「心理的安全性」についての考察会
本日、redmineエヴァンジェリストの会の コバ(@bowkoba)さんと打ち合わせを実施しました。話の題材は「心理的安全性」についてです。「心理的安全性」はどうしたらできてくるのか?きっかけは上記のツイート。
1.心理的安全性は「作る」?「作られる」?
「心理的安全性」は「作るのが先」か「作られるのが先」か…「卵鶏論」のどちらかという話からスタートしました。
作る…予め心理的安全性に落とし込めるようにする環境を作る。上記ツイートの本の内容に近いところではないかと考えます。
作られる…色々な作業をチームで行って、うまく行った結果現れてくるものと考えます。
難しいところですが、私は「作るのが先」だと思っていると話をし…ただし、現場に合わせたことを考える必要があるという内容で話が展開していきました。ここに関してはコバさんと話は一致。
2.「銀の弾丸」はない。そもそも「鉄砲を打ったことのない人」が求めるのが不思議
何故か日本企業あるある。すぐに「結果」が出る様な「銀の弾丸」を求めてしまう。だが、そもそも、その「銀の弾丸」と言われる「決定策」を発射する「鉄砲」を使ったことがない人が多々いる…。まずは「鉄砲」となる「プロセス」から学ぶ必要があるという話。
3.全ての物事には「合意形成」が必要
物事を決めるには「上司」も「部下」もお互いに「合意形成」が必要だという話。合意形成を得ることで、お互いに納得した中で仕事ができる。その「合意形成」を作るために色々なツールが世の中には存在する。
4.「工数がない」は「言い訳」
上記の様なカイゼン活動を実施しようとした際に必ず出てくる「工数がない」という言葉は「言い訳」しかない。今、カイゼンすべき内容なら、すぐにでも手を打つ必要があり、物事を長期的に捉えて適宜必要に応じて要求をし、説明をしていく必要がある。
5.ただ真似をするだけではいけない。「プロセスコンサルタント」が必要。
心理的安全性を結果として出来上がるためには、そこに向かうまでの過程が重要であり、あるツール、体型を作ったからといって別の環境でうまくいく様なことはない。必ず、今適応しようとしている問題に対して、どの様に対処していくか「プロセスコンサルタント」が必要である。
とりあえず、殴り書き程度の議事録として公開します。
番外編
redmine.tokyoやredmine.osakaがテクニカルな話が多くて、事例紹介や成功談、失敗談が少ないので新規の人たちが入りづらいのではないか?という話になりました。私もですが、一度しっかり事例を作って報告ができればと考えたりしています。11月の東京で何かしらオンライン発表ができればなぁ…。