あなたは透明人間
本は花を飾ったテーブルに。
左側のドア双子を話しかける。左側のドア。私たちのとして。上に。エミリーは上に持ってきているわ。「そうだっけ?……」そして気づく「そうよ。」
●階段を上る。夫婦喧嘩。みんなはまた、彼が彼女を待ってるというだろう。約束の時間に妻は来なかった。そのことを怒っている。目撃したことを非常に怒っている。
●次の日、出社する。エミリーが大変なことが起こっている。オーケー、わかった、私の責任です。
私のパリ行きがなくなるわ。そうしたらファーストフード店を徹底的にあたってあんたを探してやる。
アンドレアと呼ばれる。
双子にハリーポッターの新作を手に入れて。本屋で買ってきます。転んで道路に頭でぶつけたわけ。発売されたものはみな持っている。出版前の。出版業界にいるのよ。あんたは難しい事でもないことよ。
何としても手入れ入れる。本は3時までに用意して。15分後に部屋でステーキ。
15分で。戻ってくる祈ってて。エイミー「お断り。」
電話かけまくるが全然無理。バスに乗った広告。
●電話をするクリスチャンに。
プランBに変更だ。プランBは存在しない。
少し落ち着いた方がいいわ。むかつくのよ。
ステーキを見たミランダ。いらないわ。会長とランチに行くの。
それまでにハリーポッターを用意できなければ戻ってこなくて結構。
●恋人に電話。しくじったからやめる。良かったおめでとう充分だ。あとでかけなおす。
僕は天才。まさかだ。友人の友人が装丁を担当して原稿を持っていた。
急いだ方がいい。セントレジスにいる。
セントレジスへようこそ。一時間あるありがとう。原稿を渡される。
●アンディ、オフィスにコーヒーとともに。コピーを持ってあらわれる。
原稿に見えないようにしました。これは万が一の予備です。ご立派なコピーは見当たらないけど。渡しました列車で読んでいると思います。
他に何か御用は?
コーヒーを飲む?
〘葛藤〙
●アンディの部屋。何か塗っている恋人が。戻ってくる。いちごに5ドルもかかってしまった。
双子の科学の宿題をやっている。仕事を辞めたんじゃなかったのか?
考え直したの。数ヶ月の努力を無駄にするのは割りに合わない、合わない。
好きにしろ君の仕事だ。
ネイトお願い。私は前と同じで変わらない望んでいるものも変わらない。服だけ
前の服のほうがいいよ。
このネックレスはどう思う?ドレスはどう思うよ。もう一つ気に入ると思う。黒い下着を見せる。
抱き合うキスをする。
●セントラルパーク撮影。モデルお面をかぶって。テーマは都会のジャングルね
早く。ミランダの反応が楽しみ。猛獣に食わせる。ナイジェル顔を曇らせる。
ごめんなさい。行き過ぎた冗談を反省。
私生活が危ういと仕事が上達するそうだ。生活が崩壊したら教えてくれ昇進する時期だ。
→仕事がうまく行き出すと、私生活が壊れやすい。どちらを選ぶか。
【エミリーはミランダに失望され、その地位にアンディが抜擢される】
◎得たものと、それと引き換えに失ったもの
・エミリーが風邪をひく
・パーティにアンディも出席することになる
・エミリーの失態をアンディが救う。
・ネッドの誕生パーティに遅れる
・パリへの同行はエミリーの代わりにアンディを連れていくと告げられる
・エミリーは事故にあい入院する。
・ネイトに別れを告げられる
●会議
ミランダのダメ出し。退屈。ワンダーランドワンダフルって感じじゃない。花柄を春の号に?斬新なこと。
風邪をひいたエミリーが入ってくる。咳をしている。
→風邪になったことでエミリーはパリ行きを外される。
抗菌用のペーパータオルとか。
●死人の気分だわオフィスに戻ってくる。今夜の慈善パーティー。何ヶ月も前から楽しみにしていた。
もう早くもう帰って。いいよ。
ネイトの誕生日なの。
エミリー「仕事が大好き。仕事が大好きと言って」
●電話がかかる。
ミランダ。戻る?
頭に叩き込んでおいて。たちの悪い伝染病になってない限り、エミリーを手伝って。
ゲストの資料。完璧に覚えていると思わせること。これをいまから? ばかなこと言わないでこれもよ。ともう一冊渡される。
誕生パーティーに遅れる。友人の女性リリーが電話を取る。
ナイジェルを訪ねる。それ素敵。着られるかしら?
油を塗ってよく滑りを良くすれば入るだろう。
・パーティにアンディも急遽出席することになった
・短時間でゲストの名前を覚えるミッションが下る
・恋人の誕生パーティには遅れると電話する
・パーティの着ていくドレスを見て喜ぶ
●ビルにたくさんの人。パーティー会場。
ナイジェル。インタビューを受けている。
華やかな雰囲気。カメラがたくさん向けられる。
うそでしょ、シック。とエミリー。
エミリー「倒れそうになったらチーズをかじるの。あと一回お腹を壊せば理想体重。」
●パーティー会場、笑顔を振りまくミランダ。
男が近づいてくる。新しい。芸術監督。
そわそわしている。エミリーにちゃんとしてと注意される。時間が気になるアンディ。
フランス人編集長ジャックリーヌが来る。ミランダは大嫌い。
会長にメモをご覧になった。今夜は仕事抜きで
→解任騒動の駆け引きか?
エミリー、ゲストを忘れる。なかなか思い出せないところへアンディが助け舟を出す。
彼女はレベッカ、離婚の原因を作った女性。
クリスチャンと会う。驚いたな。君のクビを救えてよかった。あなたが思っているほど純情じゃない。彼氏と会うんじゃなければ。誘う?本気で誰かに言うの今言っただろう本当に行くの?ニューヨークマガジンの編集者が来ている。紹介するよ。白状すると送ってくれた原稿は二つしか読んでいない、なかなか良かった。多分才能がある。ぜひあわせたい。一杯だけならいいだろう。一杯だけなら。やっぱりダメ。ごめんなさい行かなきゃ。彼氏によろしく。
→編集者を紹介してくれるというチャンスだったが、アンディは恋人を選んで去る。
●もっと早く走って。運転者「彼はわかってくれます。」
一人で部屋で待っているネット。怒っている
誕生日おめでとう。途中で出ようとしたけど、いろいろあった。気にするな
君はすごく綺麗だ。と言って去っていく。
●ミランダの家に届ける。クリーニングに出した衣装をクローゼットに入れる。本をもってくる本を棚の上に置く。
アンドレアと呼ぶ。
本を渡す。パリは私にとって一番大切なこと。最強のチームを連れて行く。
その中にエミリーはいない。
エミリーは絶望します。パリは彼女の全てのです。
将来のことを。真剣に考えてないようね。決めるのはあなた。以上。
エミリーを外すことを告げられる。
●町。人生の選択恋人と同僚を裏切るか?
●部屋。写真を見ている。
ネイトが声をかける。あと5分だけ。
●朝オフィス。
→つらいことを告げなければいけないアンディだが、結局事故で告げなくてもいいことになる。
コートを脱ぐミランダ。エミリーのテーブルの上に置く。
→エミリーの地位が下がった
アンドレア、エミリーに話しなさい。今すぐ。
電話をする。出ないで。お願いで
エミリー。昨日言われたんだけど忘れてた。
タクシー。空に飛ぶスカーフ。タクシーにひかれてしまう。
【予想】アンディがエミリーにあなたは外されたと告げる。エミリーは傷つく。
【実際】エミリーは仕事でミスをした。言われたことを忘れた。タクシーに引かれる。軽傷で済んだ。やけ食いをする。
悲しく辛くなるはずのシーンをコミカルに処理している。
●病院。
入院しているエミリー断るべきじゃない、こうするしかなかったの。下手な言い訳。
病院食運ばれる
何を一番頭にくるか興味なしという顔しておいてファッションにお構いなし。嘘っぱちと言いながらプリンを食べる。
ジミーチュウも知らなかったくせに。
炭水化物を食べる人。
パンを食べる。出て。さっさと消えて。
→どうせやけ食いするのなら病院食でなくもっといいものを食べさせてあげたい。
●ギャラリー。友達と話をしている。
クリスチャンが声をかける。君のことを考えていた。
ほかの女性の人生を変えて。他に使えるかどうか。頬にキスをする。それを見ている友人のリリー。見られていることがわかる。
仕事の付き合い。
あなたは誰?業界の男と火遊びする女。ブランドに興味がなかった。パリで楽しんで。
恋人が来るネイト。あなたも私を責めるのね
私はミランダに言われて断れなかった。
君が誠実に仕事をしているのならストリッパーでも構わない。以前の君はランウェイの女性たちを鼻で笑っていたのに、いまではその一員になっている。
俺たちにはもう共通点がない。別れを告げられる。
恋人が去りかけようとしたとき、電話が鳴る。アンディは電話を取る。
君は付き合っているのは呼ばれれば必ず出るその相手だ。君達の幸せをいのるよ
はい。ミランダ。
→ネイトと別れ話を切り出されたときにミランダからの電話が鳴る。アンディはその電話に出る。
ビジネスとそれぐらい厳しいということ。
〘反抗〙
【パリに同行する】
・華やかさにうっとりする
・ナイジェルが責任者に抜擢されると知らされる
・クリスチャンと一夜を過ごす
・ミランダ解任の動きを知る
・アンディは知らせようと奔走する
・ナイジェルが外されそこにジャクリーヌを起用させることにより、ミランダは自分が助かる。自分が助かるために朋友を裏切る。アンディは許せない。
→ビジネスの世界で勝ち残るためには非情になることも必要なのかもしれない
・納得できないアンディはミランダのもとを去る
●パリ。華やかな夜。
うっとりする笑顔で見つめるアンディ。
バレンチノ。ランウェイ、ファッションショー。
●パーティー。化粧落とすモデルたち。有名なファッションデザイナー。
新しいエミリー
インタビュー。
ハリーポッターで僕に借りがある。クリスチャン。この後はフリー。ボーイフレンドと別れたの?それは気の毒
全然気のないくせに。
デートの約束をする。
●部屋に戻ってくる
ミランダ、ノーメイク
氷河の流れのようにゆっくりしてるわね
夫はの席はキャンセル。
有能なあなたが説得して離婚する意思を変えてくれたらいいけれど。
夫と離婚することになった。
ゴシップ欄でまた騒がれる。なんて書かれるか想像がつく。猛烈女仕事を優先。また、ミスタープリーストを追い出した。マードック(メディア王ルパート・マードック)に新聞の請求するべきね
娘たちのことを考えるかわいそうにならない。
何かできることは?
仕事をして。
●メイクを整えるアンディ。
ダサい頃の回想をする。
●ナイジェルと乾杯。
ミランダの。予定表。ナイジェルが入ってくる。
自分で選んだ服を褒めるゴージャス。私の役目は終わった。
お祝いしようシャンパンを取ってくる。夢の仕事だよ。
君のことを言ったわけじゃない。
新しい事業のパートナーに私が選ばれた
ミランダの推薦だ。やめちゃうの?あなたのいないランウェイなんて。
でも興奮するよ。初めて自分が責任者になる最高だよ。次回ここに来たらパリを満喫できる。
苦労が報われたのね。「サイズ6」「いいえ4よ」
おめでとう。
●クリスチャンと一緒に食事をしている。彼女が嫌いなんだろ?サディストだ。
厳しいけれど、彼女が男だったら厳しいという以外、何も言わないはずだ。
ミランダ弁護する。ダークサイドに呑まれたね。
今の方がセクシーだ。
●夜の街を歩くライターとアンディ。
僕はフリーランス時間もたっぷりある。そうやって女を口説くんでしょう。
すっごくきれいな。アンディが街灯につかまり一回転した時、受けとめてキスをする。だめいけない。ネットと別れたばかりだし。キスをする。
もう言い訳がなくなった自分からキスをする。
●朝彼の部屋で目覚める。
時計を見て慌てて着替える。
何かが落ちる。見ると本だった。ランウェイ。
シャワーを浴びて出てきたクリスチャン。見本だよ。ジャックリーヌが編集長になった時の。
ミランダは解任。ジャックリーヌは僕を編集責任者に選んだ。若い感覚。
ジャックリーは早くはるかに安く作れる。
ミランダは絶望するわ。
これは決定だ。ベイビー待てよ。
私はベイビーじゃない。
出てゆくアンディ。
●アンティ、ミランダに電話をする。お話があるんです。ジャックリーヌ・フォレの名前を出すと電話切られる。
●部屋に来る。
何度も何度もノックをする会長が出てくる。ミランダ、二度と邪魔しないでちょうだい。
アンディ、街を走る。
うろうろする。
→アンディはなぜ走るのか。ミランダは会長と部屋でミーティングをしているのだから外で待てばよい
●ミランダお話。知らせようとする。何か手を打てるか。これフリージアの香り。
花屋には?フリーテル嫌い。フリージアのに聞くと気が滅入る。
●パーティー。ナイジェルが司会をしている。ミランダが紹介される。
ミランダ登壇。お集まりいただいて感謝します。ジェームズホルトをお祝いする会です。
お知らせがあります。雑誌の出資が決定しました。一大事業です。完璧を目指す仕事です。
ナイジェルは自分の名前が呼ばれると思い込んでアイコンタクトをする。
代表者にランウェイの仲間がパートナーに選びました。喜びとともにその人物発表します。
長きに渡るよく仕事仲間ジャックリーヌ・フォレ。自分の名前が呼ばれず。驚くナイジェル。拍手する。立ち上がるジャクリーヌ。驚くアンディ。会長の顔。
クリスチャンの顔。彼も仕事を逃した。
いつかこの見返りが来るはず。本当にそう思う? いや。でも期待しよう。信じたい。
●車に乗るアンディ。
ミランダとアンディ車の中。
だいぶ前からその動きに気づいていた。ジャクリーヌ。別の道を探した。馬鹿みたいに高い報酬。彼女飛び付いたあとは、彼女を諦めるように会長を進言。この仕事は私ができない。ほかの人じゃ出来ないよ。リストの効果は絶大。デザイナーカメラマン私が育てた人間。私がランウェイを去るときにはみんな私に従うという約束をしてくれた。会長も考え直した。あなたは私に知らせようとしてくれた。感動したわ。あなたは私に似ている?
人が何を求め必要としているのか?それを自分のものとして決断できる人だわ。
私はそんな人間ではありません。私はナイジェルにしたような主張ができない。
でももうやったじゃない、エミリー。あれは仕方なかった。あなたが決定したの。先に進むため。この世界で生きるために必要な決断。
あなたのような。生き方が嫌だったら。
バカ言わないで誰もが望んでいる。誰もが憧れているの。
車を降りるミランダみんなに囲まれる華やかな世界。
アンディ車降りると逆方向に走っていく。ミランドアンディを探す。
電話が鳴る電話には出ない。鳴り響く電話。携帯電話を泉の中に捨てる。
〘新たなる一歩〙
・ネイトとよりを戻す。「ボストンで採用された」「サンドを食べられなくなるのね」「ボストンにもパン屋はあるよ」
・新聞社に採用される。ミランダが推薦してくれる
・エミリーに服を上げる
・街でミランダを見かける
【結 アンディはネイトとよりを戻し、もともと志望していたジャーナリストの道を歩むことになる】
●カフェでネイトと。地味な服装のアンディ。やっぱりあなたが正しかった。
友達や家族。背中を向けていた何のため?靴のため。ジャケットのため。
悪かったわ。
面接を受けてきた。今見てるのはサブチーフだ。2週間後にボストンに行く。
グリルサンドととチーズはさみしい。ボストンにもパンはあるよ、それにチーズ。何か方法を考えよう。本当?君はこれからどうするんだ?今日面接を受けるんだ。その服で? やめてよ。
●面接を受ける新聞社。実によくかけてる
ランウェイには一年もいなかったが、なぜ?
学びました。
君のことを問い合わせたら、ミランダ本人からfaxが来た。今までのアシスタントの中で最も失望させた。雇わなかったら大馬鹿ものだと。いい仕事をしたんだね。
●笑顔で街を歩く。
ミランダのオフィスエミリーが出る。あなたにお願いがある。
パリで着た服が山ほどあるけど、着ていく場所がない。よかったらもらってくれないかなと思って。
どうかしらそういうの面倒なのに。サイズ直さないでぶかぶかできられない。まあもらってあげてもいい。今日の午後取りに行かせる。
頑張って。
笑顔になるエミリー。
前任者の穴を埋めるのは大変よ。覚悟してと新しいアシスタントに言う。偉そうな口を聞いている。
●街を歩いていると、建物の中からミランダが出てくる。なんで車が前に居ないの?アンディを見つける。アンディ手を振る。
メガネに手をやって、そのまま車に乗り込む。
●シートでのミランダ笑顔になる?
"Go"
運転手に行くように命じる。
街を歩くアンディ
●エンドクレジット。