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処女性という宝物

あたしの人生で1番大切にしているテーマ。
「処女性」

少女性ともいうべきか、?

これは19歳なりたての時に出会った恩人で不思議な人に言われた言葉。
「君は猛烈に処女性が強い、殻が硬すぎるぐらいに硬い。」
最初は、゙??????゙
文字通りハテナが頭にたくさん。もちろん理解した、分かったフリをする。
警戒心の強い私は舐められることを1番に恐れていたから。

不思議な人はそんな事も全て見透かしていたけど笑

不思議な人は教えてくれた。その処女性は出そうと思って出せるものじゃない事。
私の強みであること。そしてそれを解放するかしないかは自分次第だということ。

解放。ある意味私は内側に内側に、自分の大切なものを壊されないように侵食されないように守っていたのかもしれない。

ボロボロの瓶の割には耐えていたと思う。
私は生々しい人間の欲に負けたくなかった。
金、酒、薬、性、
全部嫌い。あたしの家族が、少なくとも人間の欲というものに負けていたから。
負けたくない、同じになりたくないという気持ちだけで硬い硬い蓑を着込んだのかもしれない。

話は変わるが2年前、あたしは不思議な人との連絡を絶った。

理由は、なんだろうか。
あたしはその人に綺麗な部分だけを写してもらいたかった。だけどそれは叶わなくなった、と感じたから。
見透かされたくなかった。自分の中の矛盾、ヘドロみたいな感情。
何もかも。その人のカメラの前では全て映るから。怖かったのかもしれない。
いや、怖かった。親のような人に知られたくなかった。親と子どもの関係性を壊したくなかった。

「不思議な人」の話はこの記事に書いてるよ⤵︎ ︎

7歳

家出に似たような、そんな感情。

時が経ち2年後の現在。これまた不思議な女性に出会った。
いや、不思議とは違う、あたしと対極にいるような、でも正しさと人間の欲が凄く澱みなく混ざったような人。

その人はあたしの実の姉と同じ年齢の人。
その人は私の顔をじーーっと見つめて言ってくれた。
「この歳でこんなに処女性が強い子初めて見た。その概念大事にしな。」

ハッとした。良かった、あたしまだ侵食されてない。まだ持ってる。
大事にしてたもの壊してなかった。

「処女性」これは私の理想で呪いの言葉。

この言葉を心臓に刻んでるから、あたしの中の怪物は収まってるのかもしれない。

不思議な人に会った時に聞きたいな。
まだ残ってますかって。


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