手動の信号機

病院勤めの時はあまり気にしたことなかったんですが
接骨院に勤めている時や、今整体師として働いていると聞かれます。

「やったらいけませんか?」
「やらないとダメですよね?」

この言い方されると「はい、そうですね」と言いたくなりますが
「どっちでもいいですよ」と言っちゃいます。

したければ、すればいい。
したくなければ、しなければいい。と私は思います。

例えば、腰ベルト。
「病院で買ったんですけど、つけててもいいですか?」
「かゆくなるんですけど、つけないとダメですか?」

例えば、日常の行動。
「〇〇をしたら痛くなったんですけど、やらない方がいいですよね」

命に関わること以外は、私は正直どちらでもいいと思ってます。
なので私はそんなことを言ってしまいます。

「してはいけないこと」「しなければならないこと」ばかりの毎日では
楽しみもなく、何のために治そうとしているのか忘れてしまいません?
私は「楽しくないこと」は頑張れません。
だから「宿題」を出します。 
「やりたいこと」のための宿題なら、みんな頑張ってくれます。

動かないところをスムーズに、痛いところを緩和させる、
それが私の仕事です。それしかできません。
前に進むには「力」が必要なんです。

『5分好きなことをして、そのあと23時間55分寝込むことになったら
寝込んでいるときに「今日は5分もできた」と喜んでください。
その貴重な時間はやりたいことに使いましょう
私の仕事はその5分を8分、15分、1時間、と伸ばすことです。』
治すのは私ではありません。
その方の細胞が意思を持って治すと、私は思ってます。

自分でダメなこと増やしてませんか?
前に進んだことを褒めてあげて欲しいです。

そうしたら、不定愁訴や慢性的な痛みで悩む方たちに
笑顔が増えると、私は思ってます。

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