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2023年仕事納め~飛躍への準備~

2023年も今日でおしまい。

コロナも落ち着いた今年、「今までで1番動く」と個人的に決めていただいたご縁をほぼ断らず自分の120%を出せるように1つ1つ取り組めた1年になってほっとしている。

一応、会社の経営者なので自分のスケジュールを参照して今年をふりかえってみたら「え?これも今年?」と驚いた。それくらい多くのことに取り組めたということ。と前向きに捉える。

簡単に手元の資料から覚えているできごとをふりかえってみる。

  • 某寺院の預かり遺骨整理プロジェクトプロデューススタート

  • 某寺院の新規納骨堂プロジェクトプロデューススタート

  • 某寺院のパンフレットリニューアルプロジェクトスタート

  • クラウド管理寺務台帳のKPIが80%達成

弊社はこれに加えて、通常業務が大きく3つ。

年末年始以外は『青山霊廟』と法事法要の支援のために実相寺に誰かが出勤し、檀信徒や利用者の応対や終活相談、死後の喪主代行などの支援。

実相寺の青山霊廟は運営支援をはじめて丸12年。ご契約者様の逝去や想定外に喪主不在になった契約者さまの喪主代行や遺言執行が重なった1年だった。納骨堂提供の枠をこえて人として真心をこめて向き合い、弔った住職・副住職、うちのスタッフに心から敬意を。

更に、永代供養を希望する一般の方と檀信徒以外への永代供養も行っている寺院をつなぐ『納骨堂サポートセンター』の相談業務。年々確実に変わっている相談業務内容や寺院事情に粘り強く、真摯にむきあってくれたスタッフの成長と新スタッフの参加が頼もしかった。

365日安全に稼動しつつ進化・改善するために『クラウド管理寺務台帳』の開発・保守・利用者サポート。運営2年半になり、契約者が昨対1.7倍。その分、メンテナンスや初期設定の手間や機能改善の増加に文句1つ言わず常に「それが本当のお寺のためになるのか?」を一緒に考えてくれるエンジニアの存在に感謝。

仲間とお客様に心から感謝

少ない人数で、取引先、お客様、関わりあるみなさまに価値を提供しつつ、12月時点で過去最高売上で終えられるのは今年1年、みんながそれぞれの役割を最大限務めてくれたおかげ。ありがたい。

そして、そんな弊社を信じて、協力してくださっている取引先のみなさま、お客様に心からの感謝を。

「いったい何人いるんですか?」とお寺のみなさまには驚かれるが弊社は直雇用スタッフは5人もいない。

そこに役員数名と弊社の理念に強く共感してくださっているプロのみなさん数名のみ。

その人数でこれだけの仕事を確実に行い、納品させていただいたお客様に喜んでいただける1年になったことがなにより嬉しい。

年末の実相寺の大掃除では、休日のはずのスタッフがお子さんを連れて来てくださったり、せいざんの役員も全員揃ったり、古巣のメンバーが来てくれたりとみんなで和気あいあいと掃除を通して日頃の感謝を伝え合いながら、よりお互いを知る時間になってありがたかった。

個人的にも多くの挑戦ができた年になった。
新しいことに挑戦するといつも至らない部分に出会うけど今年は例年の比ではなかったかもしれない。「私がもっとできること・時間が増えればばもっと多くの価値を提供できるのに」と正直悔しい思いもたくさんした。

ただ、自分1人でできることには限界があって、人を頼る、相談することの大切さも今まで以上に痛感した。頼った際には快く手助けしてくださる方々やうまく相談できない私の状況を察して相談にのってくださって支援を申し出てくださる方々に恵まれて泣きそうになることが多々あった。頼れる先があること、助けていただけることが本当にありがたかった。

頼った後に鮮やかに効率よく美しい仕事をしてくださるみなさんの様を見て、まだまだ成長できることも教えていただけた貴重な1年になった。

300年後も残る価値を

今年最後の役員会を終えて、仕事納めを迎えた日。

「100年でも短期。所詮目の前の売り上げた経済原理主義的モノサシでの価値があるなしになる。でもそこに本当の価値はない。価値があるとすれば300年後も、会社の名前がたとえのこっていなくても自分たちがよくしたいと思った業界を通して社会がよりよくなっていることに貢献できる価値を提供していることだろう。だからやっぱり自分たちのやりたいことにまっすぐに魂こめてこれからも300年後に繋がる仕事をしていたいね。」

そんな会話を役員でした。

ある価値観からみれば荒唐無稽な綺麗事で戯言かもしれない。でもこの話を至極真面目に、誰も「そんなの無理だよ」と言わず当たり前に真剣にうなずく。

小さな会社だけれども、本気でこんなことを考えている覚悟が弊社の特徴なのだろうと思う。

会社が大きくなることも、誰かが決めた市場価値で高く見せることにも興味はない。

本質的にお客様のためになる仕事、社会のお役にたつ仕事をしてはじめて自分たちが納得のいく仕事になるはずだから。

価値ある仕事を行うために、必要な人材は採用して仲間は増やしたいし、今弊社で一緒に働いてくれている仲間や協力してくださっているみなさまには最大限金銭的にも時間的にも仕事のやりがいとしても、恩返しできる会社でありたいと思う。

そのためにも経営としては綺麗事だけでは成り立たないので、地域と寺院のためになる価値を提供した対価をいただいていく必要はある。

ただ、やっぱり大きくなりたいとか、市場価値を上げたいとかは心から思えない。

信頼できる仲間と目的にむかってまっすぐに進む手段として会社を営んでいたい。心から思うことはそれだけ。

来年はいま時点で大きなプロジェクトや支援依頼をいただいているお寺との契約が複数決まっている。通常業務をしっかり固めつつ、寺院支援を通して300年後の価値に繋がる価値を提供できるよう精進するのみ。

『敬うこころをひろげ、次世代につなぐ』

社の理念に違わない事業を育て、綺麗事を戯言にしないように、今年積み上げたことを来年より磨き、価値を提供できる会社として飛躍できる2024年を迎えたい。

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