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私は写真を残してる。

始まりは18歳の秋。


フォトグラファーさんからの誘い。モデルも芸能も何もかも未経験の女子高生。
そこで被写体と言う存在を知った。
初めての撮影は楽しかった。自分の中の感情を吐き出してるみたいで気持ちよかった。
それを境に色々な人に撮ってもらった。アマチュアが大半だけど中にはプロもいた。
今思うと、自分は本当に運が良かったと思う。未成年の女の子が1人でやり取りをして写真を残しているのに、何事もなく、トラブルもなくちゃんと写真を残せた。


19歳の夏1人の不思議な人に出会った。
1年間撮り続けてもらった。今も継続中。その人と出会ったことで写真に対しての気持ちも見方も変わった。良くも悪くも考え込むことが多くなった。写真を通して自分と対話してる気分。不思議な人は言語化して気持ちをろ過してくれる。





距離が近づくと逃げたくなる私にとって嬉しくもあり苦痛でもある時間。矛盾。
自分の中に渦が沢山巻き起こる。他人なのに他人ってわかってるのに父親の存在を投影してしまう。

なんのために写真を撮ってるのかわからなくなった。始まりはあんなに楽しかったのに。なんでだろう。普通に被写体をしていればこんなに悩むことは無かったのにという気持ちと、一対一の友達でも恋人でも親子でもないこの関係が心地よい気持ちもある。
なんでこの人は私のことを撮ってるんだろう。

どうしようもない私を子供でいさせてくれてありがとう。

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