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浄土真宗本願寺派で若いお坊さんにお話して感じたこと
先日、浄土真宗本願寺派にて布教師課程講座講師として「葬儀問題」をお話をさせていただいた。
私などに白羽の矢を立ててくださった専任講師のみなさんには頭が下がる。
オーダーは供養現場で僧侶と遺族の間に立っている私の経験からみた葬儀問題と僧侶への提言だった。
普段、住職や奥様、檀家さんに向けてお話することが多いのでまだ20代の僧籍をもったばかりのみなさんにお話する機会はめったいにないし、3時間にわたる講義なので、体系的かつ問題提起ができるようにいつも以上に準備に力を入れた。
オンラインでの講座だったのでその場で活発な意見交換やワークショップなどができなかったので反応は定かでないところがあったのが残念。
それでも、これから経験を積まれて副住職になり、将来今よりも厳しい時勢の中で住職に就任されるであろう方々なので遠慮なく包み隠さず、私が見てきたもの感じていることを精一杯お話させていただいた。
改めて若い僧侶のみなさんのお顔を見てこれからの仏教会、供養業界の中でどのように宗教者としてご活躍されていかれるのだろう。と思いを馳せると思わず力が入って3時間もあったのにかなりしゃべくり倒してしまった。
今、供養現場でおこっていること。これから僧侶として必要と思われること。
など僭越ながらいろいろとお伝えさせていただいた。
教義と実情のギャップや厳しめの提言に対して、若いご僧侶のみなさんがどこまでイメージしていただいたのかとても気になっている。
それは、怒りでも疑問でも不安でもなんでもよくて、なにか1つ引っかかりがあればそこから思考してご自身の問にしていただければ、気づきや新たな視点が見えてくると思っているのでそういったなにか「引っかかり」が1つでも若い僧侶のみなさんの中に残っていればいいなと願うばかり。
こうやって多くのお坊さんの前で話し度に思うことだけど、私自身も町のお寺や本山の方とお話を重ねながら、頭と手を動かし、少しでもお寺と檀信徒や地域の関係性をよりよくしていくことに尽力して、なにか1つでも「引っかかり」を提供できる人間でありたい。精進あるのみ。