熊野古道中辺路3日目 川湯の朝風呂から
昨夜泊まった川湯温泉、朝起きて窓から外を眺めると向かいの川岸に露天風呂が見える。そう言えば昨夜お風呂で一緒になったおじさんから、宿には
川の中にある露天風呂に入るための水着の貸し出しがあるよと聞いていた。
天気も良いし、こりゃ入らねば。もう朝の7時過ぎ、バスは8時半ごろ。いろいろ計算してみると橋の向こうに行くのに5分ぐらい、入って10分、そうすると合計30分もあれば大丈夫だ。
そう決めたらすぐ出発。宿の水着を着けて、もちろんその上に服も着て。
紅葉もあって気持ちいい(笑)
その内ブラジルからのお客さんも来て、写真を撮りっこしました。
極楽気分、しかし時間が。残念ながら15分ほどで切り上げました。
部屋に帰ったら、体ポカポカで汗もたくさんかきました。風邪をひかないようにしっかり拭いてさあ出発。
熊野本宮大社からの新宮行きのバス停にはたくさんの中国の方達。みんなにこのバス停かと聞かれるので時刻表を見てokと答える。ところがなんとバスは反対方向からきました。なぜ?申し訳ありません。このバス、既に沢山の乗客が乗っていました。運転手さんが何度も詰めるように言うのですがなかなか上手くいきません。結局は2人積み残し(泣)
途中道の駅熊野川から川舟に乗りました。昔は道がなかった為、身分の高い人たちはこの舟で熊野本宮大社から熊野速玉大社に行ったとのこと。
現在は途中からですが、とても人気でほとんど満員。今回は電話で予約して、なんとか一人受けてもらいました。二艘の舟に日本人は私ひとり。約1時半、優雅に貴族気分で到着。
途中ガイドの方が篠笛を吹いてくれて雰囲気最高。
そして熊野速玉大社でお詣りして、更に近くの神倉神社へ。
権現山の中腹に鎮座し、熊野三山に祀られる熊野権現が初めて地上に降臨した伝承をもつ古社。天ノ磐盾(あまのいわたて)という険しい崖の上にあり、熊野古道の一部である五百数十段の急峻な石段を登ったところにご神体のゴトビキ岩があります。そこから眺める市街地と熊野灘の遥々とした眺めは、新宮市随一のビュースポット。
確かにこれは激坂でした。これだけ苦労すれば願いが叶う気がします。
この後新宮駅まで歩き、最後の熊野那智大社へ向かうことに。
駅近くの観光センターで尋ねたところ、30分毎に出るバスに乗り、新宮駅で乗り換えると行けるとのこと。
慌てて乗ったバスは新宮駅に到着。しかし乗り換えのバスは一時間半あと(泣)
周りに何もなく、バス停のベンチで民宿で作ってくれたお弁当をいただきました。
何人もの外国人観光客が同じように手持ち無沙汰で待っていました。なんとかしてよ。
ところが那智に着いた途端、ゴーゴーと大音響、見上げると雄太な那智の滝、山の上から降り注ぐ?いや落ちておりました。来た甲斐ありました。
最後は今回の熊野古道の旅の御礼をして、私の熊野三山参りは終わりました。
名古屋から成田まで飛行機。機内では名古屋名物「味噌カツ弁当」を食しました。ああ満足。